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進撃の巨人ネタバレ感想8巻。特に理由のない暴力がライナーを襲う

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進撃の巨人8巻ネタバレ感想
巻末のおまけ漫画を何より楽しみにしているあなたへ

壁外調査による調査兵団への打撃は甚大なものだった。

女型の巨人も捕獲し切れず、リヴァイ班は戦死し、リヴァイも負傷してしまった。

いくつかの疑いが確信に近付いたものの、それを人類の進撃に出来るかは、
今後の働き次第である。

 

 

第31話 微笑み

憲兵団所属となったアニは、腐り切った憲兵団内部でも孤立気味だった。
嫌味な同僚を無視し、やる気も使命感もない上司に顎で使われる日々を過ごしていた。
その中にも、この体質を変えようと活きこんでいるヤツは居る。そいつの意見を正しいと
思いつつ、クズと呼ばれるような連中もあくまで普通の人間の範疇なんだと自論を述べる。

 

帰還した調査兵団が王都に着くまでの護衛を任されたアニ達は、さっそく街に出ていく。
そのとき、薄暗い路地からアルミンが声をかけてきた。エレンを逃がす協力をしてくれと
頼まれ、始めは断るが、アルミンは喰い下がって来る。私がそんな不確かな計画に協力
するほど良い人に見えるの?と問うと、良い人って言い方は好きじゃない。それは自分に
とって都合のいい人をそう呼んでいるだけの気がするからと返してくる。
だから、アニがここで断ると僕にとって悪い人になるねと突きつけてくる。そう言われ、
逡巡した挙句、協力することに決める。

 

 

ジャンを替え玉に残し、アニに先導されて人気のない街中を進んでいく。やがて、外扉
近くまで続いている地下通路の入口へと辿り着いた。だが、そこに来てアニは先に進むのを
拒否し始めた。暗くて狭いところは私みたいなか弱い乙女は怖いんだ、と言って地上を
行かないなら協力しないと言い張る。

アニは気付いていた。この辺りには不自然に人気が全くないことを。アルミンが向ける
猜疑の視線を。

アルミンとアニはそれぞれの疑問をぶつけあっていく。
「どうしてマルコの立体機動装置を持っていたの?」
「そう、あれは・・・拾ったの」
「アニが二体の巨人を殺したの?」
「さあ、でもそう思ってたんなら、なんでその時行動しなかったの?」
「きっと何か見間違いだって思いたくて・・・でも、アニがあの時僕を殺さなかったから、
今、こんなことになっているんじゃないか」
「心底そう思うよ。まさかあんたにここまで追い詰められるなんてね。あの時・・・
何でだろうね」

 

そこにエレンも加わり、同期の仲間のアニが敵だと思いたくない一心で、小さな
希望に縋ろうとする。
それを聞いていたミカサはしびれを切らし、敵意をむき出しにしてアニに刃を向けた。
もう一度ズタズタに削いでやる。女型の巨人」と。

 

アニは不敵な笑みを浮かべ、ここまで追い詰めたアルミンに称賛の言葉を送った。
しかし、アニはまだ諦めていなかった。

 

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第32話 慈悲

手を噛もうとしたアニを見て、アルミンはすかさず合図を送った。物陰から飛び出して来た
兵士たちに取り押さえられるアニ。だが、嵌めていた指輪に仕込んだ刃物で指を切り
女型の巨人に変化させてしまう。

 

地下道に逃げ込んだ三人だったが、前方の天井を踏み抜かれ進路を塞がれてしまう。
エレンは巨人化してこの場を離脱しようと手を噛むが、全く巨人化する気配がなかった。
巨人化には目的を達成しようと言う意思が必要だ。ミカサは、まだアニと戦うことに躊躇
しているんじゃないのと、エレンの覚悟を問うてくる。

 

 

 

時は少し戻り数日前。
壁外調査から帰還後、リヴァイとエレンはエルヴィンを待っていた。エレンは自分の下した
決断でリヴァイ班のメンバーを死なせてしまったと思い、リヴァイに謝罪するが、彼は
結果なんて誰にも分からないと、特に気にする素振りさえ見せようとしなかった。

 

やがてエルヴィンとミカサ、アルミンがやって来た。
女型の巨人と思われる人物を特定したらしく、捕獲決行はエレンが王都に護送される時
になった。地下道に誘い出し、巨人化させること無く捕獲しようというのだ。
この作戦と犯人を割り出したのはアルミンだった。

女型の巨人はアニだと聞かされたエレンは、アルミンにその根拠を訊ねた。
曰く女型の巨人はエレンの顔を知っていて、同期でしか知り得ないエレンのあだ名
死に急ぎ野郎」に反応を見せた。それに、二体の巨人殺しには素早くうなじを削ぎ
すぐに現場を離れる必要がある。それには使い慣れた自分の立体機動装置を使う
必要がある。だから、犯人探しの検査の時アニの出したものがマルコのだと気付いた時、
アニはどこかで無断に立体機動を使ったんだと思った。根拠を聞かされたエレンは、
確たる証拠もないのに疑うのかよと、賛成し切れない表情を見せる。
しかし、そのエレン自身が女型と戦った時、女型の中にアニの姿を見ていたのだった。

 

 

アルミンとミカサが入口と空いた穴から同時に飛び出し、その隙をついてアニがいない
方からエレンが脱出することになった。エレンは二人を止めようとして、どうして
戦えるんだよと言う。
仕方ないでしょ。世界は残酷なんだから」とミカサは答えて、位置に着く。

二人が躊躇無く命を投げ出そうとする姿を見て、エレンはやっと戦う覚悟を決める。

 

 

第33話 壁

巨人化した人間の壮烈な戦いの幕が上がった。建物を破壊し、大量の死傷者が生まれていく。
壁を越えて逃げようとするアニを追いかける兵士たち。ミカサはリヴァイを負傷させた
責任を取ろうと積極的にアニの肉を削いでいく。

アニは広場を通り立体機動を無効化させ、エレンと一対一の局面を作り出した。
エレンはアニの訓練兵時代を思い出していた。いつも無愛想で周りをバカにした目で
見ていた。そんなアニも格闘術の訓練だけは、いつもと違って見えた。仕方なく子どもの
頃から修めた格闘術だと言っていたけど、本当はそれを披露するのが楽しかったんじゃ
ないのか。

 

巨人の扱いでリードするアニに、エレンは防戦一方の展開になる。エレンが死に物狂いで
噛みついたのを引きはがし、アニは壁に取りつき外へ逃げようとする。
その時、ミカサがアニの頭上に飛び出した。両手の指を斬り落とされ落下していくアニ。

 

地面に落下し、エレンに拘束される。うなじから取り出されたアニは、最後の力を振り絞り
自らの身体の回りを厚い水晶体で覆っていった。まるで、巨人化した時に皮膚を硬化させた
能力を人間の時に使ったように見えた。

 

壁に取りついたままのミカサは、遥か上からその様子を見つめていた。その時、傍の
壁が崩れ出し大きな穴を開けた。
その中から現れたのは、巨人の顔だった。

 

 

第34話 戦士は踊る

女型の巨人は蒸発していくが、アニは水晶体の中で眠ったまま手出しできなくなり、
一旦地下に幽閉するしかなかった。

壁の中の巨人の姿は、多くの兵士が知るところとなった。現場に駆け付けたウォール教の
司祭ニックは、すぐにあの巨人を日光から遮断しろと指示を出してくる。取りあえず、
言われたように日光を遮り、ニックに何を知っているのかと問い質すハンジ。
しかし彼は、死をも覚悟して頑なに何も語ろうとしなかった。

 

 

エレンは憔悴し、ベッドで深い眠りについていた。ミカサ、アルミン、ジャンが付き添い
ながら、一連の真実について語り合う。人間を巨人の脅威から守っていた壁は、巨人が
硬化して作った可能性が高かった。巨人によって巨人から守られていたかもしれない
事実は考えるだけでゾッとした。

 

 

アニの捕獲作戦が始まる十二時間前、ウォール・ローゼ南区に104期生たちは軟禁
されていた。同期の中にアニの共謀者がいる可能性が高いための処置だった。
戦闘服も着ず、訓練もするなと言われた彼らは、困惑しながらもただ従うしかなかった。
その時、監視役の上官たちが巨人の襲来を確認した。それはウォール・ローゼが
破壊されてしまったことを意味した。

 

 

感想

進撃の巨人8巻でした。

ついに女型の巨人の正体が突き止められ、捕獲するに至りました。
しかし、この為に払った犠牲は甚大なものになりましたね。しかも、アニは
引きこもってだんまりを決め込んでしまいましたし。

地下通路の四人のやり取りは、ここまでで一番の緊迫感がありました。
女型の登場時、リヴァイ班との戦闘といい勝負だと思います。

アニが漏らした言葉と回想は、また更なる謎を残しました。それが明かされる日は、
いつになるんでしょうか。

 
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