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「ドメスティックな彼女」ネタバレ感想11巻前半。ありがとう、さようなら。どうか元気で・・・

ドメスティックな彼女11巻ネタバレ感想95話~99話

伊豆大島に撮影見学合宿に来た文芸部。

その地は偶然にも陽菜の赴任先で、それを知った夏生は彼女の元へ駆け出す。

 

 

第95話

会いたい一心で駆け出した夏生は、恋焦がれた陽菜に再会した。なのに、彼女はすぐにドアを閉めようとして、彼の指を挟んでしまう。

感動の再会とはいかず、手当てのために部屋にあげられた。それでも突き放すように早く出て行って欲しい態度を貫く彼女に我慢できず、思いっきり抱きしめてキスをする。

 

熱く相手の体温を確かめるような絡みつくキス。すると彼女が、私も本当は会いたかった・・・と言ってはくれなかった

 

 

あの頃は全て気の迷いだった。萩原との未来を描けず優しさにほだされただけ。賞も取って雑誌にも掲載されたなら、もっと厳しい。高校生作家と教師が禁断の愛なんて、マスコミの恰好のネタにされるし、今度は異動程度じゃ済まない。
だから、ヨリを戻す気なんてない

 

そう彼女は言い切った。

しかし彼が帰って一人になると、彼の小説が載った雑誌を胸に抱き、泣きに泣いた

 

 

なかなか帰ってこない夏生と瑠衣。そろそろ夕食の時間になりモモが電話してみると、迷子になって帰り道が分からないらしい。
アルが迎えにいくと、瑠衣は涙の痕で少し目が腫れているようだった。

ほどなく夏生も戻り、揃って夕食の席についた。食後に自販機前のソファでくつろいでいたアル。そこに瑠衣が来て元気がないままジュースを買って離れていこうとする。いても立ってもいられず後ろから抱きしめるアル。

それを瑠衣は拒もうとしなかった

 

 

第96話

一度身体を離すと、今度は彼女からハグしてと言ってきた。戸惑いながらも願ってもない状況に抱きしめるアル。
思わせぶりな態度を取ってしまっても、今は誰かの温もりに慰められたかった。

 

上機嫌で部屋に帰ってきたアル。瑠衣がデートの約束をしてくれたらしいが、夏生は何も言うことができなかった。

 

 

次の日は海で遊ぶことにした。元気のない夏生の手を引いて連れ出すモモ。岩場でカニ獲りをしているうちにテンションが上がってきた。その時、岩に水着を引っ掛けたモモが落水。助けようとした夏生も一緒に落ちてしまうが、何もしてないのにご褒美をもらえる。

 

アルと瑠衣も少し離れた岩場にいたが、彼女が足を滑らせて足の裏を切ってしまう。すぐにTシャツを脱いで包帯代わりにする彼を見て、彼女は新しい気持ちを育んでみようと思い始めていた。

 

 

帰る時間になって携帯を失くした事に気付いた夏生は、心当たりを探しに飛び出した。そのすぐ後に拾って届けに来てくれた人がホテルまで来た。
それは陽菜だった。

 

 

第97話

久しぶりに再会した先生と教え子たち。はしゃぐ生徒達と、少し気まずそうな笑顔で話す彼女が痛々しかった。
生徒だけでなく、姉妹も久しぶりの再会だった。

 

 

二人きりになり、夏生に何を言ったのか問い詰める瑠衣。陽菜は正直にありのままを話すと、本心はそうじゃないでしょとあっさり見破られてしまう。

 

お互い想い合ってるなら、もっと気持ちに素直になってもいいんじゃないと捲し立てる妹。でも姉の好きの表現方法は、相手の枷になるくらいなら自分を犠牲にすることだった。例え、その時は悲しみに明け暮れても、彼には踏み出したばかりの夢に大きな可能性があるのだから。

 

 

出航ギリギリまで探し回っていた夏生が戻ってくると、陽菜がいて携帯を届けてくれていた。一言添えて、二人の思い出が詰まった携帯を手渡してくれた。

船着場でそれぞれに別れの挨拶を交わす。姉妹が多くの思いがこもったそっけない一言を交わした後、夏生は未来を共にする誓いの指輪を返し、さよならを告げた

 

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第98話

合宿から帰ってからというもの、またスランプに陥り書けなくなっていた。見かねた蔦谷は書生のバイトを紹介する。
相手は桃源繁光。本名は胡桃沢という有名な作家だった。

地図を頼りに見つけた場所には、寂れた一軒家があった。インターホンを押しても誰も出てこないので中に踏み込むと、さながらゴミ屋敷だった。

奥の部屋には死んだように横たわっている桃源本人がいて、殺害現場のようだった。自己紹介もそこそこに夏生の読み切りをあらかたけなした後、部屋の掃除をいいつけて寝直しに出て行ってしまう。

 

夕方頃に桃源が起きてきた時には、大分整理整頓できていた。気の利いた整理の仕方に目を見張った桃源は、取材と言って夏生を同行させた。

連れて行かれた先の一軒目は、ラマン店長の知り合いが大勢働くゲイバー。続いて文壇バー、キャバクラに行った所までは覚えていた。
知らぬ間に酒を飲まされ、気がつくと見知らぬ女性と一緒に寝ていた。

 

 

第99話

とにかく服を着て携帯を確認すると、父から何十件も着信が入っていて今もかかってきたところだった。言い訳して謝っていると、目を覚ました女性が喘ぎ声を向こうに聞かせようとしてくる。

 

すぐに切ると、今度はベッドに押し倒して昨夜の続きを催促してきた。

 

だが夏生には記憶がない。バカ正直にうろたえる彼に、全部冗談で、そもそも酔い潰れたのを介抱しただけだと話してくれた。

桃源とは5年ほど前に取材で店に通うようになってからの付き合いらしい。夜の街を舞台にした「月歌」という賞を取った本の取材だったが、それから定期的にずっと通ってくれているのだと言う。

 

 

その後、桃源の家で待っていると、暗くなる前に帰ってきた。そこに資料が配達されてきて、書斎に運ぶのを手伝った。初めて入った書斎は、天井まで届く本棚に入りきらないほど、大量の書籍で溢れていた。

夏生はそれを見て素直に、綿密な取材をされると聞きましたが資料の数も凄いですねと何気なく言った。すると、お前は自分の半径5mの物事しか書けないのかと返される。

 

人一人の想像力なんてたかが知れてる。だから、半端なものを書かないためにも取材と資料が重要になるし、それが自分の世界を広げてくれる。想像することは必須だが、それだけじゃすぐに枯渇するぞと、厳しく言い放たれた。

 

 

感想

ドメスティックな彼女11巻前半でした。

陽菜との完全な別れに、瑠衣の手も振り解いたので、もう残されたのはモモしかいなくなりましたね。ざまあ。アルとくっついて欲しいとは思いませんが、1年生の出る幕がないのが可哀想です。

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