
ハンツートラッシュ12巻
ネタバレ感想
収まるところに収まった浜路と速水。
練習後に盛り上がった二人は、人目を忍んで乳くり合おうとしていた。
その二人が一緒にいるのを、萩原が気付いてしまった。
女子大生と合コン
二人がヒソヒソ話す声が聞こえてきて、ハッと足を止める萩原。
「キスして」
なんて聞こえたので、他の部員たちが近づかないように慌てて逃げ出した。
その頃二人は、本当にキスしていて、浜路は速水の水着をずらして胸に手を埋めようとしていた。
しかし、こんなところでしたら誰かに見られちゃうと、速水に冷静に判断されてまたしても最後までいけないのであった。
家に帰った萩原は、二人がキスしていたらしいのを知って悶々と妄想を繰り広げていた。
フッたはずの浜路が、自分にキスしようと壁ドンで追い詰めてくる。
自分はそれが嬉しくて顎を少し持ち上げている。
なんて考えて、ベッドの上でくねくねしていた。
でも、学校で二人が仲良さそうに一緒にいるのを見て、まともに見られなかった。
そして、堀口はさらにショックが強く涙を流して二人を見ていた。
それを不憫に思った中島が一肌脱ぐことにし、堀口の中島による堀口のための女子大生との合コンをツテにツテを辿って開くことにしたのだった。
そして、それに浜路も強制参加させられてしまう。
店を予約し、先に着いてスタンバっていたら、程なくして女子大生のお姉さん二人がやってきた・・・のだが、冴えない男3人を見て、間違っただの何だのとごまかして帰ろうとするから、男中島がテーブルに頭をついて土下座してお願いし、お姉さま方も根負けしていざドキドキの初合コンが開始された。
一人は急用で来れなくなったらしいが、コートを脱いだ二人の身体つきに、生唾ごくり。
だが、中島も堀口も盛り上げるのが下手すぎて、お姉さんはしらけ顔を容赦なく高校生男子たちにさらけ出してくる。
浜路は無茶振りされるが普通に拒否すると、いじけた堀口がブツブツセッティングした中島に文句を言い始める。
それが単純にイラついた中島は、堀口に
「何もできない包茎野郎は黙ってろ」
とマジな感じで言い返し、醜い争いが勃発。
被ってる被ってないの争い始め、キレた堀口が「なら見せてやる!」と言いながら立ち上がった瞬間、ポケットに忍ばせていたゴムが宙を舞ってテーブルにぽとり。
すると、それが逆に受けてお姉さんはやっと笑ってくれたのだった。
和やかな雰囲気になり、気を取り直して堀口の傷を癒す会が始まった。
お姉さんの谷間に興奮しつつ、話題は唯一彼女持ちの浜路へと。
彼女の写メを見るためにスマホを奪い取られてしまったが、画像フォルダに速水の写真は一枚もなく、かつて盗み撮りした萩原の写真で埋め尽くされていた。
告らずして速水に失恋した堀口はまたキレてしまい、妙な感じで合コンは終わったのである。
店を出る頃には堀口は一人でさっさと帰ってしまい、飲みすぎたショートカットお姉さんは中島が送ることに。
そしてロングの谷間お姉さんも気分が悪くなって、近くにある部屋まで浜路が送らなければならなくなった。
部屋に着いてソファに寝かせてあげたが、苦しいからブラ外してと言われびっくり仰天。
結局、本当に苦しそうで催促してくるので、ドキドキしながら背中のホックを外してあげると、堂々と服の中に手を突っ込んでブラを取り出した。
すぐに帰らせてもらえず、話題は彼女じゃない写メの女の子、萩原のことになっていった。
浜路は雰囲気に流されて、好きだったけどフラれた人ですと話していた。
するとお姉さんも、
「別れても好きな人っているよね。私も元カレの写真持ってるから分かる
私たちって気が合うかもね」
と共感しながら、身体を摺り寄せてきた。
浜路が帰ろうとするのを彼女は引きとめようとして圧し掛かった。
その時、谷間が丸見えだったニットがずり落ち、ノーブラの胸が全部飛び出した。
彼が胸に集中した隙をついて、彼女は不意打ちのキス。
その直後、鍵をかけ忘れたせいでお姉さんの彼氏が入ってきてしまった。
浜路は一瞬で逃げ出し修羅場を逃れたが、その後二人がどうなったかは知る由もない。
速水と聖なる夜に
合コンから後日。
女子大生のお姉さんに言われたことで、改めて速水の写真がなくて萩原だらけなのが気になった浜路は、部活前に彼女を誘って初めてのツーショット写真を撮った。
さて、次の練習試合は須磨大の監督も視察に来る強豪校が相手だった。
そこには将来の日本代表だと言われているイケメン選手がいるのだが、萩原はその彼とマッチアップした浜路を大声で応援した。
その声援が効いたのか、浜路は思ったより彼に食らいついていい守備を見せた。
試合終了後、怪我で見学の萩原はみんなにタオルを配っていたが、浜路にだけ自然と
「ナイスプレイ」
と言って、手と手をタッチさせるのだった。
次は女子の試合。
萩原が応援に熱を入れたものの、辛くも惜敗。
しかし、その中で速水は得点源として大活躍だった。
その彼女がまだ水球を始めて間もないと知った須磨大の監督は、彼女に興味を持った。
男女の練習試合が終わり、相手校がブログに載せたいというので集合記念写真を撮ることになった。
その時、立ち上がった浜路のポケットからスマホが滑り落ち、それを萩原が拾うと、待受けに速水とのツーショット写真が使われているのを見て、なぜか恥ずかしくなってしまう。
萩原は帰ってから、さっそく相手校のブログをチェックして、アップされた写真を見た。
そして写真を見つめているうちに、手が画面を覆っていった。
手で輪っかを作り、その中に浜路と自分を入れて即席のツーショットにしていた。
月日はあっという間に流れ、クリスマス直前の終業式を迎えた。
今や浜路はリア充になったので、もちろん速水と過ごす聖夜を思い、サンタコスで自分をプレゼントしてくれている彼女を思い浮かべて、ついに来るであろう性夜へ思いを馳せた。
浜路は速水と二人きりで一日しっぽり過ごすつもりだったが、水球部のクリスマス会に誘われてしまい、取り合えず参加して途中で二人で抜け出すことにした。