インフェクション

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141話142話143話ネタバレ感想

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ホテルの駐車場に集結した避難者の中から、次々と保菌者に変貌する者が現れ始めた。

パニックに陥り、この場を任された関と明石は自身の無さに戸惑うが、すぐに明石が起死回生の策を思いつき、パニックにならずに保菌者を撃退する方法を取り入れた。

一方、晴輝も動き出そうとしていたが…

 

141話

作戦の概要を聞かされた紗月は、すぐに異を唱えた。

 

山中に潜んで作戦の説明をしている晴輝が保菌者でもない人の殺人を一手に引き受ける、負担が大きすぎる内容に紗月は声を荒げた。

 

しかし彼は取り合わず、詳細の説明を淡々と再開した。

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

犯人はスナイパーの海兵隊を辺りの山に忍ばせ、逃げようとする者がいれば狙撃しようと狙っている現状。

 

そこで自分たちの任務は、スナイパーを一人ずつ殺して回ることだという。

 

 

言葉ではあっさり説明し終えるが、作戦の肝は音でバレないように銃火器を使わず、接近戦の隠密行動で殺さなければならない。

 

隊員たちが真っ先に心配になったのは、海兵隊相手にこの少人数で成功させられるかどうかだったが、彼は自信たっぷりに可能だと言い切った。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

そもそも実際に手を下すのは、隊長である彼が一手に引き受け、一対一で殺して回るつもりだった。

 

 

なぜ戦闘のプロである兵隊相手に勝てる確信があるのかと言えば、理由は大きく二つあった。

 

 

まず一つは地の利だった。

 

関と明石が能力を発揮して山を要塞化していることを知っているのは、自分たちだけだったからだ。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

それらを利用すればスナイパーの背後に安全に近づけ、可能な限り危険を冒さずに仕留められるはずだと思っていた。

 

それに道の駅に現れた海兵隊の人数を轟から仕入れていたので、それを考えれば山中のどこにどれだけスナイパーが潜んでいるのか、当たりをつけられていた。

 

 

そうして地の利を利用すれば、余裕で任務達成できると宣言した。

 

そこまで言われたら、素人の彼らも楽観的になり始めた。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

要塞化した箇所を把握し、スナイパーの位置も予想できているなんて、あり得ないほどの有能さに彼らは驚き、色めき立った。

 

場所によっては協力して仕留めることになるだろうが、それでも楽勝だと彼も笑い飛ばしたが、やはり紗月は黙っていられずに人を殺すなんてダメだと口を挟んだ。

 

彼は自衛隊を殺すことに比べればまだマシだと言い返すが、紗月が言いたいことは誰を殺すかではなかった

 

高木とのやり取りを知ってしまった今、これ以上人を殺せば彼の精神が崩壊してしまうことを心配していた。

 

 

しかしどれだけ心配されても、彼は決意を変えず、鋭さの中に温かみを残した瞳で黙らせた。

 

そうまで言われたら紗月は黙るしかなく、説明が再開された。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

紗月は彼が引けないのも理解できた。

 

隊長として頼れる姿を見せるしかないのは分かったし、この作戦は避難者全員の命に係わる、成功しか許されないものだった。

 

自分が一番重いプレッシャー引き受けると決めたのだから、もう殺人を止められないのは理解できた。

 

それゆえに、紗月は自分の無力さが歯痒くて仕方なかった。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

紗月の想いは届かないまま、いよいよ晴輝部隊は動き出した。

 

 

 

その頃、恐怖に耐えかねて駐車場から逃げ出し、片足を吹き飛ばされたカップルは激痛に喘いでいた。

 

そして、片足だけ吹き飛ばされたまま、それ以上撃たれずに生かされていた

 

 

さっそく脱走者を狙撃する任務を全うしたのは、リチャード・ハモンドというスキンヘッドの男だった。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

戦争経験者のハモンドは、無防備な日本人の足を止める狙撃が簡単過ぎて、なんのプレッシャーも感じていなかった。

 

ただこうして任務を成功させれば、神に寄与していると思えて打ち震えられた。

 

 

神の存在を信じても会ったことがないのを自覚していたハモンドは、隊長のエリック・ロードを心から信頼していたのでそれでいいと思っていた。

 

ロードこそ愛国心溢れる真の英雄だと思えたから、祖国に背くことも厭わなかった。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

一方晴輝たちは、最初に仕留めるべくハモンドの背後まで接近していた。

 

ただ、普通なら足音に気づかれて、危険なく暗殺することなどできない。

 

そこで彼が楽勝だと思えるもう一つの理由が出てくる。

 

隔離地域内を生き抜いてきた経験値に絶対の自信があった彼は、勝てる戦地にばかりいたであろうアメリカ兵隊相手なら、今まで接近戦で保菌者と渡り合ってきた自分の方が実力は上だと思っていた。

 

ガチンコの殺し合いで、しかも不意を突くのだから負けることなどあり得ないと信じ込んでいた。

 

 

 

片やハモンドは、大層な思想を持っているわけではなく、ただ自分の残虐な嗜好を満たすためにこの場にいる気持ちが大半だった。

 

戦地でも必要ないのに、わざわざナイフで敵を切り裂いて殺し、肉の感触を感じるのが好きだった。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

人を殺すために軍人になったハモンドは当然軍をクビになりかけていて、発散できない欲望のはけ口を探している時に、日本に来る話に飛びついたのだった。

 

 

 

まさか敵が接近戦の人殺しに慣れているなど知る由もなく、晴輝は最後に紗月に声をかけた。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

そして殺意を内に秘め、ハモンドの背後から忍び寄った。

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