著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

イラっとした麗はもう一発殴りたいのを我慢して、紗月と彼の関係を誤解しないように伝えた。

 

しかし、ホテルの部屋で言った「私も、もう大人だよ」の言葉の意味が、やっぱり騒動に巻き込まれる中で誰かと一線を越えたんだとしか思えなかった。

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

麗は仕方なく、紗月が晴輝を好きになった経緯を聞いたことを打ち明け、紗月が晴輝以外に目を向けるなんてありえないと言い切った。

それでようやく部屋での言葉の意味を理解した彼は、純情な感情に包まれて顔を真っ赤にした。

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

紗月の心の傷を癒し、元の妹的存在に戻す作戦は瓦解した。

 

すると麗は、そもそも晴輝の優柔不断さだけが原因ではないという。

保菌者騒動が起こらず日常のままなら、きららやらぎ姉が彼を好きになったとしても紗月との絆を見れば告白しようとさえしなかったはず。しかし、保菌者騒動で多くを失い死を間近に感じたことでそうはならなかった。

こんな状況だからこそ、個人の欲望で他人を困らせるべきじゃなく、欲望に流されているのは彼だけじゃなく3人も同じだった

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

そんな見解を話した麗だったが、もう彼にしか解決できない問題なのも分かっていたし、彼は既に答えを用意しているようだった。

彼の答えを察した麗は、もう一度3人の行動と内面を整理し、答えを出したとしてもここからはより一層慎重に行動する必要があることを伝えようとした。

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

その前に、彼はきららとだけ付き合うと宣言した。

予想通りの答えだったが、そう決めるに至った考えを聞かないわけにはいかなかった。

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

3人の順位はつけられないが、唯一エッチしたからというのは否定できない。ただそれ以上に、ファーストキスの相手でもあり、それをした時から初恋が始まったんじゃないかとも感じているという。

 

誰を選べば正解なんてなく、誰かが傷つくのは避けられない。

しかし、できるだけ後悔しない選択ならさせられるかも知れないと考えた麗は、騒動時の妹ではなく、日常時の妹を知った方がいいと判断し、デートするよう指示した。

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

そして翌朝、マイナスイオンが漂っていそうな川に架かる橋の上で待ち合わせをし、二人は初めてのデートを始めようとしていた。

 

感想

インフェクション92話93話でした。

生命の起源まで話が及ぶとは思いませんでした。未知の何かにすれば何でもありっちゃあありですけど、犯人が既に登場しているのか新しく登場させるのかで驚き度合いが変わるので、とにかくビッグサプライズを期待したいですね。

付き合うなら末永く。

問題の解決が先延ばしになった気がしますが、麗の判断は賢明かと思います。

インフェクションを読むならこちら

https://kuroneko0920.com/archives/42894