
パラレルパラダイス
56話57話58話ネタバレ感想
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リールの町の英雄となったヨータはトライデント3人と感動の別れをし、遥かなる大海原へ出た。
操舵手と応援係としてマナカとリノが同行してくれ、ルーミが船酔いせっかくのティアの絶品お弁当を台無しにした後で、遭遇すれば海の藻屑になるしかない海獣と出会ってしまうのだった。
56話
リノの前振りのせいなのか分からないが、一番会いたくない海獣、グラコスが歴戦の船の行く手を阻んだ。
汚らしいドレッドヘアーのような足を何本も生やしているグラコスは船を覆えるほど巨大で、人間などゴミクズのように扱ってきそうだった。
彼はすぐさま逃げろと無茶振りし、今が凪で、帆船ではどうしようもないことを改めて思い知らされた。
先っぽが矛のようになっている触手を振り上げたグラコス。
彼はこの世の終わりのような叫び声を上げるが、触手が船に振り下ろされる前にズバッと切れとんだ。
触手を切り落としたのはブーメランで、くるくると持ち主に戻っていくそれをキャッチしたのは、エールするしか能がないと思われたリノだった。
顔もポーズもバッチリ決めたリノはしかし驕り高ぶらず、彼に軽くディスられても取り合わず、油断禁物だと答えた。
リノの言う通り、グラコスはカルやケートス同様、ジュビジュビジュビと切り落とされた触手をあっという間に再生したのだった。
グラコスも属性を持っているようで、リノの武器が属性持ちなのかノー属性なのかは分からないが、ブーメランでは仕留められないらしい。
頼みの綱は再び風が吹いて逃げることだけ。
リノが案外有能だと分かったのは朗報だが、マナカは操舵以外はできないのか、今できることは神頼みだけで、戦力にはならなそうだった。
やはり、風が起こるのを待つしかない。
もちろんグラコスが待ってくれるわけがなく、今度は前のほうの触手を一気に持ち上げて一斉攻撃を仕掛けようとしてきた。
さすがのリノも、ブーメラン一個では対処できそうになく半べそをかいた。
その直後、実力だけは折り紙つきのルーミが宙を舞い、気合の入った掛け声と共に剣を一閃。
グラコスの振り上げた触手を一気に切り落とした。
グラコスは普通に痛みを感じるらしく奇声をあげ、着地したルーミはすぐゲロを吐いた。
彼はルーミの白属性ならグラコスにダメージを与えられるかも知れないと思い、希望を見出した。
しかし、ルーミの剣とも相性が悪いようですぐさま再生し始めた。
取りあえず黒属性ではないと分かっただけで、マナカは変わらず神頼みの祝詞をあげている。
それが癇に障ったのか、グラコスは容赦なくマストを叩き折って帆を破った。
瞬間、マナカは「帆があああああ!帆があああああ!」と叫んで、絶望に泣き暮れ始めた。
意外と有能なリノは折れたくらいなら修理できると励ますが、こうなったらもう、グラコスを倒さないと修理できる未来も訪れない。
彼はケートスの弱点が気づいたように、グラコスにも何か弱点はないかと考えるが、グラコスなんて名前に覚えがなかった。
そうこうしているうちに、リノが触手に絡めとられて捕まってしまった。
獲物を捕らえたグラコスは口から一際ぬるぬるしてそうな小触手を出しまくり、リノの服を破り取った。
リノは恥ずかしさで顔を真っ赤にして泣き出すが、エロモンスターグラコスはちょうどいいサイズの胸をまるっと包み、間違いなく処女の会陰にも触手を伸ばす。
船酔い中のルーミは何とか立ち上がり、根性を振り絞ってタコ坊主と吐き捨てるが、あっけなく足を絡め取られてリノと同じ運命を辿りそうになってしまう。
しかし、彼はルーミの一言でグラコスを日本の妖怪と結びつけることができ、おそらく該当する弱点にも思い至った。
彼は今は亡き仲間と採りに行った火燐石を取り出し、その圧倒的熱量を久しぶりに感じた。
そして、グラコス=海坊主だと推察した彼は弱点の煙を発生させるため、とても大切な帆に火を点けた。
おもしろいほどに一気に燃え盛る帆とマスト。
予想通り、グラコスはまた奇声を発して煙を嫌がり出した。
と同時に、帆を憂うマナカの絶叫がまた夜の海に響き渡った。
57話
苦手な煙に炙られたグラコスの悲鳴で幕を開けた。
「キイエエエエ!」とヒステリックおばさんみたいな奇声をグラコスが発すれば、マカナは「帆がああああ!」と叫ぶ。
だがおかげでグラコスは怯んで捕らえたルーミたちを手放し、二人は無事デッキに着地した。
おまけにグラコスは海中に逃げ込んでくれたので、当面の脅威は去った。
しかし、グラコスの乱暴な潜りで大波が起こり、船が転覆しそうなほど傾いてしまった。
すると、さっきまでの号泣が嘘泣きだったかのように真剣な表情に戻ったマカナが舵を握り、自分の仕事を思い出してくれた。
相棒がそうくればリノも服を破られて丸出しの恥ずかしい格好だとしても仕事を優先し、マカナをエールし始めた。
マカナのナイス操舵で無事にグラコスの置き土産を乗り切った一行。
これで彼は助かったと呟いたが、即座にマカナに否定されてしまう。
今すぐ沈没は免れたものの、マストと帆を失ってしまっては帆船を動かす術はなく、絶望の漂流一直線しか道が開かれていない。
彼は取り合えず食料と水を心配してみると、三日間の航海の予定に少し余裕を持たせた五日分だと言われ、この先どうなるか全く分からないこの状況ではあまりに心許ない備蓄量だと思わざるを得なかった。
ならば潮流で陸に運ばれる可能性を指摘してみるが、マカナによればこの辺りは岸から離れていく最悪の流れだという。
こういうときこそリノの底抜けの明るいエールが火を吹いたが、何を頑張ればいいのか分からない今、無駄な明るさは無駄に体力を消費するだけだった。
彼らが不思議の島のフローネのようにサバイバルしていけそうな島に流れ着くことなく、八日が過ぎた。
ルーミは最早船酔いでゲロを吐いて無駄に栄養を垂れ流すようなことはなくなり、底抜けに明るかったリノも黙りこくって体力温存に努め、マカナはアイデンティティを守るためか、舵の傍で項垂れていた。
そして彼は、一縷の望みにかけて水平線の向こうを眺めていた。
五日分の食料をちまちま食べていたにも関わらず底をつき、雨も降らずに咽が渇いていく一方。
彼はこの世界で死んでも元の世界で目を覚ますだけの可能性があったが、二回目のダイブ後の身体では、五体満足の生活を送れる可能性は低そうなので、それはそれで考えると憂鬱だった。
それに、ルーミたちはただでさえ短い人生がもっと短く終わってそれっきり。
それはあまりに不憫だと思ったその時、ルーミが空腹や喉の渇きよりも自分の体臭を気にしたので、まだまだ死にそうにないなと思えた。
その時、マカナが急に明るい声を出した。
彼女の視線の先には集中豪雨の雨雲があり、船に近づいているようだ。
まさに地獄に仏の僥倖に彼は生きる気力を取り戻し、甕を並べろと指示を出す。
しかし一歩早く、リノが明るさを取り戻して全裸になっていた。
まだ彼を男だと知らないリノは一切恥ずかしがらず、八日間の航海で溜めた垢を水浴びでこそぎ落とすつもりのようだ。
そして交尾大好きのルーミも体臭が気になっていたので当然脱ぎ、流れに逆らわずマカナも脱いでなかなかの巨乳をさらけ出し、彼にも脱ぐよう促した。
彼はまだ肉体関係を持っていない二人の前で裸になるのが少し恥ずかしかったが今更なので、逆らわずに脱ぎ、うっとうしいカツラも取った。
リノはカツラだったことにも驚いたが、自分よりも可哀想な胸だと思いつつ、自分たちとは違う体つきに本能的な欲求を芽生えさせて頬を赤らめた。
その欲求は体内にも浸透し、彼との交尾を経験したガーディアンたちほどではなくとも、じんわり欲情の泉を垂らし始めた。
自分が粗相をしたと思ったのか、リノはびっくり仰天した。
しかし、リノが大人の階段を上ろうとしている横で、マカナは風が変わって船がスコールから逸れようとしているのに気づいた。
彼らは慌てて舳先に走り、届きそうで届かない豪雨に向かって手を伸ばした。
しかし船は無常にも雨から遠ざかり、もう完璧に届かない距離になっていくのを絶望の中で見守るしかなかった。
ルーミは膝を折って絶望した。
まるで死亡フラグを自然に立てられた気分だったが、やはりまだ一番気になるのは臭くてどうしようもないに違いない体臭だった。
彼がささやかに突っ込んだ直後、他の二人もデッキにへたり込む音が響いた。
それと一緒に嗅いだことのないフレーバーが漂い出す。
マカナもリノも欲情の泉をドバドバ溢れ出させていて、自分たちがなぜこんなことになっているのか分からず、しきりに彼に謝った。
彼はあっさり自分が男だからしょうがないと打ち明けた。
そして、ちょっとトイレ寄ってくるみたいなノリで、二人に初交尾を誘ったのだった。
58話
お茶でも飲んでく?みたいなノリで二人を交尾に誘った彼。
元の世界ならチャラ男の常套手段みたいな軽いノリで多くのビッチが釣れることだろうが、この異世界では男ならおそらく誰でも入れ食い状態だ。
と言うことで、二人は貴重な水分を股間から放出し始めた。
彼は交尾する理由を、欲情を一先ず抑えて水分の放出を止めるためだと言うが、経験上、ヤレばヤルほどこの世界の女の子たちが際限なく溢れ出させるのは分かっているはずである。
そんな理由よりも、二人はまだ彼を男だと信じていなかったし、リノくらいのちっぱい女だとマカナは思っていた。
しかし彼は真顔で辱める。
本当は男だと思っているから、体は本能に任せて泉を溢れ出させているのだろうと。
二人は彼の思惑通り、羞恥心で顔を真っ赤に染めた。
そして、二人の欲情と彼の半裸を見たルーミも興奮していて、この流れで交尾したいと言い出す始末。
十分に辱められた二人は、ならば男にしかぶら下がっていないものが本当についているのか訊いた。
彼は某ドラマの癖が強い店主を気取り、「あるよ」と答える。
見るかどうかは二人の判断に委ね、更に二人を辱めようとする。
みるみる呼吸が荒くなり出した二人は、自ら確認することに同意したのを襲い掛かることで示した。
まだ交尾をするつもりはないと言いながら、言葉とは反対に泉の勢いは強くなっていた。
マカナがズボンをずり下ろし、二人は初めて男の証拠を見た。
リノはまだ柔らかいままの肉棒の感触を確かめ、マカナは心配になるほど息を荒げていく。
本能的に咥えると気持ちよくなれるものだと分かったマカナはリノの心配をよそに勢いよく口の中に含んだ。
初フェラだというのに、彼をとても気持ち良くさせる。
リノは目がイッテいるマカナを責めながらも、すぐに羨ましがってる本音を白状した。
二人を平等に気持ち良くさせてあげようと思った彼は、リノの泉で溺れないためにリノの股間に吸い付いた。
リノは初めての快感にビクブル感じるが口調は維持し、マカナはまた先取りで勝手に跨った。
マカナはぶしゅっと溢れ出させながら膣の中に飲み込み、「くはああああ、ああああああ」と絶叫しながら初めての騎乗位に大ハッスル。
3Pしている横で、いつの間にかルーミがオナニーをおっぱじめていた。
徹底して口調を維持するリノの理性は強いらしく、イキそうな時も自分らしさを忘れない。
反面、マカナは大多数を占めるトリップタイプで、フェラだけでトリップできる圧倒的な好き者だった。
3時間経っても4人は絡み合い、その頃にはリノの目もイっていて、対面座位で中出しされていた。
6時間経っても4人はぐちゃぐちゃに絡み合っていて、ルーミが愛を叫びながら正常位で中出しされたところだった。
12時間経って屋根の下に移動した4人は、さすがに大分乾いていて、彼の体力も精子貯蔵量も限界を迎えそうになっていたので、3人があちこち舐めるだけに落ち着いていた。
水は枯渇。
お互いの唾液や体液を貪り合いながら渇きを凌いでいたが、やがて三日も経つと彼の先っぽから白濁液も出なくなり、ルーミが趣味でしゃぶる音だけが虚しく響いていた。
ボーダーラインの72時間を超えて、さすがに彼も死を覚悟し始めた。
だが、いつの間にか正気を取り戻していたマカナとリノは人生で最高の快感を知ることができたのだから、ここで死ぬなら本望だと笑顔を見せる。
そんな笑顔を出させたことで、彼は生きる気力を取り戻した。
こんなところで諦めたらなんのために舞い戻ってきたのか分からないし、自分が諦めたら旅の意味が無くなってしまう。
体液塗れでカピカピになっているはずの体を起こして生き残れる道を探そうとしたその時、いるはずのない5人目が声をかけてきた。
その声の持ち主は、すっかり大人っぽくなったノアだった。
感想
パラレルパラダイス56話57話58話でした。
最初のサービス要員にされたのは、意外と有能なリノでしたね。
喋り方に癖がありますが可愛いので、もっと良さを出していってほしいですね。
さて、ノルマを三日間に渡って達成した後で、ちょっとぶりのノア再登場で竜宮城行きか。