
復讐の未亡人
34話35話36話37話ネタバレ感想
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優吾と一線を越えた美月は、分かりながらも彼の子供を身籠った。
プログラミングの師匠でもあるマコトに内心まで打ち明けた美月は名前を考えてくれるよう頼み、蓮が花開くイメージから実花と名付けた。
34話
お腹が膨らみ始めた美月はつわりが来るようになり、心配した優吾はもう学校は休むように促し、母にも自分から伝えると申し出た。

著者名:黒澤R 引用元:毒りんごcomic33号
言われるまでもなく美月の妊娠に気づいていた優衣は息子の頬を打った。
しかし優吾は母の過去を詰り、それでも自分がろくに経済力もない子供だと認めた。
ただ、やはり自分より何もかも遥かに勝っている美月との子供は二人で育てるときっぱり宣言した。
優吾の強い意志に折れた両親は婚姻届の証人欄に記名し、息子の覚悟を認めた。
優吾はすぐに美月に用紙を見せ、叔母と叔父が義両親になったんだと伝え、両親も巻き込んで育てていこうと言い放った。

著者名:黒澤R 引用元:毒りんごcomic33号
優衣が初めて美月を見たのは、妊娠している様子もなかった姉がいきなり緑色の瞳をした美月を抱っこして現れた時だった。
母子手帳も持っていて自分が産んだというが、薫は父親候補が多すぎて誰だか分からないと事も無げに言い放った。
そして、優衣が妻子ある男と不倫をして妊娠したことを詰り、矛先を変えた。
もし美月が薫の実の娘でないのなら、生物学的に優吾と惹かれ合っても不思議はない。
夫からそう言われた優衣は初孫の誕生を喜ぶべきだと言い聞かせた。
やがて美月は無事に出産して若い母親となり、我が子を胸に抱いた。

著者名:黒澤R 引用元:毒りんごcomic33号
そして名前をあの時授けられた通り、実花と名付けた。
美月が母親になっても、陽史はもちろんだが、優吾も普通に学生として学校に通い続け、彼女と我が子を家に残していた。
睡眠時間が減っていた義母を気遣って美月は一人でなんとか泣き止ませようとするが、なかなか泣き止まない。
子供とはそういうものなのに、美月は苛立ちが募って我が身が不幸だと思いそうになったその時、学校に行こうとしていた陽史が戻って実花を抱き、カーテンを開けて明かりを取り込んだ。
実花は水色の中に浮かぶ雲を掴んで口に運び、あっと言う間に泣き止んだ。

著者名:黒澤R 引用元:毒りんごcomic33号
陽史の機転で、美月はゆっくりと眠ることができた。
片や父親の意識が薄いのか、赤ちゃんの育児の危機感が足りない優吾は美月に叱られ、その声でまた実花が大泣きし始めてしまった。
自分が目を離したのは認めても、叱られ実花が泣き出したのが気に入らない優吾は苛立ちに任せて小さなおもちゃを壁に投げつけて破壊した。

著者名:黒澤R 引用元:毒りんごcomic33号
その矢先に実花が体調を崩し、早く病院に連れて行くべきところなのに、優吾はまだ美月へのわだかまりが消えずに、子供じみた態度を取り続けた。
生物学的には、女性が自分とは遠い遺伝子を求めて子供を産み、出産を境に遠い遺伝子の男を危険な相手だと認識するらしいと、優衣は夫から教えてもらった。