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「パラレルパラダイス」ネタバレ最新47話48話49話。ヨータ死す!?夢か現実か幼馴染みと再会

パラレルパラダイス
47話48話49話ネタバレ感想

パラレルパラダイスの漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

水晶を完成させられないままノアの母親が海底から姿を現した。

感動と悲しみの親子の再会が展開されつつ、イルカもカイも嘘吐きだと判明。

ピナコが怒りでわなわなしていると、町娘たちが血祭りに上げられ始めてしまう。

https://kuroneko0920.com/archives/45934

 

紹介作品の目次

47話

リールの町の支配者だけあって住人たちの動向を監視していたカイ。

 

本当の地縛神に色々吹き込まれたらしいのを知ってめんどくさいと思いながら、秘密を維持するため皆殺しを目的に訪問したのだった。

 

 

いきなり黒髪の町娘の腹が貫かれ、ゴミのように捨てられたのを見た他の娘たちは、当然蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。

 

しかし、カイが手を天に向けてあげ、パキーンと何か発すると、たちまち娘たちは動けなくなってしまった

 

 

万事休す。

 

リアルパントマイム状態になった娘たちはどうすることもできず、カイが近づいて来るのを恐怖しながら待たなければならなくなった。

 

 

まず茶髪ボブの腹が貫かれ、続いてロリツインテの腹に風穴が開いた。

 

 

 

3人も無駄に殺された直後、ようやくガーディアン参上。

 

いかつい斧で奇襲したピナコだったがあっさり避けられ、お互いに怒りを滲ませながら睨み合った。

 

 

手となり足となり慰み者になっていたピナコはヨータを連れてくる指示を受けていたが、まず自分が交尾をして指示を無視し、それにカイが怒り心頭。

 

ピナコは全てにおいておもちゃにされていたのを知り怒り心頭。

 

ただカイは高い煽り能力を備えていたので、娘たちに何を言われようが何ともなかった。

 

ピナコは激オコのテンションで挑みかかりたかったが、カイに痛く恥ずかしいところを指摘されて恥ずかしくなり、出鼻を挫かれてしまう。

 

 

しかしその時、ティアが背後から銛でカイの腹に風穴を開けようとしたが、それもあっさり避けられる。

 

だが、ピナコが時間を稼いでいる間にルーミとヨータも参上。

 

しかし、首にアザがないからなのかハナハナも身動きできなくなっていた

 

 

カイは彼を見て似てるなと一人合点し、更に怒りを込み上げらせ、どうも男に恨みがあるように仄めかしながら真の姿を現し始めた。

 

バリバリモリモリ異形に姿を変えたカイは、気持ち悪過ぎる舌先と鼻を持った毛むくじゃらモンスターに変貌をとげた。

 

 

 

ふしゅうううっと蒸気のように吐いた息は臭そうでさらに気持ち悪いと思っていると、落ち着き払っているノアが、これが浜辺の怪物の正体「ケートス」だと説明してくれた。

 

そんなことは関係なく、ピナコが先制攻撃を繰り出し、今度はあっさりと渾身の一撃を叩き込んだ。

 

 

しかし、落ち着いてノアに無理だと言われる。

 

その言葉通り、ピナコのごつい斧の方がお祭り屋台の型抜きのようにポロポロ砕け散ってしまった

 

ノア曰く、ピナコの武器の材料が巨鯨の骨なので、上位種のケートス(化鯨)にはノーダメージだという。

 

 

ということで成す術がなくなったピナコは腹は貫かれないで済んだがぶん殴られ、吹き飛ばされた。

 

 

ならばとティアが銛から電撃を放出して攻撃。

だが、それも全くダメージを受けている様子がない。

 

ノア曰く、銛は海神の青い加護を受けている武器なので、同じく海神に作られたケートスとは同じ属性なのでノーダメージだという。

 

 

ということで、ティアは尻尾でぶん殴られ、吹き飛ばされた。

 

 

動けなくなってから「動きません」しか言っていないハナハナの武器の短剣も同じ青属性だから言わずもがなで、ノア曰く、自分を傷つけられる武器を残しておくほど、カイはバカな支配者じゃなかったといういうことらしい。

 

 

おまけに青だけじゃなく黒の属性も持っているらしいので、リールの街のガーディアンでは相性最悪で詰み状態らしい

 

 

 

ティアは追撃で踏んづけられ、万事休す。

 

だがその踏んづけた足をルーミが綺麗に斬り落とした

 

ノア曰く、白の属性を持つ聖騎士ルーミの剣なら、ご覧の通りダメージを与えられるのだ

 

 

48話

属性の相性のせいでケートスにダメージを与えられないリールの街のガーディアンたち。

 

だが、聖属性であるルーミの剣がうなりを上げ、ケートスの前足を切り裂いた。

 

 

ヨータは久しぶりに見たルーミの剣技を見て、意外と強かったのを思い出し、頼もしい背中を見つめた直後、カルと同じようにケートスの傷口もキラキラと天に召されているのに気づいた。

 

 

つまり、ケートスもどこかに一発で倒せる弱点があるはず。

 

ここは散々属性について解説してくれたノアに弱点を教えてもらいたいところだったが、彼女は知ってることしか知らない、偏った博識の子だった。

 

 

知らないなら仕方ない。

 

 

彼は自慢の剣道の腕前で斬りかかるが、触れることさえ敵わず見えないバリアに弾き返されてしまう。

 

彼の武器はノー属性のただの刃物なので、相性どうこうのレベルにさえ達していない役立たずの武器だとノアが教えてくれた。

 

 

そう言えば、ケートスの名前に聞き覚えがあった彼。

 

神話だかゲームだかで見聞きしたことがある気がするが、思い出せない。

 

 

彼が思い出そうとしている間にもルーミは宙を舞って、眉間にぶっさり剣を突き刺していた。

 

 

しかしそこは弱点じゃないようで相手は平気な様子。

 

身体がでかいから面積も大きいので、手当たり次第に刺している余裕は無い。

 

ルーミはとにかく一撃必殺の弱点の場所を知りたがるが、彼は聞いたことがあるような名前ってだけでケートスの詳細を思い出せそうも無い。

 

 

すると、ずっとケートスにおもちゃにされ続けて来たピナコが、うなじの辺りは一度も触らせてもらったことがないと暴露

 

弄ばれてきた恨みをここで少し晴らしたが、直後に踏んづけられてしまった

 

 

ケートスは自業自得なのに裏切られた気持ちになって怒りを募らせるが、飼い犬呼ばわりされるのはピナコにとって甚だ心外だった。

 

 

主従関係が崩壊した一人と一匹が言い争いをしている間に、ルーミは抜け目無く背後から忍び寄ってうなじを狙おうとした。

 

しかし、弱点を知られたのなら弱点さえきっちり守ればよく、ルーミの接近を察知していたケートスはルーミをがっちりキャッチ

 

動きを封じられたルーミはどうすることもできず、あんぐり開けた臭そうな口の中に突っ込まれそうになる

 

 

だが、ルーミの剣を拾ったティアが顎を貫き、一矢報いた。

 

弱点ではなくてもダメージは食らうケートスはルーミを離した。

 

 

ティアはルーミを抱えて距離を取ろうとするが、ケートスはすぐさまティアごと食い殺そうと口を開けた。

 

その時、彼は考えるより早く身体が動き、喰われそうになった二人を突き飛ばして庇った

 

 

彼はばっくり噛まれて胴体の大部分を食われ、空中に放り投げられてしまった。

 

 

彼は虫の息だった。

 

自分の名前を泣きながら叫ぶルーミの声は聞こえていたが、今はただ、ケートスを早く倒して欲しいと願った。

 

 

そして、視界が暗くなり、意識が途切れた

 

 

 

 

意識がどれほど途切れていたのか、次に見た光景は見覚えの無いどこかの部屋の天井だった。

 

ただそれは、どう見ても現代の地球のものだった

 

 

横を見れば点滴があり、心電図の音が規則正しく鳴っている。

 

洗面台の前には、同じ高校の制服を着た女子が後姿を見せていた。

 

 

彼に胴体は残されていたが、代わりに左手と右足がなく、女子校生の後姿は、よく知っている姿だった。

心電図の音だけがやたらと大きく響く中、彼はこの状況を理解した。

 

 

 

仁科と呼ぶと、彼女は少し驚いたように振り向いた。

 

 

陽ちゃんと呼んでくる彼女は、心配そうに覗き込んでくる。

 

彼は夢から覚めたことに気づき、涙を流した。

 

49話

夢か現か幻か・・・

 

ケートスに腹を食い破られて死んだはずだった彼は、意識が消えたと思った直後、病室で目を覚ました。

 

そして、あのヤリまくりの爛れた日々が夢だったのだと思った。

 

 

彼が目を覚ましたことに仁科は目を潤ませて内に秘めた喜びを表現し、訊かれるまま、一ヶ月くらい寝ていたのだと教えてあげた。

 

彼はそこで、体に走る痛みに顔を顰めた。

 

 

そして、包帯だらけの左腕の先っぽが無くなっているのに気づき、先っぽがなくなった左を繁々と眺めた。

 

すると彼女は右足もないよと、眉毛八の字気味で教えてあげる。

 

彼にとっては人生を左右する洒落にならない大怪我をあえて明るめに伝えることで、悲壮感にうちひしがれないようにしているのか分からないが、落ち方が悪かったのだと、運が悪かったことも教えてあげた。

 

 

 

主治医が呼ばれ、一ヶ月ぶりに目を覚ました彼は自分がどんな状態であるか説明を受けた。

 

 

体の中心に通る脊髄に損傷はなく、リハビリに励み、最新の義手義足を装着すれば限りなく以前の日常生活に戻れるだろうと言ってくれる。

 

しかし、彼は無言で天井を見つめ続けていた。

 

ついでに主治医は、彼女がずっと献身的に看病していたのだと暴露し、淡く重い高校生男女の恋を後押しした。

 

 

再び二人きりになったが、彼は彼女が明らかに好意を抱いてくれているだろうことを知っても当然手放しではしゃぐ気持ちになれず、感謝ではなく世話をかけさせた謝罪をした。

 

父親は出張中で見舞に来るのは明日になるらしいことも、無表情に聞いた。

 

 

片手片足を失い、長いこと眠っていたのだからテンションが上がらないのも頷ける。

 

それより彼女は、彼がまた自殺で飛び降りやしないかと気が気ではなかった

 

 

幼馴染みの自分に何も言わず、死を選んで空にダイブ。

 

当然、そんなことをした覚えのない彼は完全否定し、突き落とされたんだと言い返す。

 

 

そう言えば、あの気味の悪い被り物をした何者かに襲われた直後、ヤリ放題で危険たっぷりの異世界生活がスタートしたのだった。

 

しかし、彼女だけでなく、クラスの誰もそんな人形など目撃しておらず、いきなり彼が背面飛びで窓から飛び降りたとしか思っていなかった。

 

そんなスキューバダイビングみたいなアクロバティックな落ち方をしたのだから、二度目があると思うのは仕方なく、思い悩んでいるような彼を見て、ストレートにもう一度するのか訊ね、少し彼のテンションを上げることに成功した。

 

 

もちろん飛び降りる気もないし、突き落とされた彼は否定しまくる。

 

彼が明らかにおかしいと思っている彼女は、それでもここは穏やかに行こうと思い、指きりげんまんで可愛く約束をねだり、再ダイブをしない方向に持っていった。

 

彼は困った奴だなという風に微笑み、小指を絡ませた。

 

 

一応、発情するかも知れないと思ったが、彼女が変異することはなかった。

 

 

 

彼女はどんな夢を見ていたのか訊くが、さすがに欲情の泉や乱交、エビダンスなどを口に出すわけにはいかず、ごまかした。

 

 

眠ってたのが一ヶ月なら、向こうで過ごした時間とほぼ同じ。

 

なら、今もケートスと激しく戦っているかも知れないと思って心配になるが、いや夢だったんだと自分に言い聞かせた。

 

しかし、夢だったとしても、あれだけの関係を築き、少なからず特別な感情を抱いていた彼女たちともう会えないと思うと、寂しくて堪らなかった

 

 

彼は寂しくなったついでに、彼女にスマホを借りてケートスのことを調べてみた。

 

 

メデューサの首により石にされたらしいケートス

 

確かに、カイの腕も石だったし、あの世界にもメデューサがいるのかも知れない。

 

 

悶々と考え出した彼に気を使って彼女は席を外した。

 

彼が次にメデューサについて調べてみると、場所によっては太陽的存在で豊穣の神とされているそうな。

ならば、夜にだけ現れて村娘を食していたケートスは太陽が弱点なのではないかと思えた。

 

 

うなじを弱点に思わせたのも攻撃を単調にさせる作戦だとしたら、全滅は必至。

 

とにかく時間を稼いで日の出を待てと伝えたかったが、そこでまた、あの世界は夢だったんだと思い直した。

 

 

ならば、あの襲い掛かってきた人形も幻だったのか?

 

そう思った時、窓の下の駐車場にあの時と同じ邪悪なニコチャンマーク人形が姿を見せた

 

 

しかも、手をくいくいとやって誘っている。

 

何を挑発しているのか分からないが、あの人形野郎が現実だと分かった今、異世界へ行ける鍵だとしか思えない。

 

彼はその可能性に賭け、今度は自らダイブしてみようと思った。

 

そこを、また彼女に目撃されてしまう。

 

 

また死のうとしているようにしか見えない彼がまた人形が見えるなどと言い出し、彼女は正気に戻ってと叫ぶが、彼は一応正気のつもりだった。

 

とは言え、今はルーミたちを助けられる可能性があるなら、死ぬかもしれなくてもダイブしてみようと思っていた。

 

しかし、背中には必死で止めようとする可愛い幼馴染みの声がかけられていた。

 

 

感想

パラレルパラダイス47話48話49話でした。

久しぶりに戦闘パートに入りましたね。

戦闘が終われば交尾するのがお約束ですが、今回はそこまではっちゃけられるのか心配ですし、ハナハナのフラグがどう収束するのかも気になるところです。

やっぱり、最初に感じたように異世界転生ではなかったようですが、ただの夢にしてはリアル過ぎるので、ゲームの世界を見せられていた可能性もありますが、それらしい機器がないのでまだ何とも言えないところですね。