
巨蟲列島1巻ネタバレ感想
巨蟲列島のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
修学旅行で飛行機に乗っていた高校生達。
楽しい思い出になるはずだったのに、雲より高い空の上でエンジンが大爆発を起こし、一人二人と青い空に吸い込まれていった。
遭難と生存者
運良く波打ち際に打ち上げられていた織部睦美。
自分が置かれた状況を理解してパニックに陥るが、サバイバルの知識が豊富な彼女はほどなく冷静さを取り戻して、救助が来るまで適切な行動を取り始める。
そこに現れたソフト部の松岡歩美。お互い、最初に出会った生存者だった。
予想では最長3日間乗り切れば、救助が来るはず。それまで異様に大きいフジツボやカメノテを食べて、空腹を満たすことにした。
昆虫をはじめ、生物やサバイバル知識が豊富な睦美に指示をもらいつつ、二人は他の生存者を探して苦難を乗り切ろうと決意した。
一方、8人グループで行動している生存者たちがいた。あてどなく島内を歩いていると舗装された道路と自販機を見つけ、我先に走り出す柘植と甲斐。
自販機を破壊する男子を、こんな時でも注意する委員長の鳴瀬千歳。睦美の親友である。
おどおどしたままの白川美紀。
ビッチで教師にも股を開く神野美鈴。
脳筋ヤンキーの上条アツシ。
アイドルをしている三浦真美。
オタクで真美が好きな小田哲。
そしてワンダーホーゲル部で、生き抜くために地図を作成中の伊能愛。
自分勝手な人間ばかりで、まともな連携もとれていないことに危機感を抱く千歳。親友の睦美の生存を信じて、唯一戦力になって協力できそうな伊能と共に頑張ろうと決意する。
しかし、その思いは唐突に打ち砕かれてしまう。
巨大な昆虫たち
伊能が用を足そうと皆の輪から離れて繁みに踏み入ったら、第一の巨蟲が現れた。
体長が人間台ほどもある蝶。
羽を広げたら数mはあろうかというミヤマカラスアゲハだった。
腰を抜かした伊能は逃げることもできず、半脱ぎのまま触手を刺され体液を吸われてしまい、あっという間にミイラのように干からびた。
その混乱の中で、柘植と小田も殺される。
悲鳴を聞きつけた睦美と松岡が合流したが、固い外殻にナイフも通らない。
千歳と松岡も襲われるが、冷静さを失わなかった睦美は、火が弱点であることを思い出し、スプレーとライターの即席火炎放射器で撃退した。
一息つけたのも束の間、ヘリのような羽音と共に巨大なジガバチが現れ、千歳を捕まえ針を刺し込み連れ去っていった。
まだ麻酔を注入されただけで殺されてはいないはずだと睦美の言葉で、助けに行くか行かないかで分裂するが、剣呑な空気になったせいで睦美が諦めると言って救出は断念することになった。その代わり、携帯のGPS機能で、居場所の地理や標高から虫の分布も予想できて、襲われる予防ができると進言。
しかし、使える携帯を持っているのは千歳だけだったことが判明。
危険を回避するには睦美の知識と判断が必須なのは、もう皆分かっていた。
救出反対派も、仕方なくジガバチの行方を追わなければならなくなった。