
淫らな邪教に巣喰うモノ1巻
ネタバレ感想
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「この島には淫らで邪悪なモノが棲む」の原つもい最新作。
父に連れられ、何かから逃げていた姉弟。
雨の中、崖沿いの道を車で進んでいたのだが、突如親子は、一生の別れを突きつけられることになった…
淫らな邪教に巣喰うモノ1巻
警察に話したから、あいつらもタダでは済まない。
父親はそう思いながら車を運転し、争いの火種になっている不思議な模様の石を息子の亨に見せてあげた。
周りは透明で、中心で何か黒く渦巻いている綺麗な石。
直後、車線をはみ出してきたトラックに吹き飛ばされ、親子3人が乗る車は崖下に転落した。
何とか生きていた父親は車から這い出し、まず娘の優芽に息があるのを確かめ安堵するが、亨は首がへし折れて絶命していた。

著者名:原つもい 引用元:淫らな邪教に巣食うモノ1巻
だから父親は究極の覚悟を決めて石を握りしめた。
どれほど時間が経ったのか、優芽が目を覚ますと、隣で倒れている亨が微かに息をしているのに気づいて焦り父親を頼ろうとするが、父はピクリとも動いてくれなかった。
そうこうしているうちに、いつ誰が呼んだのか救急車や警察が到着し、あっという間に事故処理が進められていった。
そして病院で治療を受けた姉弟は、父が脳死状態だと知らされた。
他に身寄りのない姉弟は絶望するが、担当看護師の女が急にメスの顔になり、亨を養うと申し出た。

著者名:原つもい 引用元:淫らな邪教に巣食うモノ1巻
亨の目には、女性を虜にする不思議な力があった。
しかし看護師を利用するまでもなく、父の知り合いだとかいう怪しげな大人たちが病室に雪崩れ込んできた。
リーダーらしい男は、佐戸喰之尊教団の伊東祐善と名乗り、あっと言う間に姉弟の引き取り手続きを済ませ、住むところから転校の手続きも担い、怪我の回復を待って姉弟を山間の町の施設に連れて行った。
同じ日に他に同じ年頃の男女3人もいたが、女性一人だけ違う場所に連れて行かれた。
昔ながらの木造校舎のような建物の一室に案内された4人は、持ち物を全て預けさせられ、服も下着まで脱ぎ、同じものに着替えろと迫られた。
家族だから恥ずかしがることはない。
そんな無茶苦茶を言いながら、恥ずかしがる女子を無理やり着替えさせようとし始めた。

著者名:原つもい 引用元:淫らな邪教に巣食うモノ1巻
彼女は自分で着替えますといって諦め、他の3人も恥ずかしさを堪えて脱ぎ始めた。
ただもう一人の男子は、もう立派な女性の身体になっている優芽の着替えをチラチラと見ずにはいられなかった。
ここにいるのは全員家族で、ここが家になる。
明らかに危なそうな雰囲気に、優芽は心を許さないよう亨にも言い含めた。
次に案内された部屋には石板のようなものが飾られ、同じ服を着た6人の男女が合掌で出迎えてくれた。
女子5人に男子1人。
偶然か必然か、美少女しかいなかった。

著者名:原つもい 引用元:淫らな邪教に巣食うモノ1巻
部屋にはベッドや日用品も用意されていて、当たり前のように男女が一つの部屋で寝起きしているようだった。
ただ、きりおという少年だけは新参者を全く歓迎していなかった。
ここまで減ったのにまた増えたら自分の順番が遅れると捲し立て、いきなり激昂するきりお。
彼は佐戸喰様なるものを崇めているらしく、人身御供になって死ねることを強く望んでいたのだ。

著者名:原つもい 引用元:淫らな邪教に巣食うモノ1巻
死ぬためにここにいると叫ぶきりおに誰も異を唱えず、怯えもしていなかった。
きりお劇場が落ち着いたところでもう寝る時間が来たらしく、それぞれ一緒に寝る相手を選び始めた。
子供たちのリーダーらしいここみの指示で、今日のところは優芽と亨は姉弟一緒に寝ることが決められたのはいいが、ペアが決まるや彼女たちは躊躇いなく下着まで脱いで全裸になった。
姉弟も断れる空気ではなかった。

著者名:原つもい 引用元:淫らな邪教に巣食うモノ1巻
全員が全裸になると石板の前に集まって正座し、恭しく頭を下げた。
何やら人身御供を推奨し、頭に刷り込まれるような言葉を唱えた。
優芽は取りあえず従った方がいいと判断して形だけ頭を下げたが、亨はまるで危機感を抱かず、前に座っている女の子の丸見えの尻と割れ目を眺め、これからの生活に期待を抱いた。
だが、さすがに全裸の姉と一つのベッドで寝るのは落ち着かない。
しかも、他のベッドはギシギシと音を立て、喘ぎ声も漏れ始めたので、優芽は慌てて亨の頭を胸に抱き、できるだけ聞かせないようにした。
まだ幼い亨は姉の胸の膨らみに欲情することはなく、柔らかすぎて寝辛いと思いながら目を閉じた。

著者名:原つもい 引用元:淫らな邪教に巣食うモノ1巻
一方、別の場所に連れて行かれた優芽たちより年上の女性は身体を差し出し乗り切ろうとしたが、早々にお供え物にされていたのだった。