罪と快32話33話34話
ネタバレ感想

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アヤメのご機嫌を損ねた美羽はもう助力を得ることができなくなった。

それでも、不安の中でロープを縛りに適した状態にこなれさせ、一人での縛りに彼を誘う。

放課後の教室で興奮が最高潮に達した美羽は彼に抱きつくが、いいところでアヤメに乱入されてしまうのだった。

 

32話

善の絶妙な恍惚と苦しみの境目の表情に気づかなかった美羽は、欲望をこすり付けて彼の鼓動を感じていた。

 

そんな時に自分を突き放したアヤメが現れ、驚かざるを得ない。

 

アヤメは美羽を突き飛ばし、彼に駆け寄ったのだった。

 

 

突き飛ばされた美羽は背中を戸棚に強かに打ちつけ、M字開脚してしまい、純白のパンチラを披露してしまう。

 

更にアヤメが鋏を上段から振り下ろそうとしているのに気づき、反射的に目を見開いて止めてと叫んだ。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年19号

 

 

アヤメは聞く耳持たずに無視し、彼の胸元を締め付ける縄をちょん切った

 

愛情込めて柔らかく滑らかにした縄を無残に切り刻まれ、美羽は一瞬言葉を無くしてしまう。

 

縄を切られるということは一人で完成させた縛りも解かれるということで、彼との繋がりさえ断ち切られるような感覚に声を荒げた。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年19号

 

 

だが結局、丹精込めて愛する彼を縛り上げた我が子たちは切り離されてしまうのだった。

 

 

どうして解かずに、切ってしまったのか。

 

美羽は理解できない仕打ちを問い詰めるが、彼の青白くなった手を示され、相手が危険に陥っているのにも気づかず欲望をぶつけているだけだからオナニーなのだと改めて指摘され、ぐうの音も出なかった。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年19号

 

 

まさか彼が快感ではなく痛みを感じていたなんて思わなかった美羽は驚き、そして、独りよがりのオナニーだったことを思い知らされ、絶望した。

 

結局、好きな人を喘ぎ悶えさせたいという気持ちは、自分本位のものでしかなかったのだ。

 

 

 

打ちひしがれた美羽はとぼとぼと校舎から外に出て、中庭のマリーゴールドが半分ほど無くなっているのに気づいた。

 

その時、自信満々傲慢な津崎に肩を叩かれた。

 

まだ津崎の本性を見抜けていない美羽はお兄さん的先輩に不信感を抱かず、相手に付け入らせる隙を作ってしまう。

 

 

他人が自分の言葉で動き、翻弄されるのを見るのが好きな津崎は美羽が泣き腫らした目元をしているのに気づき、できたばかりの傷口に入り込むことにした。

 

相談に乗る優しい先輩を装って胡散臭い笑顔を貼り付け、威圧を感じさせない命令口調で詳しく話すよう促す。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年19号

 

 

一度相談した手前、美羽はまた話すのにそれほど抵抗感を持たなかった。

 

 

ひと気のないところに移動し、美羽は話し始めた。

 

 

津崎のアドバイス通りに善を自分に振り向かせるために本気で向き合った。

 

しかし、結局縛りの知識も経験もアヤメにはまだまだ敵わず、彼に痛い思いをさせてしまっただけだった。

 

彼への愛しさと自分に振り向かせられなかった切なさと傷つけてしまった心苦しさで、美羽は涙を流し始める。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年19号

 

 

津崎は興味深そうに聞きながら、具体的にどんなことがあったのか知りたがるが、美羽はさすがに縛りSMプレイをしていたことまでは話せない。

 

 

とにかく、アヤメにオナニーだとまた言われたショックは大きく、気づかずに彼をまた傷つけないよう、この恋を諦める覚悟はできていた

 

しかし津崎はこんな表情豊かに苦しむ後輩を見逃すつもりはなく、悪魔の囁きをした。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年19号

 

 

弱った心に津崎の言葉はじんわり染み渡っていく。

 

 

誰も傷つかないで生きていくなんて不可能だと尤もらしいことを言い、そんなことは気にするなと、豪快な一面さえ見せる。

 

ただおもしろがりたいだけなんて美羽が気づくはずもなく、正解なんてない恋のイロハだからこそ、津崎は美羽がその気になるためだけのそれらしい言葉を羅列していく。

 

自分の欲望より彼の幸せを優先した美羽はすぐに納得しようとしないが、自分がどうしたいのかと問われ、一気に心が揺らいだ。

 

 

彼への想いは、今までの自分を否定するきっかけでもあった。

 

優等生。

親を困らせない良い子。

友達からの真面目っ娘評価

 

そんな自分が嫌ではないが、少しは演じている自分だった。

 

周囲の目を気にしないのが本当の自分だとしたら、彼を諦めるなどあり得ないことだった。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年19号

 

 

計画通りにいった津崎はいやらしく口角を上げた。

 

あくまで後輩を心配する先輩でまたさり気なく近づき、壊れてもそれはそれで良しと思っているような気持ち悪い顔でまた囁いた。

 

 

今までの美羽のアイデンティティは、茜色の空に溶けて消えてしまった。

 

 

 

三日後、美羽が普通に廊下を歩いていると、あわよくばを狙った小杉が話しかけてきた。

 

言うまいと思っていたようだがもう言っちゃえと思った小杉は、美羽が知らないと思って、善とアヤメがくんずほぐれつのSMプレイをしている変態なのだと暴露

 

小杉に興味はなかったし嫌悪感がまだ燻り続けていた美羽は「だから何?」と吐き捨ててから、胸元をはだけさせて小ぶりな胸を縄で縛って強調しているのを見せつけ、自分も同じ変態なことを暴露し返した。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年19号

 

 

小杉は言葉を失い、善とアヤメの変態プレイを見た時より顔を青くする。

 

しかし、ゴーイング・マイ・ウェイを決めた美羽は小杉に引かれた程度では何とも思わず、いそいそとボタンを締めて前を向いたのだった。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年19号