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「進撃の巨人」ネタバレ感想16巻。ヒストリア父を背負い投げてイカす

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進撃の巨人16巻ネタバレ感想
エレンの走り方は気持ち悪いのか検証が必要だ

クーデターを成功させた調査兵団。これで、壁の中の敵対勢力の大元を抑える事が出来た。

しかし、肝心のエレンとヒストリアがロッド・レイスの手に落ちたままだ。

エレンは父の記憶を見せられ、5年前に何があったのかを知ってしまう。ずっと父の行方を
気にしていたが、突きつけられた現実はあまりにも悲惨なものだった。

第63話 鎖

ヒストリアはエレンに触れたことで、自分の中に眠る記憶が甦った。レイス家長女のフリーダ
に優しくしてもらっていたこと。ずっと一人だと思ってたのは間違いだった。そのフリーダは
もうこの世にいなかった。5年前のあの日、エレンの父、グリシャによって殺されたのだ

グリシャは外の世界から来た巨人化出来る人間だった。グリシャはフリーダが持つ巨人の力を
奪うためにやって来た。フリーダの巨人は巨人の始祖とも言うべき強力な巨人だったが、
グリシャの方が錬度で勝っていた。フリーダは敗れ、グリシャに喰われてしまう。グリシャは
残りのレイス家の子供たちを殺していったが、ロッドだけ取り逃がしたのだった。

礼拝堂には未だ野放しになっている憲兵団対人部隊が待ち構えている可能性が高い。
リヴァイは俺がもう一人いると思えと、注意を促す。隊長のケニーはミカサと同じ
アッカーマンという姓だった。ミカサと何か繋がりがあるのかは本人も知らないようだが、
アッカーマン家は都市部で迫害を受け、人里離れた地に移り住みそこで同じような経緯で
暮らしていた東洋人の母と出会い、夫婦となったらしかった。

リヴァイはミカサに突然力に目覚めたような経験をしたことがあるかと問う。ミカサは
強盗殺人犯を殺した時に、それを感じていた。そしてリヴァイも同じ感覚を経験したことが
あると言うのだった。

ロッド・レイスは鞄から注射器を取り出し、フリーダに会いたいかと訊ねる。当然、
会いたいと答えるヒストリア。エレンは父の記憶によって、その注射が巨人になるための
薬だと気付いた。

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第64話 歓迎会

リヴァイ班は礼拝堂に着いた。手を血で染める覚悟はしっかり出来ていた。立体起動に
お誂え向きの広い空間だった。そこの柱の影で対人部隊は待ち構えていた。

リヴァイ班は空間内を煙で充満させ、それに紛れて接近戦に持ち込むつもりだった。
数では圧倒的に不利だったが、実戦の差は大きかった。煙のせいで撹乱され、敵を見つける
事さえ出来ない。しかも銃を備えた立体起動の弱点も見抜かれていて、次々と背後から
切り殺されていく。サシャの弓とアルミンの信煙弾でうまく援護され、銃の利点を
有効に使えないでいた。

しかし、銃の弱点に注視したことが仇となり、ハンジは深追いしたところをアンカーで
突き刺され柱に叩きつけられてしまう。その隙に対人部隊は体勢を立て直すべく距離を
あけていく。

最期の時を迎えようとしているエレンを前に、ロッドは壁の中の世界の真実を語りだした。
この洞窟は約100年前にある巨人の力によって作られ、それはあの三重の壁もそうだった。
その巨人は人類の記憶を操り、この壁の中に平和な世界を築こうとした。だが、記憶の
改竄の影響を受けない血族が少数ながらいた。しかし、その血族も他の人類も、100年前の
歴史や巨人がどこから来たのかは知らなかった。ただ一人、巨人の力を受け継いだフリーダ
を除いて

レイス家は、代々巨人の力と記憶を受け継いできた。巨人の力を宿した先代の人間を
喰い続けることが、レイス家の宿命だった。巨人の力を得た者は、それをどう使おうと
自由だった。世に広めるも秘密にするも個人の判断に委ねられた。それでも、この100年間
誰も口外したものはいなかった。それこそ初代レイス王の理念に違いなかったからだ。

始祖の巨人の力を使えば、この世界の巨人を駆逐することも可能だった。しかし、未だ
巨人の脅威に人は怯えている。それは、今巨人の力はエレンに宿っているからだった。
レイス家の血を受け継ぐ者でないと、巨人の力は発揮されないのだった。

第65話 夢と呪い

若かりし頃のケニーは憲兵を殺し回っていた。かつては王の側近としていい身分にいた
アッカーマン家は、彼をはじめ地下街や山奥でひっそりと暮らすようになっていた。
ケニーはなぜアッカーマン家が没落するに至ったか、祖父に話を聞きにいった。
祖父によると、王の記憶の改竄は大多数の単一民族にしか効果がなく、少数民族である
アッカーマン家や東洋の一族は例外だった。王は民の記憶を改竄し、外の世界を忘れさせ
壁の中に理想郷を作るのが目的だった。それには少数民族が口を噤む必要がある。
しかし、その二つの一族はそれを拒み、王政から離れるしかなくなったのだった。

ケニーは長年夢見ていたものが崩れ去る音を聞いた。自分が王になれないと知り、自棄を
起こす。父を妄信しているヒストリアに、ロッド・レイスが如何に酷い男なのかを
懇切丁寧に教えていく。使用人と欲望に任せて拵えた挙句、その存在を疎ましく思い
躍起になって隠し続けた。しかし、正妻との子が全員死ぬや否や、捨てた子に会いに行く。
そこで命を救ったのは、父性でも罪の意識でもなく、ただ力を受け継がせるレイスの血が
必要だっただけだ。フリーダ達が殺され力を奪われたことも隠した。レイス家の求心力を
損なわないためだった。この5年間隠し通したおかげで、たくさん巨人の餌食になった。
ロッド・レイスにとっては家族も、人類も、ヒストリアも、保身のための手段に過ぎないと。

話し終わったケニーはエレンの猿ぐつわを解き、額に切り傷をつけた。二人の巨人を
戦わせ見物してやろうと言うのだ。
焦ったロッドはヒストリアに注射器を渡し早く打てと急き立てる。しかし、エレンは微動
だにせず、涙を流しながら悲しみと悔しさを吐露し始める。
「いらなかったんだよ。俺も親父も・・・親父が5年前にここでこんなことをしなければ、
お前の姉ちゃんが何とかしてくれるはずだったんだろ?俺と親父が巨人の力を盗んだせいで、
一体、どれだけ人が死んだ・・・アルミンの爺ちゃん。トーマス、ミーナ、ナック、ミリウス、マルコ、リヴァイ班の皆、ハンネスさん・・・それだけじゃないが、俺はとても償い
きれない。あの訓練の日々も、壁の外への夢もいらなかったんだよ。俺はいらなかったんだ。
だからせめて、お前の手で終わらせてくれ。俺を食って、人類を救ってくれ。ヒストリア」

「エレン。あの時は・・・私のことを普通の奴だって言ってくれて、嬉しかったよ」

そして地下空間は眩い光に包まれた。

第66話 願い

注射針を刺し込んだとき、ヒストリアは冷静に考えた。どうしてフリーダ姉さんは、
巨人を駆逐しなかった?彼女だけじゃなく、この100年もの間巨人の力を受け継いできた
レイス家の人間は、どうして人類を巨人の脅威から救おうとしなかったのか?

そう言えばフリーダはヒストリアが牧場の柵を超えようとしたら、人が変わったように
怒ってきた。その後は「私たちは罪人だ」と酷く落ち込んでいた。そう話すと、ロッドは
当然のように言った。
初代レイス王が、人類が巨人に支配される世界を望んだからだ」と。なぜそう望んだのかは
記憶を受け継いだ者にしか分からない。ロッドも父が巨人の力を持っている間に、何度も
巨人の駆逐をさせようと説得した。しかし、父は決して首を縦に振らず、また理由も話そうと
しなかった。弟が巨人の力を受け継いだときの眼を見て納得した。この世の理を知った
彼らは「神」になったのだと。

ヒストリアは、確かにエレンが巨人の力を宿したままでも、人類に望みはないと思った。
自分が継承しても、初代の思想に支配され人類は救われない。父は私が「神」に
なることを望んでいる。でもユミルはあの塔で助けてくれたときにこう言っていた。
お前・・・胸張って生きろよ」と。

ヒストリアは注射器を投げ捨てた。もうこれ以上自分を殺すのは嫌だったのだ。

ヒストリアは階段を駆け上がり、エレンの鎖を解こうとする。エレンはもう殺してくれと
泣き叫ぶが、私は人類なんか滅んだっていいんだ。私は人類の敵で超悪い子なんだと
捲し立てる。

背負い投げられたロッドは、足腰が立たず、這いつくばって地面に流れた薬を舐め取った。
たちまち超大型巨人をも超える巨大な巨人を出現させる。

洞窟の崩落が始まる中、リヴァイ班が到着しエレンを鎖から解き放っていく。逃げ道が
岩石で埋まっていき、絶体絶命に追い詰められる。エレンは悲観に暮れるが、リヴァイ班は
絶望的な状況でもどこか楽観的に見えた。今出来る最善策はエレンが巨人になって、
なんとか活路を見出すしかない。女型の巨人に襲われた時のように、再び選択を迫られた
エレンは、ロッドが持っていた鞄の中の薬壜を噛み砕き、微かな希望に身を投じた。

感想

進撃の巨人16巻でした。

礼拝堂地下洞窟内で行われた、人類の存亡を左右する手に汗握るやり取りが続きました。

対人部隊は非道な任務ばかり行ってきましたが、中身は泥臭い人間味で溢れた奴らの
集まりに見えました。希望のない世界だから、大きな夢を見せられてそれに縋り付いた
だけだったのですね。

いざとなったら巨人化する辺り、戦隊ものの敵側を彷彿とさせますね。特にロッド・レイス
はその雰囲気がプンプン臭います。

外の世界の民と、壁の中に住まう民の間で何があったのか?それが全ての根幹を成す
謎です。悪魔とは?罪とは?

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