ドメスティックな彼女
143話&144話ネタバレ感想

サークルの新歓に参加した夏生は、あれよあれよとピンサロに連れて行かれてしまった。

ブースにインして待ってたら、やって来たのは今日から入った新人風俗嬢。

それはなんと、隣人の葉月だった。

 

 

143話

揉んで揉まれて吸い吸われて――

 

軽快なMCの声が店内に響く中、可愛い下着姿の葉月と彼女と絶賛ラブラブ中の夏生が出会った。

 

お互い、なんでここにあなたが?と見つめ合い、葉月は夏生が彼女では満足できていないから、欲求不満を持て余してヌキに来たんだと納得した。

 

夏生はすぐに否定して、葉月がなんでこんなところで働き出したのか訊こうとしたが、彼女は取り合えず仕事をするために、キスをしようとしてきた。

 

彼もなんとか理性を保ち、ルイのことを思って拒否。

 

でも彼女も仕事をしないと稼げないわけで、仕方なくしてるフリをすることに。

 

 

しかし、周りの男たちは欲望をビンビンに曝け出して、嬢がその処理をしてあげているので、そんな中でズボンを下ろし、下着姿の女の子を前に反応しないでいるのは、なかなか厳しいものがあった。

 

MCにバレないように、咥えているフリをしたり顔をあげて話しているうちに、女の子にもっとサービスするよう盛り上げる声が響き渡る。

 

彼女は覚悟を決めてブラを外し、隣人の男に乳房を露にした。

 

だが、さすがにそこまでお肌を見せられては理性が保てなくなるので、裸より下着が好きな演技をして、どうにかMCをごまかした。

 

それに、最初から震えている女の子相手に咥えさせたり舐めたりできるほど、クズ野郎ではなかったのだ。

 

無理やり怖さを押し隠しているのを指摘された彼女は、ほろほろと泣き出してしまった。

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体験入店だった彼女は、夏生を済ませると彼と一緒に店を出た。

 

最寄の駅まで一緒に帰って、駅前で缶コーヒー片手に、何で風俗で働こうと思ったのか彼女に訊くと、女の子が風俗で働く理由なんてお金のため以外にあるわけないじゃんと返される。

 

 

彼女の家は貧乏だった。

 

小さい頃に親は離婚し、母は女手一つで子供3人を養ってくれていたが、飲み屋を経営していても、いつも赤字ギリギリの状態で余裕なんてどこにもなかった。

 

長女の彼女はいろんなところで我慢を強いられ、高校になってバイトを始めれば、稼ぎのほとんどを家の生活費に持って行かれた。

 

買いたいものも買えず、友達と遊ぶ時間も削り、何をしても報われないこの生活から抜け出してやろうと、とにかく勉強した。

 

そして希望の大学に受かり、家を出て、自分の努力次第でどうにでもなる生活を始めたのだった。

 

そして、適当に入ったイベントサークルの先輩にあのバイトを紹介され、お金のためにと割り切った初勤務で、知り合いの夏生に遭遇してしまったのである。

 

 

彼に指摘され、自分が怖がっているのもリスクが高い仕事なのも分かりながら、彼女はやはり経済的に惨めな生活だけはしたくなくて、また今度出勤すると言い残して帰っていった。

 

 

翌日。

モヤモヤしながら駅前のカフェで脚本に取り掛かったが、どうしても葉月のことが気になって執筆に集中できないでいた。

 

そこに仕事帰りの陽菜が通りかかり、一緒にお茶しながら近況を話し始める。

 

そこで、葉月のことを遠まわしに相談してみた。

お金のためだけに望まない世界に足を踏み入れようとしている奴がいるんだけど、それで本当にいいのか。

 

陽菜は自分の過去と重ね合わせるように、彼の悩みに答えた。

 

自分がしてきた行動も言葉もなかったことにはできないから、全て後悔しない方を選べたらいいけど、そのままならなさが人生のおもしろさでもあるかもね。

でも、その知り合いもしなくていい後悔なら、せずに済むといいね。

そう言ってくれた。

 

 

さっそく彼は次の日、葉月の部屋を訪れて金を強引に渡し、彼女の一日所有権を勝手に手に入れた。

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144話

金を渡して強引に葉月を連れ出した夏生。

どういうことか意味が分からず、彼女は掴んでくる腕を振り解いて怒りをぶつけた。

 

一日一万円って、そんなに安い女じゃないと。

 

それでも強引に手を引く彼。

 

昨夜は頑なにパンツを下ろさなかったけど、やっぱり一日経って隣人が風俗嬢なことに興奮してきて、この後、昨日の分も好き放題するに違いない。

 

彼女はそう思い、追加料金をふんだくってやろうと思った。

 

 

しかし、予想に反して彼が連れていった先は近所の激安スーパーだった。

 

キャベツに菓子パン、鮭に卵と激安商品をこれでもかとドヤ顔で紹介してくるが、そんな情報はこの辺りに住んでいれば誰でも知っている初歩的なことだと突きつけてやると、自分の考えの浅さに彼は顔を赤くする。

 

恥をかいた彼が次に連れていったのは、公園で開催されているフリーマーケットだった。

 

月一でやっているらしく、これは知らなかっただろうとまたドヤ顔を見せてくるが、今時ならフリマアプリでいくらでも安いのが手に入るし、同じ大学に通っている学生のお下がりを着る必要なんてどこにもないと言い返してやった。

 

すると彼はすぐに踵を返した。

近所の激安揚げ物屋も知っているし、ティッシュ配りで貰いまくるなんて、もっと都心の方が効率がいいし、その他節約術も基本的なことばかりで、彼が必死こいてドヤ顔で紹介してくるもの全ては、一切彼女にとって目新しくなかった。

 

新しさは一切なかったが、彼は陽菜が言ってくれたように、彼女に後悔して欲しくなかっただけだった。

 

今は怖がってても、男を相手にするのもそのうち慣れて何も感じなくなるかもしれない。

でも、いつか後悔する日が来ても、もうヤッてしまったことは取り返せない。

 

すると彼女は、体験入店する前日に見た夢の話をした。

 

なぜか焦っている自分。

横には小さな女の子がいて、しくしくと泣いている。

イライラした彼女は、

みんなやってることなんだから、別にどうってことないでしょ!

と、声を荒げた。

顔を上げた少女は、幼い頃の自分だった。

 

彼が店で手を掴んだ時、やっぱり自分は心の中で泣いていたんだと分かった。

 

 

その時、もう一人のお隣さんの不法侵入男が現れた。

 

二人が真面目な顔して金策の話をしていると知り、彼はビニール袋に詰め込まれた大量の紙幣を貸してやると渡してきた。

どうやら、方々にいる知り合いを手伝って稼いだ金らしいが、未だ謎の多い人物である。

 

 

奨学金を借りている葉月が風俗でバイトしようとしているのが、少しでもいい暮らしをしたいからだと知ると、金への欲望に際限がないがそれを原動力に頑張るのはいい。

 

ただ、金のためだけに自分を見失ったら意味がないし、風俗嬢の末路はろくなもんじゃないと経験談を教えてくれた。

 

しかも葉月の顔面レベルの風俗嬢は腐るほどいるので、稼げる保障もないと忠告して、暴力に訴えられる。

 

そして、二人の男から心配された彼女は、風俗で稼ぐことは取り合えず止めることに決めた。

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後日。

ルイが部屋に来た時に、一先ずいい方向に落着したことを伝えると、そもそもどうして葉月が風俗で働いていることを知ったのか突っ込まれ、余計な綱渡りをする羽目に。

 

彼女の風俗の仕事をどう思うか訊いてみると、尊敬も軽蔑もしていないけど、私は好きな人とじゃなきゃそういうことはしたくない、と可愛い一言。

 

その流れで夏生はシャワーに誘うが、あっさり拒否される。

 

 

そして彼女がシャワーを浴びている間に、彼は言いつけ通り皿を洗って後片付けをしていた。

 

今シャワーを浴びているルイとこの後・・・

悶々と期待を膨らませていると、突然チャイムがなった。

 

もう夜遅い時間に誰だろうと出てみると、酔い潰れる寸前まで飲んで顔を真っ赤にした陽菜がなだれ込んできた。

 

ルイも誰か来たのに気づきドアを細く開けて様子を窺うと、もうきっぱり別れたはずの姉が来ていてびっくり仰天。

 

正気を保っているのかどうか怪しいほど飲んでいる陽菜は

「今日は~、どうしても言いたいことがあって来たんだぁ」

と、ふにゃふにゃ凭れ掛かったまま話し出す。

 

「今日のお料理もお酒も、とーってもおいしかったぁ・・・

 夏生くん・・・好き

そう言って、彼にキスをした。

 

 

感想

ドメスティックな彼女143話と144話でした。

覚悟してやってんなら、風俗だろうと何だろうと自分の意見を押し付けるのはどうかと思いますね。

貧乏の苦労ってのを身に沁みて知ってからじゃないと、ただの我がままにしか聴こえない。

それと、もう陽菜でいいでしょう。

そうしよう夏生くん。

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