
ゾンビパニックの新星インフェクション
宮城県仙台市。高校2年の天宮晴輝は、友人たちが勝手に恋のキューピッド役を引き受けてしまい、幼馴染みと体育倉庫に二人きりにさせられることになった。
扉を閉められ二人きりになったものの、そこに居たのは初めて見る知らない女子だった。
偶然にも巻き込まれてしまったその子の名前は磯波きらら。
まさか、これから3日間も閉じ込められるとは・・・
尻と蛆虫
三日ぶりに外に出た二人は、ひとまず教室に荷物を取りに行った。
しかし、そこには変わり果てたクラスメイトの姿があった。
目や口を埋め尽くすほどの大量の蛆虫をまき散らす委員長。
他の生徒を動物のように喰らうクラスメイト。
何が何だか分からないまま、晴輝はきららのところに向かい、襲われている彼女を連れて、その場を離れる。
ここから彼女は尻丸出しがデフォルトになってしまう。
学校の外も「保菌者」で溢れかえっていて、再び学校に戻る。
しかし、そこで取り囲まれてしまった二人は覚悟を決めた。
榎並とらぎ姉と高スペック妹香里
ぷりぷりの尻を堪能したのも束の間、爆乳と外道の登場。
空気が読めないらぎ姉と、彼氏活用率100%の榎並。
これでもかと彼氏を絶望に突き落とす言葉のチョイスは、彼がドMであることの証明になっているのだろうか。これも一つの愛なのか。
さすまた道3段とカポエラの心得がある香里は、クソ教師をうまく使い子どもたちの救出に多大な貢献をする。
低学年ばかりとは言え、二階の高さから落ちてくる子どもを何人もキャッチできる晴輝の筋力と言い、常人離れした兄妹だ。
感想
インフェクション1巻でした。
面白度:☆9 ゾンビ度:☆9
使い古されたネタなのに、ゾンビ作品はどんどん生み出されていく。
その中でインフェクションは、蛆虫というショッキングで気持ち悪い描写を用いて、圧倒的な違いを見せつけた。
感染経路、症状、原因、規模などの細かい差の違いはどの作品も考えてるだろうが、このインパクトはなかなか凄いものがあると思う。
きれいな絵と惜しみない尻の連続も、読者の心を掴んで離すとか離さないとか。
これからも、おもしろい違いを期待したい。