著者名:ミウラタダヒロ 引用元:少年ジャンプ2017年44号

ゆらぎ荘の幽奈さん81話
ネタバレ感想

ゆらぎ荘に来たばかりの頃の狭霧の初々しいエピソードを知った住人たち。

ツンデレを地で行く彼女の可愛らしさに目を細めながら、仲居の手料理に舌鼓を打つ毎日。

そして今日の献立は、おそらくメバルの煮付けだ。

 

 

81話

仲居に買い物のメモを託され、夕飯の材料のお使いに出たコガラシと幽奈。

 

その内容から察するに、夜々が喜びそうなメバルの煮付けだと思われた。

 

 

まだ今すぐ帰らなければならないような時間でもないので、幽奈はちゃっかり散歩に誘って二人きりの時間を引き延ばそうと考えた。

 

すると道の先に、一匹のがいた。

 

屋根の上をとことこと歩いていく猫に興味を引かれた二人は、散歩がてらついていってみることにした。

 

 

てくてくと歩みを進め、小川を渡り、小高い丘の上に着いたらば、そこにはたくさんの猫が棲み家にしている朽ちかけた木造家屋があった。

その中には尻尾が何本もある、猫神様もいたのだ。

 

 

二人がその猫神に気付いた直後、もちろん夜々登場

 

猫が集まるところに夜々あり。

 

そこも彼女のテリトリーの一つらしく、ゆっくりしていけと言ってくれる。

 

 

 

観光地育ちの猫らしく、得体の知れない幽奈にも懐き、コガラシは溢れる中身のイケメンオーラで何もしなくても擦り寄られていた。

 

 

ここに辿り着いたのがメバルその他を買いに行く途中だと知った夜々もついてくることになり、あまり長居はせずにスーパーに向かうことにした。

 

去り際、幽奈が猫の生活も楽しそうですね~なんて話すが、まさかそれがとんでもないトラブルを引き起こすとは知る由もなかった。

 

 

 

メバル一尾398円

 

この辺りにしては大特価で、チラシで見つけた仲居が逃すまいと今日の夕飯に選んだのだ。

 

魚にはうるさい夜々はじっくり吟味して選び、ほくほくと満足気な笑みを零す。

 

 

滞りなく必要なものを買い揃えてスーパーを出ると、さっきの廃屋にいた二匹の猫が彼らを待ち受けるようについてきていた。

 

可愛らしい行動だなと思って幽奈は一匹の頭を撫でた。

もう一匹はコガラシの足に擦り寄った。

 

その瞬間、二人にしか分からない感覚に襲われ、なぜかその二匹の猫になっていた。

 

そして二匹の猫は、逆に幽奈とコガラシになっているようだった。

 

つまり、意識だけが入れ替わったのだ。

 

 

ニャーニャーとしか言えずに困っていると、今度はあの老体の猫神がやってきた。

 

そして夜々が聞いたところによると、猫の生活に興味を持った幽奈たちのために、特別に猫体験をさせてあげたらしい。

 

それはまあありがたい話だが、本来の身体を猫に預けるのは止めて欲しかった。

 

 

案の定、二匹が人間らしく振舞ってくれることはなく、幽奈の方から窮屈な浴衣をはだけさせて上半身裸になってしまった。

 

普通の人間には見えないことだけが、せめてもの救いだった。

 

 

そして誰からも見えるコガラシはパンツ一丁に早変わり。

 

したかと思えば、事情を察した夜々憑きの猫神がコガラシ猫の気配を消してくれて、一般人に見えなくしてくれた。

 

 

老体猫神に元に戻してくれるよう頼むが、もう一度眠らないと解除できないらしいし、昼寝から起きたばかりなのでしばらく眠れそうにないと言われてしまう。

 

そうこうしているうちに幽奈猫とコガラシ猫は好き勝手に動き出して反対方向に走り出した。

 

一先ず気配を消す必要があるコガラシ猫を猫神が追い、夜々は幽奈猫を追いかけた。

 

 

夜々はメバル情報を教えてくれた二人を助けるため、頑張って幽奈猫を追いかけると、近くのカフェスペースのテーブルの上にいるのを発見。

 

ただ、ヨガのように器用に足を上げて頭から生えた耳をかいているところだった。

 

 

止めさせようとするが、猫の姿の幽奈が近づくと逆に怖がって逃げてしまう。

 

猫神に気配を消してもらおうにも、距離が開き過ぎると効果がないらしくて使えなかった。

 

 

その後は夜々が率先して捕まえようとしてくれるが、塀は登れず、川で足を滑らせ、日向ぼっこしている横で仲良く眠りこける始末

 

 

結局捕まえられないまま見失ってしまい、満身創痍の体になった。

 

やがてコガラシたちと合流したので、一先ずあの廃屋の棲み家に戻ってみることにした。

 

 

すると、二匹は軒先で仲良く眠っていたのだ。

 

無事に見つかって良かったが、幽奈まで見える人が見たら事後のようにしか見えなかったことだろう。

 

 

このまま老体が眠るまで見守るだけだが、ムックリと置き出したコガラシ猫が幽奈猫の顔をチロチロ舐め始めた。

 

二人は必死に止めようとするが力及ばず、今度は鼻キスまでしてしまった。

 

 

老体の眠りはまだ浅く、このままでは口と口がぶつかって本当のキスをしてしまいそうだ。

 

 

夜々は覚悟を決めて最後の手段を選んだ。

 

選びに選んだマイメバルをパックから取り出し、それで入れ替わりが解けるまで二匹の気を引き付け続けようと言うのだ。

 

 

魚にはうるさい夜々。

 

追いかける際に見せた鈍臭さはどこへやら、見事な身体能力でマイメバルを死守し続けるのだった。

 

 

感想

ゆらぎ荘の幽奈さん81話でした。

夜々がメインの回はなかなか珍しいんではないでしょうか。

黒猫ブログとして猫回は好きですが、読者の需要は低いのかも知れません。

作中のタイミング的に、そろそろ梅雨の話が来そうです。