著者名:ゴトウユキコ 引用元:ヤングマガジン2018年31号

夫のちんぽが入らない7話
ネタバレ感想

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入らないまま季節は過ぎていたが、それでも二人の愛は積み重なり深く高くなっていた。

彼は希望していた教職に就き、アパートを出て物理的な距離ができてしまったが、彼はきっぱりとプロポーズをし、彼女も受け入れ、初任給で指輪まで買ってもらい、人生で最高の幸せな気分に浸っていた。

 

7話

さち子はがなり立てるように鳴くオウムを持て余していた。

 

言うことなど聞いてくれないが「しーっ!」と黙るように必死に言い聞かせていた。

著者名:ゴトウユキコ 引用元:ヤングマガジン2018年31号

 

 

構わずオウムが鳴き続け、間に合わずに携帯に電話がかかってきた

 

彼女は電話に飛びついてすぐに出たが、まだオウムは後ろで鳴き喚いている。

 

当然、その大きな声は電話の向こうの彼にも聴こえ、彼女が一体どこにいるんだと不思議に思ってそう訊ね、彼女は苦笑いながらだと答えた。

著者名:ゴトウユキコ 引用元:ヤングマガジン2018年31号

 

 

大学の構内に張り紙されていた依頼を見つけた彼女は喜んで引き受けたのだが、インコだと書いていたそれを実際に見てみると、どう見てもインコではなかったのだ。

 

 

いや、インコには違いなかった。

 

ただ、コンゴウインコという、一般的にオウムと思われているカラフルなでかい鳥だった。

 

オウム並みのインコの大きな鳴き声が夜なら尚更近所迷惑というのもあったが、時刻は現在22:00時。

 

その時間は、いつも彼が電話をかけてくる時間だったから、鳴き声に邪魔されたくなかった。

著者名:ゴトウユキコ 引用元:ヤングマガジン2018年31号

 

 

 

彼が卒業し、大学でも一人で過ごすことが多くなっていたが、彼と一緒にいることで少しは豪快さが身についていた

 

 

お昼ごはんのパンを入れた袋を片手に壁を乗り越え、斜面の木陰でパンを齧る。

 

大学に入るまでの一人でいた頃に戻っただけにも思えたが、数年前のことが数字以上に遠く感じた

著者名:ゴトウユキコ 引用元:ヤングマガジン2018年31号

 

 

 

彼に倣って希望の職に就くため、あくびをしながら参考書を広げてノートを黒く埋めていく。

 

疲れてきたら効率を上げるために小休止。

 

テレビをつけ、飲み物を飲みながら何気なく観ていると、主婦の生活の知恵みたいなものをやっていた。

 

よくある、キツくなった指輪を外す方法

 

それは、誰しも最初に思い浮かぶようなぬるぬるしたオイルや洗剤を塗って外すという方法だったが、彼女は灯台下暗しのように、その方法にハッとした。

著者名:ゴトウユキコ 引用元:ヤングマガジン2018年31号