
ゴブリンスレイヤー外伝イヤーワン
21話22話23話ネタバレ感想
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一人でゴブリンに襲われそうになっていた村を救ったゴブリンスレイヤー。
あわや殺されかけたものの、圧倒的な殺意で最後の一匹まで始末した。
そして、気づかぬうちにこれから神官になる少女の祈りで傷を癒され、牛飼娘が待つ牧場に帰ることができたのだった。
21話
朽ちかけた遺跡。
見張りのゴブリンは入口辺りで欠伸をし、射し込む太陽光に手で庇を作り、目を細めた。
その時、巣の奥から女の悲鳴が聞こえてきた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ヤングガンガン2019年6号
続けて他のゴブリンの下卑た声と、囚われた女の泣き呻く声。
見張りは自分だけお預けを食らわされていることを忌々しく思って地団駄を踏んだが我慢できず、槍を捨てて回れ右をした。
直後、ゴブリンスレイヤーに口を塞がれてから首を掻っ切られ、始末された。

著者名:蝸牛くも 引用元:ヤングガンガン2019年6号
彼は静かに一匹目を始末した後、抜かりなく槍を拾い、ゴブリンの声と明かりが漏れる方へ進んでいく。
夜目が利くゴブリンに明かりは必要ない。
暖を取るためか遊びのためかと思いながら覗き込むと、そこでは何人かの娘たちが痛めつけられながら犯されていた。
彼は心乱さず素早く敵の数と装備、ホブが何枚かの認識票を首にぶら下げているのを確認した。

著者名:蝸牛くも 引用元:ヤングガンガン2019年6号
奇襲で真っ先にホブを始末するべきかどうか思案した彼は、ゴブリンたちが凌辱に夢中になっている間に、入ってすぐ横の壁を登り始めた。
子供の頃の木登りに比べたら造作もない、穴だらけの壁。
ホブを一撃で倒せなかった場合に数に囲まれるのを恐れた彼は、まず普通のゴブリンを素早く始末して、ホブとタイマンしようと考えた。
彼は一撃で踏み殺せる高さまで登ったところで距離を確かめ、勢いよくダイブ。
見事にゴブリンの上に着地して頭部を踏み潰し、二匹目を始末した。

著者名:蝸牛くも 引用元:ヤングガンガン2019年6号
慌てふためくゴブリンにナイフを投げて喉を潰し、娘を犯していた一匹の胸を貫き、計画通りにホブとタイマンの状況を作った。
一発でも食らえば全身の骨が砕けそうな巨大な棍棒の一振りに当たるわけにはいかないが、後ろにはまだ生きている娘がいる。
彼はゴブリンが使っていた熱した鉄棒を蹴り上げてホブを怯ませ、懐に飛び込む勢いで突っ込んだ。
棍棒の一振りは相手の手元に盾を押し当てるようにして逸らせ、腹部を切り裂いた。
これでホブも始末した、と思ったが致命傷に至らず、力任せの拳を横っ面に叩きつけられてしまった。
追撃はギリギリで躱せたが、いつ娘たちに手を出されりかも分からず、悠長に戦っている暇はない。

著者名:蝸牛くも 引用元:ヤングガンガン2019年6号
しかし強烈な一撃による脳震盪状態で、視界がぼやけてふらつきが治まらない。
だが彼にここで引く選択肢はなく、足元にあった棒を拾って正面から突進し、今度は頭部を何度も何度も殴りつけた。
無我夢中で殴り続けているうちに、頭がボコボコに歪んだホブはついに倒れた。
彼はホブの腹に突き刺さったままの剣で執拗に腹を抉り、確実に止めを刺した。
犯され呻く女たちを一箇所に運んでシーツをかけてあげ、直に帰れると声をかけて励ました。

著者名:蝸牛くも 引用元:ヤングガンガン2019年6号
娘が攫われ犯されるのも、助けに行った冒険者が返り討ちに遭うのも、珍しくないことを彼は知っていた。
彼はゴブリンの子供が潜んでいないか探している時に、肥溜めか肉溜めのような残骸の中から指輪を見つけ出した。
それは石の中で炎が揺らめている不思議な物だった。