
巨蟲列島2巻ネタバレ感想
巨蟲列島のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
進化の常識をはるかに超えた巨大な昆虫たち。
人間同士の醜い諍いも噴出し、この極限のサバイバルを生き残れるのか。
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医療施設
睦美の指示で、虫が動き出す前の夜明け前に出発した一行。
舗装道路を進んだお陰ですぐに着いた。
施設は島に似つかわしくない、立派な病院だった。
生理食塩水で毒素を排出させている時、甲斐は単独行動で病院内を調べ歩いていた。
その時、この島の真実を目にしてしまう。
ホルマリン漬けにされた怪物たちを。
自家発電で電気も点き、備蓄食料も手に入れて一息ついていると、急にアキラの目から何かが飛び出し、彼は奇怪な行動をして外に走り出した。
そのまま鉄塔によじ登り、訳の分からない言葉を叫び続けた。
それはレウコクロリディウムという寄生虫がとらせた行動だった。
彼の叫び声で巨大なヘビトンボが現れ、アキラの身体を真っ二つにしてしまう。
先に病院に逃げ戻った神野と上条は扉に鍵をかけ、他のメンバーを閉め出した。
ヘビトンボは容赦なく襲い掛かってきた。
白川を空高く咥え上げ、そのまま食い千切った。
中に入れればヘビトンボを撃退できる。そう言う睦美の言葉に、甲斐はピッキングで扉を開け、全員なだれ込んだ。
睦美は作戦を伝え、取り外したカーテンを持って外に出た。
ヘビトンボが白川を食べるのに夢中になっているうちに、天辺にライトが付いた鉄塔に登り、ライトをカーテンで覆い隠した。
後は、うまく逃げながらヘビトンボを誘導すればいい。
ハロゲンライトが最大に明るくなるまで熊除けサイレンの音で引きつける、命がけの鬼ごっこが始まった。
ヘビトンボが飛翔し、睦美を追いかけていく。
ギリギリで躱し、鉄塔に向けて誘導。
カーテンに結んだロープを引っぱり、ライトを露出させる。
煌々とした光に誘われて、ヘビトンボはライトに突進した。
その瞬間、甲斐がPCで出力を最大に上げると、激しい火花と共にヘビトンボは焼け焦げ、地面に落ちた。
紫外線が見えるヘビトンボには、夜明け直後の太陽より、ライトの方が明るく見えていたのだ。
一方、神野は千歳も寄生されていないか調べると言って、椅子に縛り上げショーツを脱がせていた。震える千歳の視線は神野の後ろに注がれていた。
そこにいたのは、巨大なカニだった。
中に戻ってきた睦美たちが千歳を見つけた頃には、最早切り刻まれる寸前だった。
数も多く外殻は固く、少し足止めするのが精一杯。
すると、機転を利かせた甲斐が部屋中を水浸しにして、電気を流し込んだ。
ヘビトンボと同じく、カニたちは黒焦げになった。