サタノファニ11話
ネタバレ感想

深夜12時を越えた瞬間、女囚たちは目を覚ました。

所長の言葉に誘われるように身体を起こして彼女たちは、再びあの夜の再演を行う。

 

 

11話

刑務所内のどこかにあるモニター室。

 

女囚たちのミラーニューロンが順調に発火していくのを、女医は満足そうに見ていた。

 

隣に座るスタッフから「スイッチ」に着替え始めた者がいますと報告され、すぐに映像を回させた。

映像に映し出されたのは、ピエロの衣装にいそいそと着替えている石動美依那だった。

またその衣装を着始めることに、主任と呼ばれた女医は微笑ましい笑みを零した。

 

 

隣の眼鏡スタッフがこんな衣装が本当に必要なんですかと訝しむと、女医は「人はユニフォームのような人になる」というナポレオンの言葉を持ち出した。

 

ファッションが人間に与える影響は大きく、その時々の服装に応じて人も変わるものだと言い、彼女たちに用意した「スイッチ」と呼ぶ衣装は、彼女たちの殺人鬼としての力を解放させるためのものだと続けた。

 

 

そう話す間にも、次々とスイッチに着替え始めていく女たち。

中でも巴あやは、一際高い数値を叩き出していた。

 

しかし、その中で一人千歌だけが着替えずにいた。

 

ミラーニューロンの数値も低く、前回同様どうしてか彼女だけがうまくいかない。

もしかしたら、彼女が起こしたレイプ未遂リベンジ殺人事件のように、強く追い込まれないと発火しないのかも知れないと考え、実験を続行することに決めた。

 

 

眼鏡はここにきて同情心を覗かせるが、女医は夜の彼女たちを見れば今にそんな気持ちも消えるさと、肩に手を乗せた。

 

そして第十次殺人実験が開始され、ドアの電子錠が開かれた。

 

 

女医はモニターから目を逸らさずに、また始まる今宵の殺人ショーで大きな成果を得られそうなことに期待した。

 

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