
ゴブリンスレイヤーブランニューデイ
9話10話ネタバレ感想
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部屋では全裸で寝るエルフは、あるオフの日に溜まった洗濯物を一気に洗ったのはいいが、受付嬢に下着の類を一切持っていないことがバレ、一緒に買い物に行くことに。
しかし、いざ試着してみても、やはり小さな面積しかない心許ない下着の必要性が分からず…
9話前後編
とある酒場で吟遊詩人の歌声を耳に入れながら、ドワーフとリザードマンはいつものように二人で酒と美味い飯を流し込みながら、自分たちのパーティーについて話していた。
面子は五人。
数は多くない。
それでも戦士タイプでもあるゴブリンスレイヤー、弓は一級品のエルフ、パワーと独自の術を使えるリザードマン、回復と援助の女神官、高い攻撃力の魔法を使えるドワーフ。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年4号
戦力で言えば、バランスがいい恵まれたパーティだった。
足りないところを探せば際限はないが、術者が三人いるのは汎用性が高い。
とは言えドワーフは、リザードマンが他の神官を受け入れたこと、それが人間だったことにも意外に思っていた。
するとリザードマンはなんてことないと笑い飛ばし、げっ歯類がやがて人間に進化したとしても気にしないと言い放った。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年4号
それはリザードマン特有の笑えない冗談だったが、種族の違いを寛容に受け入れられる考え方を彼は持っていた。
それも、あくまで手を取りあえる相手に限った話なのは、当然のことだった。
さて、リザードマンの身体の作りに話が及ぶと、今度はドワーフの体質に話が及ぶ。
その時ドワーフは、何カ月か前にリザードマンと初めて会った時のことを思い出した。
叔父にあることを頼まれたドワーフはいくら酒と飯を奢られても、エルフと一緒に冒険に行けと言われて、はいそうですかと首を縦には触れなかった。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年4号
そのエルフが選び抜かれた相手だとしても、エルフと言えば美形で背が高くて細く、上品な振舞いを当たり前にして、かつ弓矢の腕は天才的というのが一般的なイメージ。
ドワーフはそんな息が詰まりそうな相手と一緒に冒険するなど、世界の危機だと言われても考えられなかった。
直後、グラスが割れる甲高い音が響き渡ると共に、イメージとは違うエルフと獣人が言い争いを始めた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年4号
そして獣人の言葉に切れたエルフから襲いかかり、大乱闘に発展。
ドワーフがああいうエルフなら一緒に冒険してもいいと答えると、叔父は言質を取ったと二ヤリと微笑み、渡されていた人相書きを広げた。
描かれていたのは手配書のように憎たらしい表情をしたエルフ。
それは確かに、獣人と取っ組み合いをして上品さの欠片もない目の前のエルフだった。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年4号
目当ての人物を見つけたのはいいが、乱闘の中に入っていくのは御免こうむりたい。
すると今度は、この店で待ち合わせしているというリザードマンが現れた。
もう一人仲間に加わるのがリザードマンとだけ叔父から聞いたドワーフは、金がないから下働きで代金を払おうとするリザードマンの豪胆さに笑いがこみ上げた。
自分が代金を払うから乱闘の中からエルフを引っ張って来てくれと頼むと、リザードマンはこれ幸いと承知し、圧倒的な威圧感だけで二人の争いを一瞬で止めたのだった。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年4号
叔父は無事に引き合わせるべき種族が揃ったのを見届けると、不安を抱えながら帰った。
そして不服そうなエルフは、大人しく彼らと初対面を果たしたのだった。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年4号
席についたリザードマンがまず、食事代と依頼の報酬が別なのを確認して安心すると、ドワーフは本題に入った。
魔神王との決戦に精鋭たちが望むため、各種族の長が揃った軍議をする必要があったが、その場所の近くにゴブリンの巣穴が大量に見つかった。
そこで各種族から選抜されたのがここにいる面々だったが、獣人たちはさて置き、もう一人只人側を仲間に引き入れないといけなかった。
そこでエルフは、うってつけの人物に心当たりがあるという。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年4号