
ロウヒーローRawHERO
14話15話16話ネタバレ感想
ロウヒーローRawHEROのエロ画像、ネタバレ、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
歓迎の飲み会を開いてもらった千秋だが、どこまでもクズで性欲を抑えられない先輩の星にパンチラを盗撮され、そこに金玉が写っていて万事休す。
だがなんだかんだ切り抜けた矢先、今度はゾウさんこと旭山と同じ組織に所属している乱暴者、大島渚とジェリーのガチ戦闘に巻き込まれた。
14話
高速で車を大破させた只野はいい年してキックボードに乗りながら、千秋と情報交換を始めた。
車じゃないことを指摘されれば、自分の集中力の無さで事故を起こしたにも関わらずに、さも千秋に原因があるかのようにキックボードが似合う子供じみた態度でみるみる不機嫌になっていく。
おっさんの癇癪ほど見るに耐えないものはなく、千秋は呆れながらも指示通りにジェリーの盗撮に成功したことを報告した。
あの時旭山にチェックされた中にジェリーが写っていたものはなかったが、千秋はちゃんとジェリーを画像の中に収めていたのだ。
只野も単なる料理の写真を見せられてまた事故ったストレスを発散しようとするが、しっかり見ろと言われてハッと気づいた。
よくよく見れば、スプーンの背にジェリーその人が写り込んでいたのだ。

著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年11号
千秋もスパイなのがバレそうになったので、これが精一杯の成果だった。
しかし、千秋も大したことない情報だと思ったのに只野は一気に機嫌が良くなって褒め、姿さえ謎のジェリーを撮れただけでも上出来だと、急に声を小さくして褒めちぎった。
そんなことはどうでもいい千秋は、あのイカれた大島なぎさとか言う女に注意しておいてくれと物申した。
仲間のはずの警官を蹴り倒すは、旭山の耳と鼻を引きちぎろうとするわの暴力三昧。
しかし癇癪を沈めた只野は一言訊き返した。
いったいどっちの味方なのかと。

著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年11号
敵組織にスパイとして潜り込んだ千秋は、彼らと共に時間を過ごし、クズもいるが人望篤い悪い人間には思えない奴もいることを知り、自然と仲間意識のようなものを感じ始めていた。
千秋は答えに口ごもるが、只野はその心情は珍しいことではないと理解を示し、一つアドバイスした。
迷った時は、自分が正義の側か悪の側か思い出せば迷うことはないと。
そして、もう性格の変化が見込めない年齢になったせいで素直になりにくい只野は、改めて普通の音量で写真をゲットしたことを褒め、今日の八つ当たりを詫びたのだった。
只野のあてになるかどうか分からないアドバイスを反芻した直後、酒癖が悪い渥美マリコから電話がかかってきた。
マリコの用件はごくシンプル、一人でまた出版社に行くのが怖いから付き合ってくれというものだった。
これから漫画家になろうとしている妙齢の美人の願いなど朝飯前だった千秋は快く承諾し、いざデビューだと持ち上げていく。
マリコはただアポが取れただけだからと不安マックスで仕方なく、だからあの夜のことを思い出して千秋を頼ったんだという。
それで千秋は、脱衣生マン顔面騎乗位未遂を思い出し、慌てふためいた。

著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年11号
もちろん酔い潰れて熟睡し、寝惚けて夢遊病みたく動いていただけのマリコに脱衣から顔面騎乗しようとした記憶はなく、翌朝、千秋に励まされたことを思い出したからだった。
危うく本人が覚えていないことを口走りそうになった千秋は慌ててグイグイ背中を押し、もう逃げないように勢いをつけてあげた。
それに勇気をもらったマリコは、年下男子に笑顔を残して出版社に乗り込んだ。
そしてマリコは不義理をした編集に頭を下げ、大人としてあるまじき行為について謝罪した。
しかし編集のおっさんはにこやかに、事故や事件じゃなく無事だったのならそれで良しと言ってくれ、さっそく肝心の原稿に目を通し始めた。
文字通り、読むと言うよりペラペラ目を通すだけのスピーディーな捲りで50pのチェックが終了し、それでもうマリコは見込みなしだと思って嫌な汗が噴き出した。

著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年11号
読み終わってもにこやかな編集は綺麗に描かれているのは好感が持てて大事なことだと褒めている感じのコメントから始めるも、絵は古いし演出は昭和みたいだと指摘。
そしてマリコは現在28歳なのを訊き出され、漫画に取り組んで10年の歳月が経っていることも暴かれた。
10年の成果にしてはキツい出来なのを隠さない編集がタイトルにも着目するので、マリコは正直に「ディア・ダディ」だけど、ゴロが気に入っただけでダディは出てこないし現実のダディにも思い入れはないと白状し、滝のような汗をかいた。

著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年11号
ロビーで吉報を待っていた千秋は、結構待たされているのでこれはうまくいっているに違いないと思っていた。
そしてマリコが戻ってきたのはいいが、彼女の涙袋はどす黒く変色し、足取りもフラフラで一気に老け込んでしまっていた。
そのまま胸に飛び込まれた千秋は驚き、マリコがもたらす結果よりも距離の近さに鼓動が早鐘を打つ。
そしてマリコは、べた褒めされたと報告した。

著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年11号
タイトルにもなっているダディは一切出てこないし、現実にも関係ない。
そこに光るものを感じた編集はヤバいという表現で褒めちぎり、担当編集として連載用に詰めていこうと言ったのだった。