
進撃の巨人119話120話
ネタバレ感想
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マーレ軍の奇襲により、後手を踏むパラディ島勢力。
進撃が一人気を吐くが、ジークは車力の一射に大ダメージを受け、瓦礫投法の圧倒的な攻撃力を封じられてしまう。
119話
なんだかんだとうまく立ち回る車力の特大の一射により、ジークはうなじを削がれ、壁から転落した。
しかし、ならばとエレンは何が何でも獣の元へと近づいていく。
足を負傷した鎧が距離を開けられて焦ったその時、進撃の足に噛みついて歩みを止めさせたのがガリアードだった。
手間取るわけにはいかない進撃は的確にうなじに拳を叩きつけ、そのまま叩き潰そうと連打する。
だが、またしても車力とマガトのコンビが素晴らしい援護射撃で進撃の頭を吹き飛ばした。

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2019年8号
続けて獣に止めを刺そうとしたが、さすがに立体機動部隊が許さず、車力を仕留めようとハエのように集った。
アルミンは車力の脅威を先に排除するべきかと考えたが、街中にはマーレ兵があちこちに潜んでいて、少し姿を見せれば銃弾が飛んでくる。
逆にミカサは動くのに邪魔なマーレ兵を先に片づけるべきだと言うが、その時、ピクシスが兵を引き連れ騎馬隊で敵の背後を取ろうと動き始めた。
アルミンもそれが最善だと思い、マーレ兵と正面からぶつかるのは愚策だと考えた。
かろうじて一命を取り留めていたジークだが、背中の大部分が削り取られて当分動けそうもなく、ただ自分が撃たれたことだけを理解していた。

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2019年8号
そのすぐ近くで、鎧が進撃にマウントを取り、ガリアードが復活する時間を稼いでいた。
ライナーは今こそ力を振り絞る時だと励まし、ボロボロになった頭部に手を伸ばした。
すると、ポルコに兄の記憶が流れ込んできた。
それは、兄が自分を守るために印象操作をしてライナーが戦士候補生になれるようにしたと白状している緊迫のシーンだった。
記憶が入り乱れる中、動けるまでに回復した獣が起き上がり、ピンチの時のために仕込んでいた巨人を使うべく、叫ぼうとした。
エレンがそれを止めようと手を伸ばした直後、コルトとファルコの兄弟がついに獣に辿り着いた。
そしてファルコが獣の脊髄液を飲んでしまったから、叫ばないでくれと願いの叫びが轟いた。

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2019年8号
ジークも驚愕する中、コルトは家族のために獣の継承権を得たことを切り出してから必死で説得を開始した。
裏切ろうが何を考えていようが最早それどころじゃなく、子供を巻き込んでも構わないと思ってはいないはずだと情に訴え、せめて叫びの効果範囲から抜け出すまで待って欲しいと頼んだ。
その後で、好きなだけ殺して悲願を達成すればいい。
弟を助けてくれればそれでいい。
その悲痛な願いはジークも胸が痛み、歯を食いしばって決意が揺れ動いた。
そうこうしているうちに、馬を駆ったガビも到着してファルコに乗れと促した。
弟を思う気持ちはジークに何よりも響くものだったが、一組の兄弟のために好機を逸するわけにはいかなかった。
謝りはしなかったジークは叫び、壁の中に咆哮がこだました。
コルトは意地でも弟を離さず、ファルコはやっと自分を見てくれたガビの手を握る前に、彼女の目の前で光輝いた。
そして同時多発的に、多くのユミルの民が光輝いた。

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2019年8号
何十体と巨人化した民たちは、近くのマーレ兵に襲いかかり始めた。
奇跡の前例にならずに顎無しの巨人になったファルコは、ジークの命令に逆らえない無垢だった。

著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2019年8号