インフェクション74話
ネタバレ感想

最初に部屋を訪れたのは紗月だった。

晴輝が知らぬ間に成長したたわわな胸でもって、彼をシンプルに誘惑。

しかし、それが彼のキャパシティを溢れさせてしまった。

 

 

74話 進化の行方

晴輝は夢を見た。

 

保菌者騒動に巻き込まれたばかりの制服を着ていた頃。

突然現れた保菌者から逃げながらも、なんとか撃退して生き延びていく。

 

すると今度は異形に進化した新型が現れた。

それを退けると、次は圧倒的な身体能力を持った感染者が襲いかかってくる。

 

そして、まさに化け物にまでなったメットと対峙することになったが、奴は進化の途中でドロドロに崩れていき、その中から裸のきららと紗月が選択を迫ってきた。

 

そこで目が覚めた。

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

一度ヤッたきららの裸と、かなり成長した紗月のノーブラの感触を知っている彼は、健康的な高校生らしく朝から元気になっていた。

 

 

こんな夢を見るということは、やはり紗月を異性として意識している証拠ではないのか。

 

それを寝起きの下半身で判断するのもアレだが、そもそもずっと兄妹同然に育ってきた彼女のことは、命をかけるに値する存在なのは間違いない。

 

同級生を含めた数え切れないほどの人が犠牲になっているのに、こんな程度の悩みで混乱している自分がバカらしくなる。

 

それでも、共に生き延び助けることができた彼らに、自分が原因で悲しい思いをさせたくなかった。

 

 

そうして悶々と悩み、叫んだ直後、どこからか現れた蓮華に声をかけれら驚きと恥ずかしさを感じさせられる。

 

 

彼女は彼の回復具合を見て、胃腸にいいドリンクを渡してくれた。

 

彼はそれを受け取ってさっそく何の疑いもなく胃に流し込んでいく。それを見た彼女は、これでもかと言うほど、企みを臭わせて口角を上げた。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

彼女が持ってきてくれた食事を摂り、もう一度ベッドに入ると、またすぐにうつらうつらとしてきて深い眠りについた。

 

 

そして今度はドアがノックされる音で目覚め、どれだけ寝たのか分からないまま慌ててドアを開けに出た。

 

そこにいたのは、浴衣の上に一枚羽織り、リラックスした格好のらぎ姉だった。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

どうも挙動不審な彼女は、スルッと部屋に入り、蓮華から渡されたドリンクをちゃんと飲み干しているのを確認すると、頼まれて持ってきたらしい追加分も飲み干すようにと伝えて、彼に渡した。

 

そこでなぜか彼女も一本飲み出した。

 

それは何の変哲もない普通のドリンクらしいが、彼女は挙動不審なまま浴衣をミニスカ状態にしながらマッサージでもどうだと言ってきた。

明らかにおかしかったが、深く考えずに彼はお願いした。

 

すると彼女は、大人が酒で勢いをつけるように、ドリンクをさらに流し込んだ。

 

 

 

彼はうつ伏せになり、彼女は足元に跨って手練手管を尽くしていく。

 

そこで彼は、どうして自分たちは保菌者の変化を「進化」と呼んでいるのか疑問に思ったことを話し始めた。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

保菌者が新型になったのは、昆虫がやがて羽化するように、変態と言う方が正しい気がする。

 

しかし、人を殺傷する能力が飛躍的に向上したことだけを考えるなら、それは進化の方がしっくりくる。

 

キリンが高い枝の葉を食べるために首を伸ばしたように、一つの能力をより高めたのであれば、それは進化に違いない。

 

では、その進化の方向性はどうやって決められているのか。

 

保菌者だけではなく、地球に生きる生物全体の進化はどうしてその方向に向かっていったのだろうか。

 

 

そんなことを考えていたら寝てしまっていたという晴輝に、らぎ姉は顔を近づけて囁いた。

 

そういうところも大好き」と。

 

 

驚く彼に構わず、今度は座った状態にさせてマッサージを続けていく。

 

保菌者が進化しているのと同様に、向こうから見ても晴輝は進化しているようにみえるだろうなと彼女は言う。

 

最初は逃げ惑い、やがて武器を持って反撃され、それが強力な武器に変わっていき、身体能力や動きも格段に向上していった。

 

 

人間の対応力に呼応するかのように保菌者も進化していった。

 

しかし、メットが最後に見せた涙の意味は、そんな単純なものじゃない気がする。

 

 

そう彼が考えた時、彼女はマッサージの手を止めていきなり抱きついてきた。

 

背中には、紗月よりも表面積が大きいノーブラの感触が伝わってきた。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

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