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個人差あります1巻
ネタバレ感想

個人差あります漫画のエロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、ネタバレ、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。

 

 

「喰う寝るふたり住むふたり」や「ふつつか者の兄ですが」の日暮キノコ最新作。

異性化という現象が存在する世界で、結婚5年目でいつしか冷め気味になっていた一組の夫婦がいた。

しかし、夫の晶が突然激しい頭痛に襲われた夜から、事態は大きく変わっていく。

 

 

個人差あります漫画1巻

磯森晶32歳。

2歳年上の苑子と結婚して5年になる、至って普通のサラリーマン。

片や苑子は家にこもりがちの小説家で、書斎で執筆に集中する彼女とは家の中でもすれ違い気味だった。

 

 

今日も今日とて電車に揺られて駅に着くと、お客様同士のトラブルで遅延していますとアナウンス流れ出す。

 

どうも、一人の男が何とか女性専用車両に乗ろうとごね、一人の女性と言い争いをしているようだった。

 

女性は男が痴漢ばかりするから専用車両ができたのだと息巻けば、男性は女性ばかり優遇される社会はおかしいと捲し立てる。

 

晶は遠巻きに見ながら、いつでもどこでもやたらに異性を敵視する人間がいることに呆れるが、そんなことや相手と議論するつもりはないし、そもそもなくならないものと思っていた。

 

ただ、この世の中、異性化という現象が存在していた。

 

赤ちゃんの時に性別がどっちつかずのままじわじわ変わっていく訳ではなく、立派な男性や女性が突然異性に変わってしまう、ファンタジックな現象だった。

 

 

晶は先輩の雪平と定食屋にいる時、OLたちがその話題で盛り上がっているのに聞き耳を立て、そのうち、この子たちもおばさんと呼ばれる年齢になって場所に関係なく、大きな声で噂話や井戸端会議に精を出すんだろうなとしみじみ思った。

著者名:日暮キノコ 引用元:個人差あります1巻

 

 

かくいう晶自身は、おしぼりで遠慮なく顔を拭く完全なおっさんタイプ

 

そして自分より4歳上の雪平を見て、落ち着いた雰囲気でまだ水気を保って見える分、自分よりまだおっさんに足を踏み入れていないように見えた。

 

ただ、きっと自分より私生活が充実しているから

そう考えて自分を慰め、絶品のハラスを口に運んでテンションを上げた。

 

 

そして会社に戻れば、今月二人目の産休に入る女性がしばしの別れの挨拶をした。

 

その女性から引き継いだのは、マスキングテープのデザイン案。

 

100均チェーンの商品企画をしておきながら、晶はなぜ女性がマステを何個も買うのか、何に使うのかさっぱり理解も共感もできず、悩める日々を送っていた。

著者名:日暮キノコ 引用元:個人差あります1巻

 

 

そんな時に女性社員が抜けていくと、より強く女性の感性に頼りたくなってくる。

 

それでも女子ウケする商品が何か想像力を働かせてこれだと思った商品に多めに発注をかけてみると、カワイイを理解しているらしい男性上司が理解してくれて、それなりの充実感を得られた。

 

 

しかし、帰りの電車では人生が終わらないよう、冤罪対策として両手は必ず上に、目の前に立つ香水臭い女性への注意を怠らずに耐えた。

 

そんな帰り道は、痴漢冤罪を防ぐための男性車両を作れと心底思った。

 

 

いつものドラッグストアによって、嫌にズキズキする頭痛のために薬を買ってみたが、相変わらず眼鏡の女性店員の愛想は全く良くなかった。

 

ただ、いつか笑顔を見せて欲しいと思いながらも、事務的過ぎる対応も嫌いじゃなかった。

著者名:日暮キノコ 引用元:個人差あります1巻

 

 

そして家に帰って「ただいま」と声をかけても返事はなく、部屋から出て来た苑子に改めて声をかけてから、「おかえり」が返って来た。

 

苑子は今から夕食で、晶が食べてきたものだと思って最初から一人分しか用意しておらず、ろくに会話もないまま黙々と箸を動かしていく。

著者名:日暮キノコ 引用元:個人差あります1巻

 

 

結婚5年目ともなればこんなものか。

いや、不満があっても言い出せないどこか緊張した空気が常にあるせいと、圧倒的に少ない会話のせいだと晶は分かっていた。

 

だから、晶は何気なく、会社で産休に入った女性の話題を出してみたが、出してから過ちに気づいた。

苑子は話を聞き終わる前にさっさと片付け、朝まで仕事だからと言ってまた部屋に籠ってしまった。

 

 

いつからか子供を欲しがらなくなった苑子の変化

本人に何があったのか、何か分かったのかも知らないが、晶は禁忌に感じて触れないようにしていた。

 

 

クールな眼鏡の店員にアクションを起こせる勇気があったら…

 

そんなことを考えながらリビングのソファで寝落ちしそうになった時、晶は激しい頭痛に襲われて悶え苦しみ始めた。

 

コップが倒れる音で駆けつけた苑子に頭痛を訴えると、すぐに救急車が呼ばれた。

著者名:日暮キノコ 引用元:個人差あります1巻

 

 

そして瞬く間に、手術室に運び込まれたのだった。

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