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「私の少年」ネタバレ無料最新17話4巻。悶々として潤うほどのJCの淡い初恋

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私の少年17話ネタバレ感想

聡子は妹に気持ちを突かれて、少し素直になろうとしていた。

真修は心待ちにしていた彼女から連絡が来て、思わず顔がニヤけてしまう。

その少年の嬉しそうな表情を、同級生の奈緒は見てしまった。

 

 

17話

教室の窓辺に立ちながら、奈緒は真修の横顔に意識を取られていたが、横に立つりおんが盛大に溜め息を吐いたせいでそっちに持っていかれた。

 

 

りおんは付き合っている先輩が嘘をついて自分の誘いを断り、後輩と遊んでいたことを愚痴り始めた。

 

しかもその場に女子もいたのが余計不信感を募らせ、最早浮気と変わらないとまで言って怒っている。

 

その直近の嘘を思い出すと、以前にも感じた不満を思い出して、先輩に謝ってと迫ったらしいが、彼はそれも自分なりの優しさだと答えたらしく、それがまたりおんの不満を募らせてしまっていた。

 

 

捲くし立てられた愚痴を聞いていた奈緒は、ふと思ったことを話し出した。

 

自分の考えを押し付けるのではなく、あくまで解決できる糸口を示そうと思ってのことだった。

 

 

最初に嘘を吐かれたことが悲しいと思ったのなら、それだけを素直に伝えないと、後からあれもこれもと並べ立てては、きっと彼氏も混乱して謝るのが嫌になってしまったのかも知れないと思う。

 

そう言うと素直に感謝され、南中の母なんて言われてしまった。

私の少年

著者名:高野ひと深 引用元:月刊アクション2017年11号

 

 

 

奈緒はさもその場ですぐ思いついたかのようにアドバイスしたが、実は全てよく聴いているラジオパーソナリティーのエーコという人の受け売りだった。

 

勉強しながらBGMとして流しているその番組は、リスナーの悩み相談に答えるコーナーがあり、その回答をいつも感心しながら聞いていて、りおんにアドバイスした夜も、人のふり見て我がふり直せを凄く説得力ある状況と重ね合わせているのを聴いた。

 

 

奈緒は自分の悩みはなんだろうかと考え、真っ先に真修の嬉しそうな顔が浮かんだ。

私の少年

著者名:高野ひと深 引用元:月刊アクション2017年11号

 

 

 

それからちょこちょこ女子から悩み相談を受けるようになった。

 

もちろん快く引き受けるが、どこかエーコの教えをまた別の人に教えるテスト勉強の確認のようだと思わなくもなかった。

 

 

ある日のリスナーの相談では、バイト先に困った後輩女子がいるらしく、それにはトラブルに巻き込まれる前に辞めた方がいいとアドバイスしていた。

 

そういうタイプの子は、彼女が特別に思っている人からの言葉しか聞き入れないところがあるから、何を言うかより、誰が言うかで影響力は大きく変わってくるのだと答えていた。

私の少年

著者名:高野ひと深 引用元:月刊アクション2017年11号

 

 

奈緒はなんとなく今まで後ろめたかった気持ちが、スッと晴れるような気がした。

 

相談に乗ってエーコの言葉を借りてアドバイスすれば、みんな感謝してくれていたが、それは受け売りでしかない。

でもエーコが誰が言うかも大事だと言ってくれたおかげで、同級生たちの近くにいる自分が言うからこそ感謝されて、それを素直に受け取ってもいいのだと思えるようになった。

 

 

 

その日は少し早めに塾に行って自習室に入ると、既に真修がいた。

 

宿題ができていないらしくて苦笑いしていたが、また何かの連絡をまだかまだかと待ち望むようにスマホを見つめていた

 

すると奈緒は、自分も昨夜は友達の相談に乗っていて宿題ができなくて、でもよく相談されるから慣れてて…

と、まとまらない内に話しかけ、結局良かったら相談乗るよと、唐突に終わらせた。

 

 

しかし彼は変に思った様子もなく、久しぶりに連絡取れるようになった友達がいるけど、妙に緊張するようになってて伝えたいことも伝えられないと話してくれた。

私の少年

著者名:高野ひと深 引用元:月刊アクション2017年11号

 

 

奈緒はそれがあの時笑っていた原因かと思い指摘すると、彼は自分の表情の変化に気付いてないようだったが、間違いなさそうで奈緒はなぜかホッとした。

 

 

ただ、久しぶりの友達とのやり取りで緊張するなんてエーコの回答にはなく、アドバイスにもならないようなことしか言えなかった。

 

もし自分が同じ立場だったらと考えても、嬉しくて話が弾むとしか考えられなかった。

 

 

そこで思い切ってラジオに相談を送ってみた。

 

真修に聞いた話をそのまま、昔みたいに緊張せずに話すにはどうしたらいいか?の問いに、エーコは投稿者の14歳という年齢から、すぐに察したようだった。

 

投稿者とその友達の性別は書いてないものの、異性同士に間違いないと判断し、この甘酸っぱい悩みには回答できないと言ったのだ。

 

ただこれは、緊張するってことは相手に気に入られようとして言葉の選択を恐れているからで、こういう時期のモヤモヤは楽しんで欲しいと締めてしまった。

私の少年

著者名:高野ひと深 引用元:月刊アクション2017年11号

 

 

何か具体的な答えを期待していた奈緒はある意味驚いたが、エーコの言葉なら間違いないだろうと無理やり納得した。

 

 

翌日、塾の授業が終わって教室を出て行く真修を追いかけると、自販機の前に彼が立っていた。

 

しかし、声をかけて振り返った彼の表情を見て、とてもモヤモヤを楽しんでなどと言えなくなった。

 

自販機のライトで陰影がつけられたせいもあってか、今にも崩れ落ちそうなほど切ない表情をしていたのだから。

私の少年

著者名:高野ひと深 引用元:月刊アクション2017年11号

 

 

 

あの時の相談に答えれば、感謝してくれると思ってた。

 

今まで受けてきた相談はみんな感謝してくれた。

 

しかし、エーコの答えを今の彼に言うことなんてできないと思った奈緒は、今思いついた自分の言葉をかけることにした。

 

 

ラインで緊張するなら、電話すれば以前の距離感を思い出すかも知れないし、そのまま会って話せばいいと思う。

だが、最後で焦りのあまりに噛んでしまった

 

そのグダグダな答えに赤くなっていると、彼はずっと考えてくれていてありがとうと言った。

私の少年

著者名:高野ひと深 引用元:月刊アクション2017年11号

 

 

 

自分の言葉に感謝してもらえた奈緒は、今まの相談で一番心が弾んでいた。

 

そして真修は、奈緒の言葉を信じてメッセージを送った。

 

 

感想

私の少年17話でした。

甘酸っぱいとはなんといいものなのか。甘酸っぱくしようとしなくても、勝手に甘酸っぱくなるんだから、胸焼けすることもなく、甘さと酸っぱさが同居して、もっと甘くなるかほろ苦くなるかは人それぞれ。

聡子も甘酸っぱい気持ちでいるのでしょうか。

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