インフェクション
134話135話ネタバレ感想

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騙されたことを知らぬまま仲間を手にかけた小早川は、とてつもない後悔に苛まれながらこの世を去った。

そして唯一無事に脱出した神城は最適解ではなく、可能性の低い仲間を助ける方を選んだ。

 

134話

10人かそこらを一気に外に押し出した神城は、今度は一人ずつ外にぶん投げていった。

 

ハンマー投げのように遠心力を利用した投げ方でも、ほんの一ひねり程度のしなりで次々と大の男を放り出し、あっと言う間に全員をガスが充満する部屋から脱出させることに成功した。

 

神城も外に出て頭部を覆いを外して大きく息を吐き出し、新鮮な空気を肺いっぱいに取り込んだ。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

休憩せずに神城が走った先は、水道に繋いだホースがあった。

 

解毒方法はまず、全身を水で洗い流してから特効薬を注入するのが手順だった。

 

注射よりもまず肌に付着した毒を洗い流すのが先決だと判断した神城はホースを引っ張りながら、洗浄後に無線で応援を呼び、それから注射だと決めた。

 

折り重なって苦しそうに呻く隊員たちに励ましの言葉をかけながら、一気にトリガーを引いた。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

しかし、力が入らずにノズルを落としてしまった

 

神城は一瞬何が起こったのか分からないと言う風に、落ちたノズルと自分の手を見比べた。

 

直後、郷田と同じように手が震え始めた

 

その場しのぎでもガスに対する防護はできていたはずだと思っていた神城は、そこで初めて想定以上の濃度で散布されていた可能性に思い至った。

 

瞳孔が収縮した神城も耐えがたい息苦しさに襲われて喉を押さえ、一気に脂汗が噴き出した。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

声にならない声を漏らしながらよろめき、ごひゅっと嗚咽交じりの息が飛び出した。

 

超人的な身体能力を以しても体内から蝕む毒には勝てず、全身が震え始めて苦しさから自然と天を仰ぎ、足からも力が抜けてついにその場で倒れてしまった。

 

全員を助けると誓った神城もまた道半ばのホースの傍で力尽き、苦しさに喘ぐことしかできなくなった。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

一方蓮華は、周囲に抜かりなく目を配りながら可能な限りのスピードで疾走していた。

 

前傾姿勢で地を蹴り、見逃すまいと瞳を動かし、鼓動が速くなっているのはどうしようもない焦りのせいだと理解していた。

 

ただ焦りの原因は決してする神城に危険が迫っているからではなく、秋保脱出に重要な役割を担う淀川、神城、自衛隊員たちの発見が重要な任務だと分かっているからだと自分では思っていた。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

どんどん成長して人を導く才も現し出した晴輝がなぜ、神城たちを見つける役割を任せたのか?

 

蓮華は自分の好意を利用されているからだと思うが、嫌な気はせず、むしろ子供っぽく茶化されているような感じは微笑ましかった。

 

 

もし彼が成長しないままの平凡な高校生としてらぎ姉が連れて来たなら、きっと別れさせるように動いただろうと蓮華は思った。

 

しかし、今や彼に対する評価は相当に高くなっていた

それは彼が才能溢れる人間だと知ったからだった。

 

とにかく才能ある人間が好きな蓮華は、偏った才能を持つ相手に興味を抱く性質であり、その興味をさらに増幅させられるように相手を成長させる能力があることも自覚していた。

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

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