デッドチューブ2巻
ネタバレ感想
デッドチューブの漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。
真城舞を願いを聞き、殺人シーンを撮って興奮した町谷智浩。
今度は映画研究部の監督の自殺を阻止するために密着撮影を敢行。
しかし、彼女は屋上から落ちていった・・・が
デッドチューブ
デッドチューブとは、動画を投稿して視聴数を競うゲームらしい。
視聴数に応じて報酬が支払われるところは、他のサイトと変わらないが、デッドチューブは視聴数を稼ぐ為の手段を問わないというイカれたルールが適用されていた。
そう言ってドアから入って来たのは大島だった。
地面に叩き付けられたのはメイクの山田で、大島は途中で受け止められていたのだ。
わざわざ山田を本当に落として殺したのも、樋口たちを水野とヤルのを条件に仲間に引き入れて殺し、この場にいる部員は大島とセフレになれる代わりに撮影を手伝っていた。
そして水野は、お金の為に女優として働いただけだった。
友情も恋も青春も全て、リアリティがある動画をデッドチューブに投稿するための演技だった。
大島はカメラを回し続け、町谷の最後の台詞を催促した。
すると、彼もカメラを構え残念ですと呟いた。
その時、死んだはずの真城が起き上がり、軽く血を拭って微笑んだ。
特殊警棒を抜き、圧倒的な動きで最初に男二人を血祭りにあげ、腰を抜かした水野の顔面に警棒を振り抜いた。
大島はバットを拾って防戦しようとしたが、それはプラスチック製のおもちゃで、あっさり鎖骨もろとも叩き折られてしまう。
大島に部員が捕まっている写メを見せられた時に、彼女に違和感を抱いた。
デジカメで撮ったにしてはおかしいピンボケの仕方を見て、真城の動画を切り抜いてくっつけた合成だと気付いたのだ。
カメラマンの彼にとっては当たり前に気付けることで、だから真城の方の話に乗って、偽のバットと血糊を用意して、それが役に立ってしまった。
監督だけは信じたかったが、結局黒幕は彼女だった。
真城はエロが足りないと言って大島を全裸にさせ、町谷の靴を舐めさせた。
醜い顔で無様に這い蹲って命乞いする彼女を見て、彼はまたガチガチに勃起していた。
そして二人は、彼女を屋上から落し予言通りにした。
彼女の体は犠牲になった山田と折り重なって潰れていた。
翌日。
学校では何事もなかったかのように文化祭が行われた。
生徒が登校する前に事件の痕は片付けられ、大島が山田との女同士の恋愛の末に部員諸共心中した、なんていう出鱈目な内容に改竄されていた。
警察もマスコミも学校も誰も騒ぎ立てない異常な状況が理解できない町谷は喚き散らすと、真城は全部説明するから今晩うちに来てと誘ってきた。
断れるはずもなく彼女の家に行くと、入るなりクラッカーを打っておめでとうと言われ、意味が分からない歓迎をされる。
促されるままパソコンの前に座らされて画面を見ると、そこには昨夜の大島が地面に叩きつけられるまでの、町谷が撮った動画が流されていた。
さらに全体を覆いつくすほどのコメントが流れていて、そのほとんどが真城やカメラワークを賞賛するものだった。
デッドチューブとは、撮る・投稿する・みんなで楽しむだけの至ってシンプルなもの。
その回の視聴数一位になった者には、視聴数一つにつき10万円の報酬が支払われる。
ただし、最下位になったら、その回にかかった全員の費用と罪を背負わなければならない。
だから今回は、大島が動画を投稿する前に死亡したので、不戦敗で罰を受けたのだ。
真城が町谷を選んだ理由は、どんな残酷な状況でも目を逸らさずにカメラを回し続けて勃起するような変態で、コメントで賞賛されたように、美しい画を撮れるからだった。
そして次は、別木エリという若い女性を一週間撮影しろというもので、後日、彼女は町谷たちのクラスの担任として赴任してきた。