DUGA
著者名:ミウラタダヒロ 引用元:少年ジャンプ2018年11号

ゆらぎ荘の幽奈さん
96話97話98話ネタバレ感想

ゆらぎ荘の幽奈さんの最新話、最新刊ネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

夢咲先生に助けを求めた雲雀だったが、婿争奪戦のライバルを増やす結果に。

エロく、可愛く、慎ましい先生の破壊力を思い知らされた雲雀。

https://kuroneko0920.com/archives/38803

 

96話

場所は朧の故郷である龍雅湖。

 

そこの主であり神の玄士郎が極龍洞なる空間に閉じこもって半年。

魚人兵士Aはいささか心配になってきていたが、兵士Bは心配ないさと励ましつつ、かつて主をぶっ飛ばしたあのコガラシが、実は御三家の一角だったらしいぜと噂話を始めた。

それは朧に機密事項だと言われていた。

なぜなら、コガラシは主がぶっ飛ばしたことにしていたから、もし真実を知ったらめんどくさいことになるからだ。

 

と言うことで、タイミングよく引き篭もりから出てきた玄士郎に話を聞かれてしまう迂闊な兵士たちだった。

 

 

 

一方ゆらぎ荘の朝。

 

愛人、発情、子作りなどと魅惑のキーワードを半裸で囁き、睡眠学習の要領でコガラシに暗示をかけていた朧だった。

まあいつもの事とは言え、幽奈の乱れとは違う誘惑に彼もドキドキする。

 

 

隙あらば色仕掛けで誘惑。

それも全て龍雅家のためで、コガラシの遺伝子を受け継いだ屈強な子供を生み育て、故郷の基盤をより磐石にしようと言うのが、最初か言っている通り朧の狙いだった。

 

玄士郎は身内みたいなものなので交わるのは具合が悪く、そもそもコガラシと幸せいっぱいの結婚生活を送るつもりはなく、ただ種付けしてもらえる愛人に収まれれば十分だった。

 

 

愛人くらい認めろという朧。

人間社会の常識を説く雲雀。

 

朝から一人の男を巡った争いが勃発する中、朧はバシュっとワープゲートを出して龍雅湖へ行こうとした。

すると、朧が入る前に件の玄士郎がそのゲートを通って出てきた。

 

それだけじゃなく、あの時とはどうも雰囲気が変わっているようだった。

一度拉致された幽奈はその違いに気づくが、やはり可愛い女と見れば襲い掛かってくる見境のなさはそのままだった。

 

側近で厳しい妹的立場の朧はすぐに手刀を食らわせて諌めたが、確かに頭にヒットしたにも関わらず、まるで当たっていないかのように横にするりと移動したのだ。

 

朧はついにあの秘術を会得したんだと驚くが、玄士郎はそんなことより、嫁候補を奪い返されたコガラシが実はまだ生きていて、しかも御三家の一角だったのを隠していた朧に怒っていた。

 

朧が土下座をして素直に頭を垂れたその時、渦中のコガラシが玄関から出てきた。

すると玄士郎は指先に光を集め、辺り一帯を照らし出した。

 

 

その直後、コガラシ含めその場にいた全員がどこかの異空間に飛ばされていた。

そしてコガラシだけ、玄士郎と対峙させられていた。

 

ここは玄士郎が半年間引き篭もっていた極龍洞で、コガラシは幽奈たちの前にある大きな水晶玉の中にある闘技場にいるのだそうな。

 

 

まさかの事態に朧はすぐどうにかしようとゲートを使って動き出した。

 

幽奈、雲雀、夜々の3人も彼を助けようと行動を開始するが、いきなりスライムみたいな何かに包み込まれ、服を溶かされだした

 

 

女の子たちの悲鳴は水晶の中にも届いていた。

 

彼女たちを解放して欲しくば戦えと迫る、完全に悪役になった玄士郎。

やるしかないと思ったコガラシは彼女たちのためにもさっさと終わらせようと思い、強烈な一撃を腹に叩きこみ、なんと貫通させた。

 

急にグロ展開かと思われたがそうではなく、玄士郎にダメージはないようだった。

 

それでも圧倒的な破壊力を持つその攻撃力を賞賛した玄士郎。

だがそれは、やはり通じていなかった。

 

一方幽奈たちも、スライムにいいように嬲られていた。

 

 

97話

幼き日の朧は、侍従たちに囲まれて楽しそうに食事している玄四郎の席に混ざりたいと願ったことがあったが、同じ黒龍神の子供でも龍ではなく刀でしかないのだから駄目だと言われ、ショックを受けたまま一人寂しく食事を摂っていた。

 

 

 

コガラシの目に玄四郎のドリルのような片腕が突き刺さろうとしていた。

幽奈たちはまさかと思い叫ぶが、ドリルの方が彼の身体に触れる前に粉砕して飛び散っていた

雲雀の見立てによれば、彼が纏う霊能力者特有の防御結界が半端ない頑丈さだから、矛を壊す盾になっているんだという。

 

 

そうこうしているうちに溶かす服がなくなったのでスライムは姿を消していた。

 

雲雀はすぐに戦闘用スーツを纏うが案の定失敗して痴女スタイルになる。

幽奈はわざわざ雲雀を真似てぴったりしたエロ過ぎる服を出現させ、夜々も猫神の力を借りて同じような格好になってコガラシの元に急いだ。

 

しかし、今度は巨大な蜘蛛の巣に絡め取られ身動きできなくなってしまうのだった。

 

 

再び彼女たちの悲鳴が届く中、朧は玄四郎に戦いを止めるよう申し入れた。

 

身体を液状化して攻撃を無効化する玄四郎と、圧倒的な結界で攻撃を防ぐコガラシ。

お互いの攻撃が通じないなら戦いは平行線で、ゆらぎ荘にいる御三家の一人の呑子を敵に回さないうちに引くべきだと進言。

 

しかし玄四郎はそれを、自分の勝利を信じられないからだと言い返し、また戦闘体勢になるコガラシに対し、もう勝敗はついていると言った。

その直後、コガラシが血反吐を吐いた

 

 

玄四郎の砕かれた片手は液体から気体に変わり、物理攻撃を防ぐコガラシの結界を難なくすり抜け、体内に侵入して内から破壊したのだった。

 

その技の名は極龍如水

御三家打倒を目論む玄四郎が会得した、防御不可避の奥義だった。

 

 

さすがのコガラシも気を失ってしまったが、幽奈は彼の勝利を信じて疑わなかった。

 

朧はコガラシに肩を貸し、もう勝負はついたからここから脱出させてくれるよう玄四郎に頼んだ。

しかし、玄四郎は敵の心配をする朧に帰って来いと命令を下した

 

龍雅家臣団の意向でもあり、コガラシと子を成して戦力に加えるという朧の考えには、この一年、ろくにその目論見に対する成果がないことを指摘した。

 

何とか言い訳しようとする朧だったが、根本的に色事の駆け引きに不向きなのも指摘され、これからはもっと男をその気にさせることに長けた人材を派遣するとも言われ、ゆらぎ荘への関与自体を禁じられてしまうのだった。

 

 

朧は覚悟を決め、それを飲む代わりにコガラシと幽奈たちの解放を頼んだが、玄四郎はそもそも幽奈たちを連れ帰る目的を捨てた訳ではなかった。

すると朧は声を荒げ、どうか自分が戻る事で皆を解放して欲しいと再度頼んだ。

 

全ては龍雅家のため、呑子を敵に回さず、緋扇家も敵に回さず、コガラシと子を成して我が一族を反映させたい一心なのは最初から何も変わっていないと答えた。

 

 

だが、自分でも知らないうちにゆらぎ荘への愛着が湧き、そこに住む人たちとの楽しい交流を奪われそうになった悲しみから、眼帯で隠した片目から涙が零れているのに指摘されるまで気づかなかった。

 

 

刀として生まれた朧の初めての涙。

 

それが地面に落ちた瞬間コガラシは起き上がり、出してもらえないならぶっ壊してでも出てやると威勢よく言い放った。

 

98話

血を吐きながらも朧の涙に応えて立ち上がったコガラシ。

肺が破裂しただけだと事も無げに言う辺り、最早人を超えた存在になりつつあった。

 

 

彼の復活に幽奈たちも声援を送るが、やはり内臓破裂のダメージは深く、ふらついてしまうようだが、そこは息を止めてこれ以上の攻撃を受けないように。

しかし、玄四郎は容赦なくラッシュを繰り出し、満身創痍のコガラシを追い詰めていく。

 

するとその時、朧が間に入って玄四郎の刃を跳ね返したのだった。

 

自分でも分からないうちに勝手に体が動いていた朧は、とにかく自分のために彼が傷つけられるのを見ていられなかったという。

 

 

邪魔をするなら血を分けた相手とは言え敵認定をして仕掛ける玄四郎。

朧も神刀として両手を刃に変え、盛り立て仕え忠誠を誓うべき相手と敵対しているこの状況が未だよく理解できず、なぜ涙を流したのかも分かっていなかった。

 

手酷い裏切りにあったと思った玄四郎は激昂し、まさか人間に情でも湧いたのかと問い詰めた。

その質問にハッとした朧は、自分でも知らぬ間に情は情でもコガラシに恋情を抱いていたのだと気づいた。

そう思った直後、玄四郎の渾身の一撃が襲い掛かってきた。

 

 

それに反応したコガラシはしっかりと目を見開き、攻撃に耐え続けながら拳に溜めていた気合をカウンターで一気に放出。

巨大な拳が具現化され、玄四郎に形状変化をさせる暇もなく吹き飛ばした。

 

 

強大な一撃は水晶の中の空間をぶち破り、さらに幽奈たちがいる空間の壁をも破壊して、宣言通りに外の世界への出口を開いたのだった。

理屈では説明できない強力過ぎる一撃を目の当たりにした幽奈たちは、感動よりも先にちょっと怖くなった。

しかもそれが、奥義でもなんでもないただの拳圧だというのだから、底知れなかった。

 

 

彼が助太刀に入ってくれたお礼を言うと、朧はついさっき自覚したばかりの思いを打ち明けようとしたが、小さくなったもののちゃんと生きていた玄四郎が舞い戻り、朧の告白を邪魔してしまう。

 

ただ玄四郎は、負けを認め、朧に自由に生きる事を許したのだ

そもそもコガラシの人柄や朧が楽しげにゆらぎ荘で過ごしているのは伝え聞いていたので、御三家打倒に色めき立つ家臣団にそれはまだ時期尚早なのを分からせるのと、朧のコガラシ籠絡作戦の継続を納得させるため、あえてコガラシを煽って勝負を挑んだのだった。

 

コガラシが負ける可能性を考えないではなかったが、姉である朧を変えた男には絶大な信頼を寄せていたのも事実だった。

 

 

という感じの意外に感動的な真実が明かされところで、異空間の崩壊が始まりだした。

 

そうして3人が話している間も、他の女の子3人は蜘蛛の巣に囚われたままで、雲雀のささやかな前張りが剥がれそうになっていた

 

 

 

朝っぱらからとんでもないことに巻き込まれ、その後でもちゃんと学校に行き、夜になって夕食時に事の顛末を話していた雲雀。

 

当の朧は諸々の後始末を終えたそのタイミングでワープで夕食の席に入るや、常人には見えない速さで脱ぎ、聴き取れない速さで喋りだした。

 

なぜわざわざいつもと違うそんなスピードで、さっそく誘惑をしたのかと言うと、家のためだけではなく自分の恋心が絡んでいるからだった。

 

 

大きな出来事があったにも関わらず、今までと変わらないようにいつの間にか誘惑してくる朧に驚くコガラシ。

その変わらなさに安心いておかえりと声をかける呑子と夜々。

すると朧は、今までに見せたことのない笑顔でただいまと応えるのだった。

 

 

感想

ゆらぎ荘の幽奈さん96話97話98話でした。

あの頃はガングロチャラ男だった玄士郎ですが、精神と時の部屋みたいなとこに入れば、変われば変わるものですね。搦め手でコガラシを追い詰め、そこを朧か幽奈たちが手助けしてなんだかんだ勝ち、玄士郎はちょっと心を入れ替える。と思ってましたが、朧の涙が起爆剤とはドラマチックです。

https://kuroneko0920.com/archives/40665