
罪と快35話36話37話
ネタバレ感想
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努力して縄を作り、縛り方も覚えたのに善の一番にはなれないと思い知り、彼の股間を露わにして貞操帯を勝手につけた美羽。
それさえもアヤメに破壊されて彼の股間の所有権を奪われ、身勝手なオナニー女と責められてしまうのだった。
35話
美羽の強制的なお預けから解放された善。
しかし、翌日彼女が学校を休んだので、まさかアヤメとキャットファイトでも繰り広げて意気消沈しているのではないかと思って心配になった。
その日のうちにアヤメに何かあったのか訊きに行くと、ちょっと釘を刺しただけだという。
そんな穏やかな感じでは済んでいないだろうと思って更に追及しようとしたが、眼鏡のレンズをぐりぐりされ、あっさり貞操帯をつけられてしまうチョロさを注意された。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年23号
それでも、美羽のことは放っておけない。
アヤメはまた美羽に無防備に近づこうとする彼を注意し、プランのない同情の危うさを説いた。
それよりも、美羽がいない今こそ、二人きりで存分に緊縛を楽しみたくて甘く耳のそばで囁いて誘惑した。
しかし彼は、股間にゾクゾクこなかった。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年23号
彼が家に帰って部屋着に着替えていた夕方頃、蒼井というクラスメイトから電話がかかってきたと、母に言われて子機を渡された。
一体何の用だろうと思い、警戒しながら出てみた。
彼の声を聞くや、美羽は緊迫感を孕んだ声音でアヤメとの緊縛練習中にトラブルが起きたと捲し立ててきた。
驚いた彼がまずアヤメといる理由を訊いたがスルーし、とにかく駅前のホテルに来て欲しいと言って部屋番号をスラスラ答え、素早く切った。
彼は美羽の名を叫ぶが、もう彼女には届いていなかった。
電話が切れたことに気づいた彼は少し冷静に考え、明らかな怪しさを感じたが、さすがにスルーはできなかった。
いつの間にか降り出した雨の中、靴をびちゃびちゃに濡らして走り、指定されたホテルYPAに着いた。
果たして部屋にいたのは、清楚な白いワンピースがよく似合っている美羽一人だけだった。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年23号
彼はやはりと思った。
一悶着あったアヤメとそう簡単に二人きりになるなど考えられず、ただ自分を呼び出すためだけの巧妙な嘘だと見抜いていた。
それでも、スルーする選択肢は元よりなかった。
なぜかと言えば、貞操帯をつけられて迫られて勃起しなかった相手だとしても、心配でならなかったからだ。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年23号
彼が知っている美羽は、分け隔てない優しさと真面目さが売りの、THE美少女委員長だった。
なのに、その面影が消えてなくなるほど嘘を吐くわ男子の股間を露わにして貞操帯をつけるわ、清楚さのかけらもなくなってしまったので、出会った頃のように戻って欲しかった。
これだけ彼の熱い言葉を聞かされても、美羽は冷めた感じで彼を落ち着かせ、用意していた飲み物を紙コップに注いで渡した。
彼に変わっていったと言われ、美羽も自分の変化は自覚していると言い出した。
その辺りから彼の意識は朦朧とし、視界が暗く狭まっていった。
最後に見た美羽の表情は、覚悟を決めたそれだった。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年23号
目が覚めると、彼は異常事態に追い込まれていることにすぐ気づいた。
勝手に縛られて身動きを封じられているのは言わずもがな、ズボンも脱がされていつでもチン○を取り出せるようにされていた。
更に開口器まで装着され、口を閉じるのを許されていなかった。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年23号
だからまともに喋ることもできず、驚く声も無様に息を吐き出すだけになった。
最早女子高生の戯れでは済まないくらい異常行動を繰り返す美羽は、また特別な衣装に着替えて彼を嬉しそうに見下ろしていた。
黒一色で胸の谷間を見せ、笑顔を零す美羽。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年23号
涎を止められない彼に愛おしそうに微笑みかけ、アヤメにどう思われているか知ってる?などと、さも本当に聞いたかのように仄めかす。
そして、アヤメはただ悶え苦しみ、喜び、恥辱に塗れている姿を見て楽しんでいるだけだと暴露した。
だから、そんなアヤメより自分の方が柔軟に全てを受け止められるとアピール。
もう止まらない美羽は開いたままの彼の口にむしゃぶりついた。
舌を差し入れて彼の舌を探り出し、外に引っ張り出すと、自分の口の中に含み入れた。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年23号
一方的なベロチューで彼の味を堪能すると、改めてとろけた顔で愛を告白。
彼の答えを聞くため、開口器を外してあげた。
そこまで自分を解放して気持ちを伝えてくれた美羽のため、彼は少し前まで盗撮常習の犯罪者だったことを打ち明けた。
辛すぎる日々のストレスから逃げるため、女子のパンツを撮ることにハマり、興奮し、オナニーに耽っていたド変態だと白状した。
そんなある時、完全に戻れなくなりそうになる直前に引き戻してくれたのがアヤメだった。
恩人であり、緊縛の快楽を教えてくれた性の師匠でもあるアヤメには、望むより与えたいと願っていた。
これでやっと、美羽はお呼びでないことを思い知った。
彼にとってのアヤメが彼女にしたいとかそんな次元を超えていると分かった美羽は、ずっと道化だった自分の愚かさに涙するのだった。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年23号