111話

爆破テロにより国会議員はほぼ全滅。

 

秋保は電話とネットを遮断され、外部との連絡手段を衛星電話に頼らざるを得なくなった。

 

 

 

晴輝は神城たちとは違う役割を与えられ、お互い無事を祈って回収班を送り出した。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

境界線の調査に指名された山田は出発する前に、改めて隊長の晴輝に自分が指名された意味を訊ねて、しっかり任務の意味を理解しようとしていた。

 

 

彼を探していたきららは、山田と話しているところを見つけ、話が終わったタイミングを見計らって話しかけようとした。

 

しかし、先に女子大生コンビが話しかけ、反射的に言葉を引っ込めた。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

彼もきららに気づいて近づくが、今度は一緒にパトロールに行く二人が早く出発しようと催促してきた。

 

きららは彼が隊長として頼りにされているところを初めて見て、素直にお褒めの言葉をかけ、今の彼はそれにすぐに調子に乗る。

 

そんなことより、きららの用件は紗月が告白しただろうことを察し、なおかつ彼が落ち込んだ様子がなさそうなので、自分の予想通りになったから謝って欲しいと思っていたのだ。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

以前の彼なら冷や汗でもかいただろうが、生温かい笑顔さえ見せ、悪びれもせず言葉だけ謝った。

 

そして堂々と三股することを宣言し、当たり前のようにクズであると白状した。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

最初から三股に否定的ではなかったきららは微笑み返し、クズなところも好きだと言いつつ、付き合ってからこそが恋の本番だと言わんばかりに宣戦布告した。

 

高校生男女の恋愛など些細なことでどんどん移ろうもの。

 

それは、この非日常においてもそう変わらないのだと。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

きららは他二人との進捗状況を、何の衒いもなく確認していく。

 

彼も彼で、紗月はこれから落とす予定だし、らぎ姉にはこれから告白する予定だと報告。

 

結果的に当初の気持ち通り、まだきららとだけ付き合っている状況に彼女自身が軽くツッコミを入れ、パトロール任務に彼を送り出した。

 

 

意気揚々と出かけていく彼の背中を、きららは清々しい笑顔で見つめていた。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット