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ゴブリンスレイヤー
29話30話ネタバレ感想

ゴブリンスレイヤーの漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エログロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

転送ゲートを守っていた大目玉を倒し、続いて天井を崩落させ、ゴブリンチャンピオンにもリベンジを果たした。

結果オーライのギリギリの作戦は生きた心地がしなかったが、ゴブリンスレイヤーはいつも通り何でもない風な態度なので、さすがにエルフは我慢の限界を超えたのだった。

 

29話

ゴブリンスレイヤー一行がゲートの鏡を使ってゴブリンを倒し、しばしの休息を取った後日。

 

 

依頼をした張本人の剣の乙女は、小鳥たちに餌をあげて、麗らかな一日を過ごそうとしていた。

 

小鳥に向けて指先を伸ばすと、瀕死の彼を助けるために同衾し、傷だらけのたくましい胸に触れたときの感触が蘇った

 

剣の乙女の口元が自然と緩んだその時、そのたくましい身体の持ち主の彼がやって来た。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

角がついた兜を被っていたあの人と、シルエットが重なる。

 

報告を受けていた剣の乙女は、依頼を見事成功させてくれた彼に改めてお礼を言うと、彼は確認しに来たと、開口一番用件を切り出した。

 

 

剣の乙女は一瞬逡巡してから、答えられることなら何なりとと答えた。

 

だから彼は、剣の乙女が今回の一件に関して、黒幕の正体まで含めて全て知っていたのだろうと指摘した

 

全部とは、ゴブリンが鏡のゲートを利用していたことや、その方法を教えた何者かの存在。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

すると剣の乙女は一言もごまかすことなく認め、彼も彼女の答えだけを淡々と受け止めた。

 

ただ彼は剣の乙女に確信を持っていたのではなく、彼女も全てを知り得る内の一人としか思っておらず、手当たり次第に訊いて回るつもりだった。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

 

剣の乙女は白状するのが早すぎたと悪びれもせず、疑われた理由を訊ねた。

 

彼は、地下空間の中で異質だったアリゲーターの存在を挙げた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

あれとランダムにエンカウントしたとは思えず、少なくともゴブリンを襲いつつ冒険者に牙を剥く程度に作為的に仕組まれたエンカウントだと感じていた。

 

 

広大な地下遺跡に地図もなく、かといって調査は冒険者に丸投げ。

 

あのアリゲーターは、剣の乙女があの場を知るために放った使徒だった。

 

 

剣の乙女は何も否定せず、ごまかさず、いつまでも怯えた少女のままの気持ちを吐露していく。

 

 

地下遺跡の暗い水の中を泳ぎ回り、ゴブリンを食らい、時に冒険者に傷つけられる感覚を共有していた剣の乙女は、女神官と湯浴みした時に律し切れなかった自分を悔いていた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

至高神が守ってくれるのは、この街だけなのを歯痒く思っていた。

 

 

彼は剣の乙女の言葉には反応せず、彼女の醜い部分を暴き立てていく。

 

ゴブリンに襲われた街娘たちの惨状は、ゴブリンの手口とは明らかに違っていて、ゴブリンに浅からぬ因縁がある金等級の剣の乙女なら、分からない訳がなかった。

 

 

剣の乙女は自身のおぞましきトラウマを呼び起こしながら、それも素直に認めた

 

 

その話しを一旦横に置き、ゲートの鏡を使って何か企んでいたのは魔神の残党の仕業だと伝え、ただその残党も倒されたと報告を受けたばかりだという。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

なぜこの街の地下遺跡にゲートの鏡を配置し、ゴブリンを送り込み、街を混沌に陥れようとしたのか。

 

剣の乙女は自分への復讐のためだろうと察しがついていたが、どうしても自分が出向いてサッと退治するのは無理だった。

 

英雄と呼ばれる剣の乙女は今も、ゴブリンに怯える穢された少女のままだった。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

 

剣の乙女は罰が与えられると思ったが、彼は特に何かを訴えるつもりはなかった。

 

彼が剣先を向けるのは、ゴブリンだけだった。

 

 

理由を聞いてくれない彼に焦れた剣の乙女は自ら口を開き、この一件を放置した理由を語り出した。

 

 

街の地下に蔓延るゴブリンは夜毎地上に這い出て、ランダムに人を襲う。

 

冒険者が送り込まれても行方不明になり、住人の不安は膨らみ、夜扉を閉めてベッドに潜り込んでも、万が一を考えて眠りが遠い。

 

そうして自分と同じように皆が怯えてくれればいいと剣の乙女は思っていた。

 

しかし願いは叶わず、住人は自分だけはと考えていつもの日常を変えなかった。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

 

剣の乙女はあの財宝級のゲートの鏡を彼のものにしていい代わりに、この気持ちを分かって欲しいと願った。

 

すると彼は事も無げに、鏡は悪用されないように重しで固めて地下水路に沈めたと答えた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

最も正しい行いに思えるが、一財産できる鏡をあっさりと捨てたと答える彼に剣の乙女はあっけに取られるが、それも彼らしいと思うと笑みが零れた。

 

 

箍が外れていると評しつつ、剣の乙女からも、ゴブリンを倒し続けて何か変わったのか訊ねた。

 

 

モンスターの中で、最も弱く小さいゴブリン。

 

勇者が邪教団を壊滅させたのと比べれば、救われる人間など微々たるものでしかない。

 

ゴブリンをいくつか倒したところで世界は変わらず、せめて怯えていた少女に安心を与えることくらいしか結果が出ない。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号

 

 

だが彼にとって、大きく何かを変えるよりも、ゴブリンに苦しめられている者がゴブリンを倒すことで救われるなら、それで良かった

 

 

剣の乙女が一生残る傷を付けられたのは知っていた。

 

ゴブリンが女をどうするのか最初から最後まで知っていた彼は、剣の乙女がされたことを見ていたと伝え、だから気持ちは分からないと答えた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年11号