
永遠の青
ネタバレ感想
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狩野周心。
この男、女しか彫らない彫師である。
下絵もなく一気彫りされるその痛みは、内臓に響いて女たちは股を濡らしていく。
再生
ヤクザの女に懇意にされ、その肌理細やかな肌に針を刺し、背中を青く染めていく。
山水組の若い姐さんは一刺しされる度に、纏う気配に似合わず可愛らしい喘ぎ声を上げ、痛みと快感で汗をかき股を濡らし、足の先をピンと立てて耐え忍ぶ。
1週間後の刺し直しを心待ちにして、その日は帰っていった。
その1週間後の当日。
周心は家に帰る駅のホームで、横に立っていた女子高生が電車が滑り込んできたタイミングで線路に飛び込むのを見た。
その瞬間、咄嗟に体が動いて女子高生の襟首を引き千切れるほどに掴んで引っ張り戻し、命を救った。
破れた服の隙間から見えたのは、無数の根性焼きの痕だった。
野次馬はおもしろがって彼女の背中を撮り始めるが、周心が死ぬほどの何かを背負った傷だらけの彼女の背中を綺麗だと言うと、野次馬たちはすぐに撮るのを止めた。
彼が着ていた白いシャツが透けて見えたのは、十字架に寄り添うアフロディーテの刺青だった。
母親の再婚相手に何度も犯され、その度にタバコの火を押し付けられていた彼女。母親は高給取りの男と再婚できたことで舞い上がり、娘のことなど顧みなかった。
彼女は周心に誘われるままついていき、言われるまま服を脱いで押し倒された。
あのゲスな義父と同じで犯されるのだろうと諦めたが、彼の興味は彼女の背中にしかなかった。
うつ伏せに押し倒すや針を素早く刺し始め、感じたことのない痛みに涎が垂れてシーツを力強く握り締めた。
火傷でできたケロイドの部分も針は通り過ぎず、ナイフで皮を切り取られてそこにも墨が流される。
激しい痛みに足をばたつかせるが、逃げることは許してくれず、この痛みに耐えたら背中に唯一の美を永遠の青で刻んでやると言われ、覚悟を決めると、股の間が濡れそぼり始める。
そこにやって来たのが、約束していた姐さんだった。
しかし彼はこの女子高生を優先し、彫師の仁義を通した。
姐さんは同じ女として、若い彼女が背負った何かに免じて先を譲ったが、彼女が音を上げるようなら、彼の彫師としての命をもらうと言った。
とんでもない状況に巻き込まれたが、彼女も一度は死を覚悟したほどの気合で、何度も熱く突き刺さってくる針の痛みを受け入れ、涎と吹き出る汗と、股から溢れ出る体液でシーツを濡らし、最後にはそれら全てを快感に変え、女の顔になって耐え抜いた。
表情に精気が戻り、ナンパしやすそうな清楚で可愛い女の子に戻ったが、鳳凰が彫られたその背中を見た男たちは、かけようとした声を引っ込めざるを得なかった。
生まれ変わった彼女は、義父と母親にけじめを取らせて笑顔を取り戻した。