ただ離婚してないだけ

ただ離婚してないだけ
22話23話24話ネタバレ感想

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コスプレイベント当日に佐野の脱走を許した夫婦は、ついに彼を殺害することを決めた。

全ては、生まれくる我が子を殺人犯の子供にしないためだった…

 

22話

雪映は予定通りに産婦人科へ経過観察に来ていた。

 

心象風景では空はたくさんの絵の具を塗り重ねたように淀んでいたが、お腹にエコーを当てられて我が子が順調に育っているのを見ると、ただただ嬉しくて笑顔が零れた

ただ離婚してないだけ

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ22話

 

 

主治医が言っているが、何を言っているかは耳に綿を詰められたようにはっきりしない。

 

しかし、何を言われているか不思議と理解できる雪映は気分がいいまま、食欲が出てきたんだと朗らかに答えた。

 

それに続く主治医の言葉もはっきりしなかったが理解はできたので、相槌を繰り返し、順調だと答えた。

 

 

 

その頃、正隆も予定通りに萌が埋まっている箇所を掘り起こして改めて朽ちた遺体を目にし、とてつもないストレスと疲労感に襲われていた。

 

午前のうちにやれることをやって一息ついた時、何も知らないお隣さんが何の気なしにいい天気から切り出して話しかけてきた。

 

正隆もまた言葉に靄がかかったように感じたが、何を言っているかは理解できた。

 

そして、こんな爽やかな日に出かけたくても出かけられない境遇を呪うかのような返事をした。

ただ離婚してないだけ

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ22話

 

 

 

検査帰りに買い物に行った雪映が大量に買ってきた物を見た正隆は驚きながら、佐野が今朝の朝食を食べてなかったと伝えた。

 

現在は12時過ぎ。

 

いつもは15分しか与えていなかった時間を今日ばかりはゆっくり食べさせてあげることにして、決行するのは15時か16時くらいにしようと雪映が提案した。

 

 

魚の干物、ドリア、惣菜、ケーキ、チョコ、パーティーセット。

 

スーパーで買える最後の晩餐にしては安上がりな食事をトレイいっぱいに乗せた二人は、それを持って階段を上がるだけで息を乱した。

 

 

さすがに何の罪もない佐野に対しての申し訳なさがこみ上げるがそれは口にせず、この後何をするのかも明かさず、ただ特別な日とだけ伝えて未だかつてないご馳走を運び込んでいく。

 

果物も酒もたっぷり運び込んだ。

とても一度に一人で食いきれる量ではなく、佐野の前に取りあえず並べられていく。

 

ここに来てまた敬語に戻った正隆の態度に、佐野は察しないわけにはいかなかった

 

 

 

リビングに戻った夫婦は気を抜けばどうにかなってしまいそうなほどのストレスに晒されるが、寄り添って座り、残り数時間が過ぎるのを待った。

ただ離婚してないだけ

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ22話

 

 

 

そして数時間後、また夫婦そろって監禁部屋に入ると、二人はしおらしく佐野の前に座り、正隆が手をついて頭を下げ、お願いがあると切り出した。

 

死んでもらいます」と。

 

 

その後で一言だけ謝られた佐野は、呆然と二人を見ることしかできなかった。

ただ離婚してないだけ

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ22話

 

 

二人はそれ以上ぐだぐだ言葉を紡がず、一緒にロープを掴むと、躊躇せずに襲いかかった。

 

 

ロープを首に回された辺りでを滲ませた佐野はしかし、一切の抵抗をしなかった。

 

並べられた最後の晩餐にはどれにも口がつけられておらず、夫婦が躍りかかったせいで汚らしくぶちまけられるだけだった。

 

二人は一体どれくらいの時間、佐野を絞めあげたのか分からなかったが、とにかく早くぐったりして欲しいと願って力を込めた。

 

 

そうして断末魔の叫びもなく、あれだけ恐れた殺意ある人殺しはあっさり終わった。

 

 

 

年の差カップルを同じ場所に埋めると、二人は完全に何もかもなかったことにすると決めた。

 

頭ではそう考え、もちろん話題にも出さなかったが、再び首を絞めた感触は生々しく残り続けていた

 

 

 

電線に止まった小鳥の囀りが爽やかな朝。

 

二人が仲良く玄関から出ると、庭先にいた隣人が天気の話題から話しかけてきた。

 

だから二人は爽やかに挨拶をし返した。

ただ離婚してないだけ

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ22話

 

 

いつ新しい命が生まれて来てもおかしくないほどお腹の中で順調に育っている我が子に、果たして自分たちが殺した命が宿るかもとは一切考えていない笑顔を見せた。

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