
ガイシューイッショク2巻
16話17話18話ネタバレ感想
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エロ漫画家・境みちるの怒りを買った小森は彼女と同居生活を始めることになったのだが、家事を全くしない性格に難ありの態度を改善させるべく、喘ぐか勃起するかの勝負を仕掛けるようになる。
目下連敗中だったが、ローターを使った際に盛り上がってキスをし、そのまま一線を越えようとした。
しかし、男の勃起を見て様子がおかしくなったみちるは豹変し、力任せの足コキで射精させてしまい、ぶっかけられるのだった。
16話
勢いに任せて一線を越えようとした小森があえなく足コキで射精させられ、それをみちるが顔面含めてぶっかけられた一夜から後日。
彼は仕事に出かける前に、みちるの部屋の戸に明らかに蹴って開けたような穴があるのを見つけ、当然イラだった。
しかしみちるは、指摘されてもふてぶてしくだんまりを決め込んでいた。
ついに物を破壊するところまで暴挙に及んだみちる。
彼は言いたいことは口に出して言えと諭すが、みちるは口を歪めてお前は関係ないと言い返す。
本当かどうか判然としないが、ぶっかけられた腹いせではないという。
だとしたら、彼としては他に賃貸物件を蹴破られる理由に心当たりなんかない。
だから、分かっているのかいないのか、賃貸物件は借りている人間の所有物になるのではないと改めて教えてみた。
それでもみちるはまるで反省せず、逆切れし、彼をミイデラゴミムシ扱いして話し合いを放棄したのだった。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
彼は全く訳が分からないまま出勤せねばならず、電車の中でさっそくゴミムシについて調べてみた。
すると、それは尻穴から高温のガスを噴出するとんでもなくもどこか滑稽な虫だった。
こんな屁コキムシ扱いされて普通は怒るところだが、彼は自然と笑みが零れた。
なぜなら、勝負の流れからの勢いとは言え、もう少しで挿入できるところまでいったことが、みちるを攻略しかけている自信に繋がっていたからだ。
もしあのまま挿入し、男女の関係になっていたら…
そうなったら恋人同士という付き合いが始まって、必然的に今の生活が同棲という雰囲気に変わっていくかも知れない。
しかしそれなら、家事の分担や好意を抱いているのかをはっきりさせねばならないと考えた。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
人をゴミムシ呼ばわりするみちるの口から「好き」なんて発せられるのは想像できないが、彼の恋愛観では気持ちを言葉にすることがとても重要だった。
そんなことを考えながら一日の仕事を終えて帰宅すると、部屋の前に花束を持った見知らぬ男がおり、なぜか小森の名前を知っているようだ。
眼鏡のシュッとしたその男は、サカミチルイ先生の担当編集の石井だと名乗った。
どうやら、みちるのペンネームでこの部屋の住所はみちるが小森方として勝手に使っていたらしい。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
その担当編集がなぜ花束を持って訪ねてきたかというと、作品の打ち合わせで言い争い、石井が折れて謝罪に来たようだ。
小森は戸が蹴破られた理由を察し、石井の苦労にも共感した。
不審人物ではないと分かったので彼は石井を部屋に上げ、みちるは朝からご機嫌斜めなので部屋から出て来ないだろうと教えてあげた。
すると、話し声を聞いたみちるは変わらず機嫌が悪そうだったが顔を出しつつ、石井にも喧嘩腰で話しかけた。
石井はあくまで冷静に全ボツはやり過ぎたことを謝りつつ、みちるが社会人としていただけないスネ方をしたのも注意した。
そして花束を渡されたみちるはしおらしく受け取り、ちょろく頬を染めた。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
ツンデレ100%を発揮するように、みちるは既に直したネームを見せる。
このまま打ち合わせする流れになると、彼はあまりに自分と争った後との態度の違いに理不尽さを感じ、モヤモヤしているうちに花束も押し付けられ、二人が部屋にしけこむのを黙って見送るしかなかった。
同棲だの付き合うだの考え始めたばかりで、みちるが他の男と二人きりになり、彼は心中穏やかではいられなくなった。
戸が閉まって何を喋っているのか聞こえなくなり、静謐に包まれて嫌な妄想が膨らんでいく。
もしかしたら、女性エロ漫画家は編集に実践されながらリアリティがあるいやらしいシーンを描いているのかも知れない。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
そんなエロ漫画読みすぎな妄想をしてしまうほど冷静さを欠いた彼は、精子についてみちるが知りたがったのも、編集の指示かも知れないと思い、まだみちるのなんでもないのに危機感を募らせた。
そうなったらいてもたってもいられず、お茶菓子を差し入れる名目で強引にみちるの部屋に入った。
二人の無言の圧力に屈指そうになるが、お客さんに対する愛想の良さで切り抜けようと頑張った。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
応えたのはみちるのそっけない一言だけだったが、反応してくれたので少し安堵する。
だから、嫌な妄想が現実にならないよう、漫画には一切関係ない部外者だとしても、この部屋の借主だという責任感を盾に居座ることを決め込んだ。
そして彼氏気取りで、散らかっている下着を布団の中に押し込んだ。
石井は彼の行動に驚きながらも気にしないことにし、打ち合わせの続きを始めた。
二人の声音は至極真面目で良いものを作り上げようとする雰囲気が十分に漂っていたが、飛び交うワードは処女だの精子だのこっちの方がエロいだの、刺激的な応酬ばかり。
やがて乳輪の話になると、みちるは大きい方が漫画家として好みだと言い、石井は小さい方が雑誌の方向性に合っていると反論。
みちるは石井を辱めて意見を通そうとするが、言い争いにおいては石井の方が何枚も上手のようだった。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
小森が存在しないかのように打ち合わせは進み、滞りなく終了した。
自信家みちるのモチベーションが保たれ、トイレに立った彼女に労いの言葉をかけた彼は、二人きりにされるのは気まずい石井と取り残された。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
沈黙を破ったのは、当然そういう関係なんだろうと思って訊いた石井の質問だった。
しかし即座に否定され、なら思いつくのはセッ〇スフレンドだけだったが、頑張って最後まで言葉にしなかった。
もちろん石井が何を言おうとしたのか分かった彼は肉体関係もないと否定し、間違ってはいないWINWINなルームメイトだと答えた。
ルームシェアだけならまだしも、WINWINの意味が分からない石井。
もちろん彼は、勃起するか感じさせるかの肉体関係未満の関わりがあるなんて言えなかった。
そんなこんなで、石井は帰った。
相変わらず家事をしないみちるが夕食に舌鼓を打ってはしたなくソファに倒れこみ、胸を弾ませたところで彼は石井との関係をほじくり返そうとすると、仕事上とは言え、みちるにとってかけがえのない相手なことが分かった。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
意味合いが違うとは言え、他の男に好印象を持っていると聞かされた彼はまたモヤモヤし、このタイミングで自分をどう思っているのか訊いてみた。
皿洗いの音でろくに聞こえないくらいのはっきりしない声量なのに苛立たれ、勇気を出して恋する乙女みたいに質問。
驚くでもなく真剣に考え始めたみちるが出した答えは、朝と同じゴミムシだった。
彼は仕方なく、真面目な意味でと言い換え、また回答を待った。
同じように再び真剣に考え始めるみちる。

著者名:色白好 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年21号
頭を抱えてしばしの沈黙の後、みちるは打ち合わせしたばかりの原稿を理由に自分の部屋に逃げてしまった。
ただ、今言えることは、すぐ勃起する人だった。