
ドクザクラ4話5話6話
ネタバレ感想
ドクザクラのエロ画像、ネタバレ、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
他人の目を見れば、話している対象の好感度を数値化して見れる能力を持っている両国アツシ。
そのマインド=アイを使い、結婚を望むほどの経済力が高い女性を侍らせ、優雅な生活を送っていた。
そんなある日、子供の頃に仲が良かったサクラという少女が現れ、アツシの平穏が瞬時に崩され始めていく…
4話
あれから2週間が経った5月上旬。
久しぶりに大学キャンパスに足を踏み入れたエミだったが、やはり例のエロ自撮り写真流出のせいで腰が引け、不安に襲われていた。
アツシが大丈夫だと言っても、皆が自分の全裸くぱぁ写真を見たかと思うとまともな神経では外に出るのも難しい。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
耐えきれなくなったエミは帰ろうとしたが、一足遅く知り合いの女の子に声をかけられた。
ただ彼女たちはからかったりするでもなく、例の件を心配してくれただけだった。
ホッと一息ついたエミに、あれはコラでベッドも模様が似ているだけだと彼はいう。
そんなのはエミ本人も信じられない拙い言い訳だったが、彼はGWに入る前に皆その言い分を信じたと言い切り、自分が言うのだから間違いないと念を押した。
社会的に死んだと思っていたエミは、愛する彼にそう言われ、一気に心が軽くなった。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
逆に彼は、3億円強盗事件の話題が聞こえてきただけで汗だくになるほど緊張を強いられるようになっていた。
エミも何の気なしに、あの事件は彼の部屋の近くで起こったと話を振れば、彼は疑われてもおかしくないくらいに汗をかき、無意識に関与を認めてしまう。
それでも、恋は盲目のエミは彼を心配するだけで助かった。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
そして彼はこの時、何気なく発した言葉で後悔するとは知る由もなかった。
2週間前のあの夜、ニュースで報道された約3億円強盗事件の被害額と同じくらいありそうな札束が部屋にあるのを見つけた彼が驚愕して混乱していると、札束の中に一枚の紙が紛れ込んでいるのに気づいた。
そこには子供が描いたような不気味な絵と、平仮名覚えたてみたいな文字で彼へのメッセージが残されていた。
彼はサクラがやったとしか思えず、感謝などできようはずがなかった。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
ユメノもニュースで報道されている事件と結びつけるが、彼が否定すれば素直に聞き入れ、それでも常識的に警察に通報しようとした。
彼もそれが一番で、自分の身の潔白は証明されると思えた。
しかし、混乱の中でも冷静に考え、電話をかけようとするユメノを止め、サクラの能力について考えた。
果たして、他人を乗っ取るなんて非科学的な犯行方法をどうやって証明するのか?
疑わしきは罰せずでサクラの犯行が証明されなければ、世間・ネット・警察が疑うのは金を家に置いていた自分になるのは明白。
そうなればマスコミやネット民が素性を調べ上げ、女を侍らせ貢がせていることもバレて、憂さ晴らしの的にされてしまう。
言論の自由、正義の名の元に一切関係ない人間共が叩くことを目的に私刑を行い、マスコミはそれを助長させ、感情でコメントする芸能人が正義感を振りかざす。
それに潔白がどうかなんて考慮されず、加害者家族が地獄に落とされるのと同じように、社会的な死が与えられる。
そこまで最悪の予想をした彼は、金がここにあったというだけで自分たちはもう会えなくなるほど追い込まれるとユメノに伝えた。
それで彼にどっぷり惚れているユメノは受け入れ、口を閉ざすことを約束したのだった。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
これが好意90オーバーのなせる業だった。
イイ女と金に困らない生活が最良の幸せだと感じている彼は、金は未使用で隠蔽することに決め、その後、サクラを捕まえて暴走を止めなければ日常が戻ってこないと覚悟した。
そしてエミと一緒に授業を受けた彼は、今の彼女の好意を知るためにうまく甘い言葉で言い包めてサングラスを外させた。
照れながらも素直に外したエミの好意が高い数値を保っているのを確認した彼は、これを利用してサクラを誘い出そうと考えた。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
他の女に嫉妬させ、誘い出し、乗り移らせて捕まえる。
だからそのままエミに家に寄り、さっそく彼女を激しく抱きつつサクラが侵入できるようにあえて窓を開け放ち、恥ずかしがる彼女もより興奮させてウィンウィンで気持ちいいバックを楽しむ。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
それならそれでエミも、外に自分の喘ぎ声が聞かせたい彼のお願いを叶える代わりにパワフルさを求めた。
今日はこのまま一気に3発。
2週間ぶりに不安から解放されて溜まっていたエミは、優等生な顔とは正反対の好きモノな一面をさらけ出した。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
彼はさすがに一気に3発の要求にはたじろいだが、それだけしている間にサクラが現れて身体を乗っ取るだろうと思い、エミを助けるためだと信じながら腰を振りまくった。
やがてすっかり暗くなった頃になって、おねだり通りに彼はエミを満足させることができた。
しかしサクラの気配さえなく、エミのストレスを解消しただけで別れることになった。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
予想とは違うせいで自意識過剰な不安が募った彼は、帰りに交番の前を通り、監視カメラを見つけるだけでまた嫌な汗をかいてしまうが、警察に声をかけられないならサクラが見つからないように部屋まで金を運んだ証拠とも言えるはずだと思えた。
今度はるるなを使ってサクラを誘き出そうと考えながら玄関のドアを開けた直後、家の中が水浸しになっているのに気づいた。
風呂場とキッチンの水が出しっぱなしのせいで、大雨で床上浸水したような状態だった。
そしてリビングの壁にまたサクラからのメッセージを見つけ、戦慄した。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ4話
そのメッセージの意味を考え、彼は昼間に何気なく零した台詞をどこかで聞かれていたことに思い至った。