
ドメスティックな彼女16巻
ネタバレ感想
ドメスティックな彼女16巻特装版のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
陽菜の思いを知った夏生とルイ。ルイも夏生と付き合っていることを打ち明け、大きな悲しみに包まれながらも3人の関係は一歩進む。
サークルの合宿が始まり、順調に稽古が進んでいた矢先、突然主演女優の芹沢雅が役を下りるといい出した。
16巻ネタバレ
同室の同期たちが寝静まったのを見計らって、静かに部屋を出た。
稽古場に行って、一人で脚本とにらめっこしながら台詞を読み上げ、最後までの流れを確認しつつ、ポイントポイントでより良くできそうな台詞を少しずつ修正していく。
その時、夏生が出て行くのに気づいていた一人が他の二人を連れて様子を見に来た。
トイレにしてはあまりにも遅いので、もしかしたらやはり大学生らしく乱交パーティーでもしてるのかと思って、是非混ざろうと思って来たのだった。
それは半分冗談と受け取って、芹沢にあっさりやり込められて主役を下りると喚き出されたので、ここは一つ熱意を見せてやろうと、こっそりしこしこ脚本をチェックし直していたと打ち明ける。
すると彼らは、水臭いぜと言う風な感じで手伝うと申し出てくれた。
感動に打ち震えた夏生は目を潤ませて感動するが、お礼が合コンのセッティングだと提示されて感謝の気持ちが急激に萎んでいく。
さっそく役を割り振って演じ始めてくれ、一人はウザ過ぎる女の子役を演じて笑いに走ってくるが、それはそれであからさまな女の子像としてありだった。
その時、メガネで真面目一徹な感じの楓本が稽古場から光りが漏れているのを見つけてやってきた。
彼らが事情を話すと、特に怒られもしなかったが、それはそれ、これはこれで翌日にも響くし預かり知らないところで何かあっても困るからと部屋に戻るよう言われてしまう。
そこで一人が余計な交換条件を出そうとして、夏生が黙らせる。
聞き捨てならなかった巨乳の彼女は殺気立っていく。
その時、次は変態と風俗狂いが現れた。
事情を知った二人はあっさり認めてくれ、稽古にも参加してくれると言った。
俺たち上級生が一緒にやれば問題ないし、一日くらい寝不足になっても大した事じゃないと男前な台詞を吐くイロモノ先輩二人。
変態は夏生の判断を褒め、楓本も密かに彼の判断に感心していたようで、ツンデレな要素を見せて結局参加してくれることになった。
その彼女、実は宝塚を志望していた過去があり、少し台詞を促してやると高らかに演じ始め、ギャップのある男役で拍手喝采を浴びた。
そして、先輩たちの呼びかけで華、茉莉、音響の檜山と続々とメンバーが増えていった。
おもしろい言い間違いをすればあえてそれを取り入れたり、音響との兼ね合いを考えながら演出を変えたりしているうちに、小説とは違って、演劇は全員で作り上げていくものなんだと分かってきた。
夜が明け、ぐっすり眠っていた部員たちも身支度を整えに起き出してきた。
芹沢はもう一度ユウカに説得されるが、それを突っぱね夏生は信用できないと頑なに彼を拒否した。
しかし、演劇に熱意があるのは結構だが、それと同じレベルを周りに押し付けてろくにコミュニケーションも取らないままでいると、また高校の時みたいに戻れないところまで溝が深まっていくだけだと言われ、ぐうの音も出なかった。
彼女が一人トボトボ朝ご飯を食べに行く途中、稽古場から声が漏れ聞こえてきた。
覗いて見ると、夏生を中心に先輩や同期たちが目をしばたかせながら稽古している光景に愕然とする。
自分に主役に戻ってもらうために脚本・演出を見直しているんだと分かり、彼が伝えようとしている台詞回しを聞いて、思わず台詞を喋りながら中に飛び込んでいた。
彼が持つ脚本に大量の付箋が貼られているのに気づき、その努力の程を知った。
変態部長にも改めて協力してほしいと言われ、部内を引っ掻き回したことを謝りもせずに
「はい、頑張ります」と清々しい返事を返した。
これにて一件落着。
しかし、この時、既に新しい事件が起こっていた。
建物内のどこかの男子トイレの個室。
コンドームの包みが破られた状態で発見されると同時に、朝勃ちもかくやの状態の男子生徒が恍惚の表情で見つかった。