
パンプキンナイト2巻
ネタバレ感想
パンプキンナイトの漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エログロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。
精神病院を抜け出した少女が、いじめっ子たちに復讐すべく誰彼構わず殺しまくる連続殺人が勃発。
生きながら焼かれた咲紀は一命を取りとめ、手術室に運ばれたが、復讐のジャック・オ・ランタンとなった尚子は病院にまで侵入していた。
パンプキンナイト2巻
医師たちが尚子の存在に気づかず、咲紀を落ち着かせようとする。
悠々と通気口から飛び降りた尚子は、一番近くにいた女性看護師の目に包丁を突き刺して後頭部まで貫いた。
そこでようやく医師たちは尚子に気づいたがパニックに陥り、電動の器具やメスでぐちゃぐちゃに切り刻まれていった。
そして咲紀は、ケーブルから直接電気を流し込まれた。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト2巻
そのせいで一瞬だけ停電した。
直後、手術室のドアが中から叩かれる音に気づいた和也が様子を見に飛び込み、中が地獄絵図に変わっているのを目撃したのだった。
ベッドの上の咲紀も顔中を切り刻まれて無残な状態になっていた。
しかしまだ息があり、和也たちは不幸中の幸いに胸を撫で下ろした。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト2巻
その女の子が咲紀ではなく、尚子だとも気づかないまま・・・
咲紀のフリをした尚子は治療されて顔中に包帯を巻かれ、個室に移された。
鳴人は警官や医師をあっさり殺しまくっているのに咲紀を生かしたのは、最初から復讐すべき自分たちだけは怖がらせて苦しめるだけで、殺すつもりはないのだろうと推測した。
殺されることがないなら、やはり警察には事情を話さず、自分たちで返り討ちにしようと言い出し、荒太も流されるまま賛成した。
そして、クズな二人に和也は何も言わなかった。
尚子は、そんな和也だけを特別視していた。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト2巻
手術室からカボチャマスクを押収した警察は、明日美の交通事故死から始まる一連の事件を一人の人間が起こしたものだと見て、咲紀の友人関係から洗おうとしていた。
同じ頃、手術室で発見された遺体が一人多いと判明し、この病院のスタッフではない、感電死した女性が何者か分からないでいた。
そして一人看病で残っていた和也は疲れが溜まって寝入り、自らの体を切り刻んで咲紀になりすました尚子に襲われそうになっていた。
だが尚子は、和也が寝言で自分の名を呟いたのが聞こえ、首を絞めようとした手を止めた。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト2巻
和也は尚子が美少女だった頃の夢を見ていた。
学校で開催された、クラスで一番可愛い女の子が選出されるハロウィーンクイーンコンテスト。
それに尚子が選ばれたのだが、ファッションも言葉遣いも性格も悪目立ちしていた尚子は、自分が選ばれるなんて何かの罠に違いないと思い、理科準備室に逃げ込んだ。
それを説得しに行ったのが、かなりの変わり者でも純粋さと圧倒的な美少女さに惹かれていた和也だった。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト2巻
和也が可愛いから選ばれただけだといえば、すぐに機嫌を直して喜んだ。
ただ、和也は彼女が周りとあまりに違うからいじめられるんだと分かっていた。
それでも、周りに馴染むように注意はせず、密かに思いを寄せているだけだった。
そんな彼の気持ちを知ってか知らずか、尚子は励ましてくれたお礼だと言って、大胆にキスをした。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト2巻
しかし、クイーンコンテストは悪意に満ちた同級生たちの罠で、尚子は美しい顔を見るに耐えないほどぐちゃぐちゃにされてしまったのだった。
青春の甘酸っぱい1ページから一転、凄惨な思い出に変わったところで和也は目を覚ました。
嫌な汗をかいた和也は、静かに寝ている尚子に目をやってから病室を出た。
尚子に謝りたい思いから自分のところに来て欲しいと願いながら、下を向いて廊下を歩いていく。
ふと女性のパンプスが視界に入って顔を上げると、そこにいたのはパンプキンマスクを被った尚子だった。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト2巻