著者名:もんでんあきこ 引用元:グランドジャンププレミアム2018年3号

エロスの種子7話
ネタバレ感想

エロスの種子の最新話、最新刊ネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

自分の死期を悟った女性は、偶然見かけたラブドール製作者の男性に一目惚れし、自分の身体を模したラブドールを作ってもらい、人生の最後に確かな愛を感じて旅立った。

 

7話

時は昭和40年代

学生運動が熱を帯びて息巻いた学生たちに生きる糧を与えていたこの時代、正義の名の元にやりたい放題していた若者たちの中に、ある一人の女子大生がいた。

 

学生運動に参加している同年代の主義主張に大して興味もなかった彼女は、その時、かなり肌を露出した格好で縄で縛りあげられ、あられもない姿をある一人の男にさらけ出していた

エロスの種子(2)

 

 

椎名順子

彼女を真剣に見つめながらその男は絵筆を走らせていた。

 

体勢の辛さよりも恥ずかしさが勝るであろうその格好を男は気遣い、順子は大丈夫だと答える。

やがてタイマーが時間を伝えてくれると彼女の縄は解かれ、約束通りの報酬が支払われるのだった。

 

 

昭島薫

瀟洒な古い屋敷に飼い犬と住んでいる彼は日本画家で、順子は彼の絵のモデルだった

売れているようには見えなかったが、金払いも身なりも良い、不思議な男だった。

 

 

 

モデルの仕事が終われば学部セクトの幹部をしている彼氏の森川浩介が待っている六畳一間の部屋に戻り、部屋に入るや居丈高に脱げと言われ、有無を言わさず縄で縛られて火照った身体を抱かれる

浩介は自分以外の男に付けられた彼女の縄の痕を見て、興奮していた。

エロスの種子(2)

 

 

独りよがりな行為でも、順子は確かに浩介が好きだった。

 

田舎から上京し、学生運動の中心になって活気に溢れていた彼に一目惚れし、何とかお近づきになって言葉を交わすようになり、彼も求めてくれ、やがて抱かれて同棲するようになった。

 

この時はまだ、夢の中にいるような幸せな毎日だった。

 

しかし浩介は、順子の部屋に転がり込んだはいいが一切生活費を出さず、何かと理由をつけて彼女を丸め込み、最後には愛撫で黙らせた

 

順子も彼のだらしなさは理解していたし、親の仕送りだけではやっていけない現実に直面していたが、彼から離れられなかった。

エロスの種子(2)

 

 

 

仕方なく夜のバイトを始めたが、およそ接客業に向いていないことが分かり、それが同僚の不満を煽って嫌がらせもされたが、相手の言い分は的を射ていた。

そんな時、客としてやってきた昭島薫に出会ったのだった。

 

昭島もまた順子の手際の悪さが分かったがそれに対して文句を言わず、逆に何か感じ取ったのか、破格の待遇で絵のモデルに誘ったのだった。

断る理由はなく順子は店を辞めてモデルの仕事を受けた。

 

 

案内された昭島の家は祖父から譲り受けたらしい邸宅で、一人では明らかに持て余しそうだった。

佇まいに雰囲気に恵まれた環境。

まさにブルジョワジーだった。

 

 

しかし通されたアトリエに飾ってあった絵の多くは、あられもない姿の女性ばかりで、陰部までも描きこまれた目を逸らしたくなるいやらしい絵だった。

エロスの種子(2)

 

 

さすがにヌードにはなれないと思ったが、着衣でも構わないと言う。

 

ただそれでも、薄布と下着だけの露出した格好にならなければならず、身体のラインを強調するためだといって人生初の縄縛りをされた。

 

口調は優しく乱暴する様子もなかったが、胸をしっかり強調され、股間の割れ目に食い込むような縛り方は、裸でなくとも恥ずかしさは相当だった

エロスの種子(2)

 

 

絵のモデルをすることにしたのは浩介にも伝えていたが、縛られた痕を見ると当然のように声を荒げ、何もされていない証拠を見せろという言葉で従わせ、足を広げさせる。

そして確認作業と称して、嫉妬を混ぜた肉欲で激しく突き入れてくるのである

 

彼は彼女の縛り痕で興奮していたが、彼女もまた、縛られている間に感じていた疼きを鎮めるために必死に彼の腰の動きに合わせていた。

エロスの種子(2)

 

 

 

昭島はこの時代では自分の絵は日の目を見ることないはないと分かりながら、毎回、同じように人間の性器を描いていた。

描きたいから描くのだと演説めいた彼の話を聞きながら、順子の興奮は高まり続け、回を追うごとによりいやらしい格好をして刺激を得たいと思うようになり、足を高く上げられた状態で粘性を帯びた愛液が滴っているのに気づいていた

 

 

 

やがて浩介は警察から終われる身となってしまった。

逃走資金をまたおんぶに抱っこで順子にせびるが、生活費と学費を一人で稼いでいる彼女に余裕などなかった。

しかし、裸になれば特別手当を出してくれると言っていた昭島の話を思い出し、彼氏である浩介にお伺いを立てた。

 

 

裸になれば、本当に何かされるかも知れない。

そう試すように伝えたが、彼は金を優先させた。

エロスの種子(2)

 

 

 

翌日は雨だった。

昭島は順子の覚悟を喜び、必要なだけ報酬を払う代わりに好きなようにさせてもらうと言った。

 

蜘蛛の巣のように絡め取られ、布一切れもない状態で縄が肌に食い込み、露わになった性器もしっかりと縄で縛られた

 

裸で縛られた状態で描かれるだけでなく、興奮が最高潮になった状態で乳首を摘まれ、それだけで背中が反り返るほど反応してしまう。

ビクンビクンとおもしろいほどに敏感になっていて、飼い犬の二キータが吠えかかる。

エロスの種子(2)

 

 

しかしそれは彼女にではなく、いつの間にかアトリエにいた浩介に対しての威嚇だった。

 

 

裸になることを許可しておいて、浩介はいいようのない怒りの形相になっていた。

浩介は順子が来る前にここを訪れ、モデルの様子を見学させてくれるよう頼んでいたらしい。

 

最高に興奮している彼女と、怒りと彼女の痴態で怒張している彼氏のコラボは、昭島にとって最高の絵のモデルだった。

 

浩介は複雑な思いで順子の濡れそぼった股間に手を伸ばし、湿った縄をすり抜けて絡み突く肉壁を刺激して彼女を喘がせた

エロスの種子(2)

 

 

昭島は浩介にも脱ぐよう指示し、彼は素直に裸になって彼女に近づく。

背後に回り、身動きできずに体中が敏感になっている彼女の後ろから突きいれ、獣のように快楽を貪るだけの連続した腰の動きを見せつける。

 

人前でイキたくないと叫んでも浩介は止めず、昭島に何も君を悪くないと慰められると、性の解放は程なく訪れた。

縛られているのに、何にも縛られていない自由を感じていた。

 

その後順子は…

 

 

感想

エロスの種子7話でした。

今回もまたエロかったです。

ノスタルジックな気分に浸れる何十年か前が舞台で、団鬼六が思い浮かぶような内容でした。

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