
狂った母性~ママ友たちの完全犯罪~
1話2話3話ネタバレ感想
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原作:井川楊枝
作画:鶴岡伸寿
息子が人を死に追いやったクズだと分かっても、歪んだ愛情で事件を揉み消そうと画策する母親たちの物語である。
1話
夜の歩道橋にいた少年は体中に落書きされた悪口が見えるようにあえてパンツ一枚のまま、手すりと首をロープで繋ぎ、苦しみから解放されるために飛んだ。
翌朝、中学三年の少年が自ら命を絶ったニュースが報道された。
息子の悠斗と朝食を食べながら何気なくニュースを聞いていた早乙女奈緒は、死んだのが悠斗と同じ学校の生徒だと知って驚くが、悠斗はまるで不愉快だとでもいうように眉をひそめ、話を切り上げたいのかさっさと家を出ていった。

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性1話
学校で全校集会が行われ、梨本聡が自ら命を絶ったことが発表されている頃、奈緒は悠斗の部屋を掃除している時に携帯ゲーム機を見つけ、梨本を一度見た時のことを思い出した。
悠斗がゲーム機を学校に持ち込んだのがバレ、奈緒が呼び出されて教師にきつく注意を受けた時、悠斗と親しそうに話していたのが梨本だった。

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性1話
直後、ママ友から梨本の件で電話がかかってきて、イジメが疑われているらしく生徒への実態調査が行われることを教えてもらった。
いつのことか、悠斗からも梨本がイジメられていると聞いたことを思い出したが、だったら余計に朝の冷たい態度が解せなかった。
一方、梨本を死まで追いやるほどイジメていた犯人たちは、証拠となる写真やSNSの投稿を削除することで意思を統一していた。
ただ、グループの一人だった悠斗は梨本の死にまるで危機感を抱かず、担任教師が自責の念で泣いているところに出くわした。

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性1話
教師にはハンカチを差し出せる気遣いができるのに、イジメの件は何も知らないと嘘をついた。
そして学校が大騒ぎになっているのにイラつきながら、イジメの実態を第三者の中で唯一知っている中園あおいに口止めを持ちかけるが、正義感の強い彼女を失望させただけだった。
そこに奈緒がやって来るものだから悠斗は逃げるように去った。
あおいは長い付き合いの相手だからこそ黙っておけず、奈緒に悠斗たちがイジメをしていたことを暴露したのだった。

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性1話
数日前、偶然梨本がイジメられている現場を見てしまったあおいが確認したのは、野本淳介、畑陽平、有馬岳彦、そして早乙女悠斗の4人が胸糞悪いイジメをしながら金をせびっている瞬間だった。
奈緒は帰りに梨本が身を投げた現場を通りかかり、真実を知る覚悟を決めた。
そして、悠斗が風呂に入っている間にSNSの履歴を遡り、想像するだけで気分が悪くなる卑劣なイジメをしていたことを知ったのだった。
一日悩んだ奈緒はあおいから聞いたことを伝えた。

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性1話
すると悠斗は、自分は直接手を下していなくても、傍にいて見て見ぬふりをし続けたと白状した。
そう白状しておきながら梨本の死に悲しむどころか、自分の人生が狂うことばかり心配するクズに成長しているのを目の当たりにした奈緒は手を上げようとした。
しかし、産まれてから今までの愛情溢れる思い出が蘇り、どうしてもできなかった。
叱れもせず、警察に真実を話すこともできず、クズの息子を間違った方法で守ると誓ってしまった。
直後、鳴り響いた電話に出たことで、より深い泥沼へハマることになった…