
ゴブリンスレイヤー
37話38話ネタバレ感想
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収穫祭に紛れ、ゴブリンスレイヤーを亡き者にしようとしたレーア。
受付嬢を守ってどうにか返り討ちにした彼は、ゴブリンの影を感じて仲間たちと共に、人知れずゴブリン退治に繰り出した。
37話
15匹目を落とし穴に落とした彼は、容赦なく止めを刺した。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年7号
惨たらしく殺されたゴブリンの死体が増えていくのを大木の枝に乗って見下ろしていたエルフは、見るに耐えない光景に不快な声が漏れ出た。
彼は気にせず、こういうことを考えているのだとあっけらかんと答えた。
彼が仕掛けていた罠は即席の大穹だった。
それにあっさり引っかかったゴブリンはゴミクズのように倒れていた。
彼はそれを、猟師だった父に習っていた姉から教えてもらったものだという。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年7号
即席でも、ゴブリンにぱっと見で見破れるようなものではなかった。
祈りを終えた女神官によれば、地母神の力が強い今夜は亡者になることもないだろうという。
その時、枝の上にいたエルフが次は西の方から来ると言ったが、東からも来ているし、特に南の方からの気配が気になると言い出した。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年7号
しかも雷の音が強く、雨が近づいているともいう。
天候が悪くなればうじゃうじゃいるゴブリンの動きを読み辛くなり不利になる。
女神官は流れが悪くなりそうな雰囲気の中、蠢くような雨雲が自然のものではなく、混沌の気配を感じていた。
何かしらの黒幕が術を用いている可能性が強くなり、彼はどうするべきか思案を巡らせた。
その時、ドワーフが彼の背中を豪快に叩いた。
考えすぎて思い切りがなくなりそうな彼に気合を入れたドワーフのおかげで、彼は東西からの挟み撃ちを返り討ちにしてやるべく、燃え上がるような殺意を滾らせた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年7号
稲光が厚い雲の隙間から漏れる中、不気味な森の中をゴブリンの小隊が進んでいた。
あからさまに木の裏に隠れ切れていないマントと兜を見つけると、隊長が下っ端のバンダナを小突いて一人で仕掛けに行かせた。
殴られ泣く泣く槍を突き出したバンダナの一突きで背中が貫かれ、バンダナはあまりの呆気なさに歓喜した。
もちろんただのハリボテに過ぎず、マントが揺れ中身のない兜が地面に落ちた。
明らかな罠なのにわらわらと集まってきたところで仕掛けが発動し、鋭く尖った丸太の振り子がゴブリンの集団の中で弧を描いた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2019年7号