
ガンニバル2巻
ネタバレ感想
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供花村に駐在として赴任した阿川大悟。
しかし、後藤家という凶暴な一家とトラブルを起こし、ついには失踪した前任の指を発見する。
食人文化が残っているのか?
前任の狩野は殺されたのか?
そして大悟だけでなく、有希やましろにも魔の手が伸びようとしていた。
ガンニバル2巻
後藤家に踏み込み、本当に猟銃を撃ってきたハゲ散らかした睦夫を拘束し、連行しようとした大悟だったが、後藤家があの人と呼ぶ何者かに切りつけられ、気を失ってしまった。
供花村に来た来た当初のことを夢に見ていた大悟は運よく、川岸に倒れているところを村人に発見され、一命を取り留めた。
有希とましろが看病してくれていた病院のベッドで目覚めると、額の切り傷と殴られた鈍痛に顔が歪み、殴られた前後のことが詳しく思い出せなかった。
しかも病室には恵介たちもいて、殊勝にも後藤家の人間が起こした事件として頭を下げてきた。
更に、大悟を襲った丸眼鏡の男も、自分の兄が切りつけたのだと白状し、今は自首して取り調べを受けている兄に代わって頭を下げた。
もちろん、丸眼鏡も含めて手錠をかけたことは覚えている大悟は信用せず、葬列にいた獣臭い男と切りつけてきた男の臭いが同じなのを思い出した。
しかし、後藤家があの人と呼ぶ誰かが獣臭い男だと証明もできず、猟銃を撃った睦夫は未だ逃走中だった。
山中に潜んでいた睦夫は大悟から奪った携帯の留守電に入っている中村鑑識医からの連絡で、狩野が失踪した真相がバレることを恐れ、大悟のフリをして中村に会う段取りをつけた。
大悟もまだ睦夫が捕まっていないことを知らされ、自分で捕まえるために起きて早々退院し、有希とましろを警察で保護してもらうためにまず家に向かった。
すると、もう村を出ようとしていたすみれが最後に暮らした駐在所を目に焼き付けに訪れていた。
すみれはもう殺されていると確信している父親と同じ運命を辿るかも知れない大悟に忠告してから、狩野が連絡を取っていたらしい番号を託した。
そして、恵介だけは他の後藤家の人間と違うと伝えて村を去った。
大悟はましろから受け取った物がおそらく狩野の指だと有希に打ち明け、この村から出て行かなければ危険な理由を与えた。
当面の荷造りを終えたところで、大悟は中村から連絡があったらしいメモを見つけ、急いでかけ直し、まさか相手が睦夫に脅されているなど知る由もなく、会いに行く約束を取り付けた。
付き添ってくれている警官と共に本署に向かい、有希とましろを預けた後、偶然会った所長に色々と報告することになった。
後藤家と関わった狩野が失踪していることと、実際に殺されかけた大悟。
更に見つかった指がおそらく狩野のもの。
供花村出身らしい署長は後藤家と関わるなと忠告しながらも、改めて狩野捜索の指示を出した。
ただし、被害者の大悟は捜査に加わることを許されなかった。
仕方なく受け入れた大悟は改めて中村に会いにパトカーで乗せてもらって程なく、トンネルを超えた辺りで対向車線からはみ出してきたダンプに遭遇した。
明らかに殺そうとして正面衝突を狙ってきたのは、逃走中の後藤睦夫だった。
寸でのところで衝突は避けられたが、睦夫は降りてくるなり猟銃を発砲して殺意をむき出しにしながら、パトカーに近づいてくる。
護衛のための警官は怯えて銃も構えようとしない腰抜け。
大悟は覚悟を決めて護衛の腰から銃を取り出し、叩かれた窓に銃口を向けた。
しかし睦夫は手を上げ、あっけなく自首しに来たと言い放ったのだった。
ただ睦夫が認めたのは大悟に対する殺人未遂等ではなく、自分一人による狩野殺しについてだった。