著者名:みかわ絵子 引用元:ブタイゼミ2巻

ブタイゼミ2巻ネタバレ感想

ブタイゼミ2巻のネタバレと感想、無料で読める方法を紹介。

感情を顔に出せない青年、千石今日太はある舞台女優に出会い、演技の魅力に取り憑かれた。

拙い演技しかできない彼だったが、劇団ブタイゼミの看板女優、如月今日子に引き出される形で深さを増し、得も言われぬ存在感を発揮していく。

そんなある時、彼女の秘密を知ることになる。

 

 

7話

突然降り出した雨に濡れ、千石は今日子の部屋に招かれた。

 

部屋では眼鏡を着けている彼女は、今日子は裸眼だから外ではコンタクトを付けていると言った。

 

如月今日子とは彼女の姉の名前で、彼女の本当の名前は明日花だった。

ブタイゼミ

著者名:みかわ絵子 引用元:ブタイゼミ2巻

 

 

かつては眼鏡でお下げで内気な少女だった明日花は、自分とは正反対で明るく優しく駆け出しの女優だった姉がとても好きだった。

 

 

やがて下積み7年を経て、有名なタケトミという人が主催する舞台の主演女優の座を掴み、これからスターダムをのし上がろうとしていた。

 

しかし、その昼公演の初日直後に病に倒れてしまった

 

 

タケトミは見舞いに訪れ、ちゃんと治して演劇界に戻ってきてくれることを待っていると励ましてくれたが、密かにアレは死ぬ、たった一日舞台に立っただけなんてとんだセミ女だと彼が罵倒しているのを明日花は聞いてしまったのだった。

ブタイゼミ

著者名:みかわ絵子 引用元:ブタイゼミ2巻

 

 

そして絶望と怒りに駆られた少女は姉の代わりなどどこにもいないことを証明するため、如月今日子としていつかタケトミに後悔させて、それを復讐に変えようと決意したのだった。

 

 

衝撃の告白を聞いた千石は、今夜泊まりたいと頼んだ。

 

即座に慌てふためく彼女だが、今度の演劇祭で優勝するために練習したいだけだった。

 

 

8話

今日子の部屋に泊まったことを全く隠さず千石が話し、団員たちに多少なり波紋が広がっていた時、タケトミが主催する演劇祭に参加する4つの劇団のうち、ブタイゼミのチケットだけが完売した。

 

 

一番の注目劇団はトリを飾れるはずなので、団員はさらにヤル気を漲らせるが、突然訪問してきたタケトミに一番手を務めてほしいと言われ、耳を疑う。

 

トリを飾るのは、売り出し中のアイドルの金田智矢が参加している劇団に決まっているので、覆そうにもこの演劇祭だけが関わっている企画ではなく、一小劇団が口を挟む余地はなかった。

 

 

だが復讐すべき相手を目の前にした今日子は物怖じせず、簡単に忘れられない素晴らしい演技を自分たちならできると答えて、反発心を露にし、訊かれるまま如月今日子だと名乗った。

 

しかし彼はその名を全く覚えておらず、美人な彼女に別の仕事の誘いさえかけてきた。

ブタイゼミ

著者名:みかわ絵子 引用元:ブタイゼミ2巻

 

 

姉が忘れられていることにショックを受けて立ち尽くした彼女を置いて、用件を伝え終えた彼はさっさと帰っていく。

 

 

すると、その後を千石が追って言った。

 

出来レースなのが丸分かりなこの演劇祭の順番を伝えるためだけに、わざわざ主催者がきたのは、如月今日子を覚えていて、直接見に来たんじゃないのかと。

ブタイゼミ

著者名:みかわ絵子 引用元:ブタイゼミ2巻

 

 

しかしごまかして帰ろうとする彼に、優勝はいただくと千石は啖呵を切った。

 

 

9話

舞台のセッティングに男性陣が駆り出される中、アイドルの金田が参加するサービス番長を仕切っているのは、しつこい関西弁が特徴の大明神という男で、有名俳優を起用してとにかく稼ぎだけを狙う商売第一主義の男だった。

 

そしてタケトミや金田も到着し、まだ本番前の準備とリハーサル段階だと言うのに、緊張感とざわめきが会場を包んでいた。

 

 

千石がトイレに入ると、ちょうど金田が用を足していたので横に立ち、無作法に声をかけた。

ブタイゼミ

著者名:みかわ絵子 引用元:ブタイゼミ2巻

 

 

テレビとは違い、本性は歪んだ性格の金田の対応にも構わず、千石はまだ洗っていない手で握手を求めて握り、さらに金田を怒らせて本性を剥き出しにさせる。

 

 

しかし、やがて始まった金田のリハーサルを見て衝撃を受けた。

 

ただ顔がいいだけのアイドルではなく、華も実力も対応力もある一人の優秀な役者だったのだ。

ブタイゼミ

著者名:みかわ絵子 引用元:ブタイゼミ2巻

 

 

金田の実力から、その裏にある努力を推し量った千石は、逆に金田からも存在を認められた。