
ゆらぎ荘の幽奈さんカラー
134話135話ネタバレ感想
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新しい任務を与えられた狭霧の様子がおかしくなっていった矢先、祭りの夜に妖怪との戦いに苦戦を強いられてしまった彼女だが、コガラシの助太刀で確実に高めつつある実力を発揮して撃破。
その時現れたのが、狭霧が任務で結婚することになった宵ノ坂家の若い男だった。
134話
宵ノ坂家の次男は酌人登場。
狭霧の婚約者の酌人はさっそく未来の妻の肩を抱こうとしてチクリとやられつつ、何も聞かされていなかったコガラシたちは驚きを隠せない。
どう考えても政略結婚で、狭霧もそれを認めたが、酌人だけは否定した。
白叡戦の事後資料に目を通しているうちに狭霧を見かけて一目惚れしたから、酌人の中でだけ恋愛結婚になっていたのだ。
そうしてあっけらかんと好意を伝えられても狭霧は動揺もせず、あくまで忍の里のためだと言って強がるばかり。
だから恋する雲雀は、そんな任務に従うことはないと諭すが、酌人が割って入って強引に狭霧をデートに連れ出してしまうのだった。
車の中で二人きりになると、酌人は改めて本気の一目惚れだと念を押し、プライド高そうな真面目っ娘が特にタイプなのだとペラペラ喋り出した。
狭霧もちょっとは態度を軟化させるべきかと思ったが、すぐに酌人が歪な性癖を女に押し付けようとする変態タイプだと嫌でも分かってしまって引いた。
恥ずかしげもなく嬉々として調教趣味なのを明かし始める酌人。
プライドが高そうな女の鼻を何度も折り、それでも立ち上がってくるところに快感を感じる酌人は、白叡戦での狭霧にその素養があるのを見抜き、なおかつ美人でスタイル抜群なのも最高だと抜かし、引かれているのが分かっているのかいないのか、とにかく自分を語りまくった。
そして夕食後に狭霧を送り届けつつ、強引に勝手にお泊りを決めた。
狭霧は身の危険を感じるもまず風呂に行き、おそらく雲雀しか入らない夜も遅い時間に誰か入っているので雲雀だろうと思い、懐かしい思い出に耽りながらいそいそと服を脱いで風呂場へイン。
しかして入浴していたのはなぜかコガラシだった。
寸の間彼だと理解できなかった狭霧は固まり、十分に裸体を見られてしまった。
そしていつものように怒鳴りつけてここにいる理由を問い質し、彼は普通に泊まらせてもらっただけだと弁明。
しかし大声を出したせいで酌人に気づかれ、婚約者を心配する優しさを垣間見せて脱衣場に入られた。
狭霧は咄嗟に友達と電話していただけだとごまかした。
酌人は今時の女子高生だなと思って納得し、まさか他の男に胸に全裸で乗っかっているなど思いも寄らなかった。
水中の彼に霊子通信で、人影はばっちり見えるタイプの曇りガラスだから、しばしの忍耐を頼んだが、酌人はまた空気も読まずに腰を落ち着けて自分語りを始め出す。
急に結婚することになって自分も戸惑っているのだと言い出す辺り、本性を知らない彼にはいい人そうに思えたが、また調教することを思って悦に入り始めたので、異常さが十分に伝わった。
それはそれとして、狭霧は彼の胸に全裸で乗っかっているこのエロ過ぎる状況からくるドキドキで、恋を認めようとしかけた。
あくまでしかけただけで、無理やりに恋愛感情を自分から遠ざけてしまう狭霧は、今までの似たような状況を思い出していく。
だからこれは、彼と素肌を触れ合わせることに慣れてしまっただけだと結論付けた。
自分語りをまだ続けていた酌人は、独占欲が強いから気をつけろとも忠告してくる。
さっき会ったコガラシなんて特に危険だと釘を刺し、絶賛その彼ととんでもないことになっている狭霧を慌てさせた。
そのせいで体勢を崩した狭霧は溺れかけている彼にくぱっと二つの穴を広げられ、乳首まで甘噛みされて喘ぎ声を抑えるのに必死だった。
理不尽に彼がクナイで突き刺されたところで、酌人はようやく重たい腰を上げて部屋に戻ってくれたが、最後の最後まで気持ち悪い言葉を残していった。
狭霧がシンプルに気持ち悪がったところでようやく浮上できた彼は、あんな変態と結婚しても幸せになれるはずがないと諭した。
とは言え、忍として任務に修行に体を張っている姿は羨ましいほどだから応援したい気持ちもあった。
それでも、やはり浅からぬ縁がある狭霧にはまっとうな幸せを手に入れて欲しいと願っていることを伝えた。
狭霧は嬉しくて堪らなかったが、またしても本音を押し殺した。
そして、忍である自分が第一だと伝えた。
この結婚が望んでするものではないと彼が分かっているのなら、それで良し。
そうして覚悟を決めた直後、いきなり酌人がドアを開けて入ってきた。
狭霧の資料を読み込んでいた酌人は、八咫鋼色仕掛け篭絡作戦継続中なことも知っていて、どうも様子がおかしく感じて突撃したのだ。
言った通りに独占欲の強さを見せる酌人はもう夫気取りで仕事を辞めさせると勝手にほざき、さっそくDVを行おうとした。
当然、彼が醜い拳を受け止めて狭霧を守った。
女を殴らないと誓っている彼にとって、酌人の行為は許されざるものだった。
彼がこの世で最強レベルの強さであることを分かっているだろう酌人は全く怯まず、酒を呷って戦闘モードに入った。
彼も受けて立とうとしたが、酌人に肌を見せまいと結解を纏った狭霧がDVに立ち向かうのだった。
135話
彼が立ち塞がってくれたが、自分の問題だとして臨戦態勢を取った狭霧。
それこそ片腹痛いとばかりに酌人は下卑た笑みを零した。
八咫鋼だと分かっていてどれだけ睨まれてもニヤニヤと笑みを返せるのは、彼が白叡戦による疲弊で霊力がほとんど回復できていないからだった。
それに、婚約者としての尤もな正論もあったので普通に指摘すると、乳首を含んだりくぱぁしていた二人は何も言い返せなかった。
狭霧は素直に非を認め、胸を寄せ尻を突き出して頭を下げた。
それで征服欲が異常に強い酌人はまた下卑た笑みを零した。
気分が良くなった酌人は夫気取りで狭霧の頭をポンポン。
謝った狭霧はそれで許すとしても間男のコガラシには鋭い爪で一閃し、あっさりと額の薄皮を切り裂いて血を噴出させ、浮気未満の制裁とした。
翌朝。
麗らかな日でも変わらず高い木の枝に潜んで彼にサプライズしようとした雲雀は何がどうなったのか、パンツのクロッチが枝に引っかかり、もう下半身を露出させていた。
サプライズ失敗はいつものこと、今日のお題は何を置いても狭霧のこと。
政略結婚なんて望んでいないはずだと相談するが、彼も今朝方、改めて狭霧から覚悟を決めていることを聞かされていたので、本人を説得する策は取れそうになかった。
いい案が見つからず雲雀がとぼとぼ家に帰ると、また忌々しい酌人の声で、狭霧に忍を辞めさせると言っているのが聞こえてきた。
初耳で聞き捨てならなかった雲雀は声がする囲炉裏部屋に飛び込み、声を荒げた。
また脅し半分で無理やり辞めさせるのだろうと思い、自分たちがどれだけ忍として人生を生きてきたか叫んだ。
しかし、性格が歪んでいる酌人にお涙頂戴など響く訳もなく、ただ好みのタイプではないことを伝えられただけで、シンプルに気持ち悪かった。
そして早々に存在を無視され、結納話まで進められてしまった。
当人の狭霧も暗い顔をするばかりで、雲雀の優しさに感謝の言葉をかけるだけだった。
その日の夜。
雲雀とうららは狭霧を呼び出して、ここ数日、あまりに良い子ちゃんに徹して政略結婚を受け入れようとする狭霧に違和感を感じ、危ない橋を渡って色々情報収集していたことを明かした。
その結果、この結婚が政略的なものでないことが判明したのだった。
酌人が狭霧に惚れたのは事実でも、鬼の戦力に物を言わせて忍の里を脅して狭霧を手に入れようとしただけで、やり口はあくどいヤクザでもしなさそうな武力弾圧だった。
忍軍の総力を結集しても、霊力値で言えば精々50万。
ゆらぎ荘メンバーの力を借りても、コガラシ、呑子、幽奈もほとんど回復しておらず、一人100万がいいところ。
一方、酌人は一人で500万を誇ることから現時点で鬼軍に勝てる見込みは限りなく0に近く、ゆらぎ荘メンバーの回復をさせまいと結納を急かされている状況だった。
ただ、幽奈の搦め手なら酌人一人程度どうにかなりそうだが、そうすると本格的に忍VS鬼の全面戦争が避けられなくなる。
例えコガラシたちが本調子を取り戻しても、飲み食いで無限に回復できる呑子クラスが何人もいると考えれば、全員をあの世に送るくらいしないと勝ち目はない。
だから狭霧は、自分一人が犠牲になろうと覚悟していたのだ。
数日後、結納が粛々と行われようとしていた。
振袖で着飾っていても狭霧の表情は死んでいて、相変わらず酌人の下卑た笑みが寒々しい。
もちろん、ゲスの総大将もちゃんと出席していた。
宵ノ坂家当主の醸之介はもみあげと髭が連なったダンディなおっさんで、物腰も一見柔らかい常識人に見えた。
しかし、やはり自分たち種族の力に酔っていて他種族をゴミとしか思っていなさそうなゲスい笑みを見せた。
オババと狭霧は内心憤慨しながらもなんとか押し留めた。
そして雲雀はついにこの日まで良い案が思いつかないままジリジリとした気持ちで過ごし、結納の儀を天井裏で覗き見していたが、またパンツを柱のささくれに引っかけていた。
ただただ見守るだけで、何をする予定もなく、うららにもいい案がなかった。
できれば使いたくない手として、呑子に婚約をぶち壊してもらい、宵ノ坂家の内紛として処理してもらう算段もあったが、呑子だけに負担を負わせるのはさすがに忍びない。
希望的観測として結婚までは静観し、狭霧のダークマターに酌人が愛想を尽かす目論見も考えていた。
そうこうしているうちに、醸之介が鬼の習わしとして、狭霧に酒を酌み始めた。
その酒を飲めば、狭霧は名実共に鬼の嫁になり、盃をひっくり返した者は鬼に喧嘩を売ったことになる。
果たして狭霧は覚悟を決めて盃を口に近づけていく。
見つめる雲雀。
下卑た笑みを零す酌人。
その時、酒が口に入る前に雲雀の手裏剣が盃を弾き飛ばし、酒が醸之介の顔面にぶっかかった。
ここに、雲雀の一存で鬼と忍の戦争が始まろうとしていた。
感想
ゆらぎ荘の幽奈さんカラー134話135話でした。
もしかしたら良い奴かもと思いましたが、関西弁の男は基本的に歪んだ設定にされることが多いですね。
まあ狭霧のくぱぁはなかなかの破壊力でした。