
タマロワ~100%金目当て 資産35億のイケメンを巡る訳アリ女達の玉の輿バトルロワイヤル~
1話2話3話ネタバレ感想
タマロワのエロ画像、ネタバレ、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
玉の輿バトルロワイヤル。
通称タマロワ。
億万長者の男の妻になりたい金目当ての女たちが集い、誰が正妻の座を射止めるかの大人気エンターテインメント番組だ。
1話
二週間に及ぶタマロワは今日が最終日。
今回のセレブリティーが最後に下した指示は、今この場で服を脱げるか?という度胸を試すものだった。
最後に残った二人のうち、一人は躊躇いなくドレスを脱いだ。
そして、もう一人は顔を赤らめて動こうとしない。
結果、選ばれたのは脱がなかった黒髪清楚系の彼女だった。

著者名:まりお 引用元:タマロワ1巻
タマロワとは、二週間の期間中、六人の女性たちが様々に自分をアピールし、最終的にプロポーズされるのを目指す大人気婚活バトルロワイヤル番組だ。
もちろん様々なアンチ的声もあったが、そんなものを物ともせず視聴されていた。
今回のタマロワを見ていた後藤優菜は、最終的に彼の人柄に惹かれたと語る優勝者の言葉を鼻で笑った。
年収三千万に惹かれただけのくせに上っ面な演技を続ける女も女だが、あえて人前で脱がない奥ゆかしさを演じた演技を見抜けない男も男だと、悪態を吐いた。
この程度なら自分も選ばれると感じた優菜は、自信満々にタマロワに参加を申し込んだ。

著者名:まりお 引用元:タマロワ1巻
優菜は汚らしいジャージにするめをしがみながら、汚部屋に住んで他人をバカにしている底辺女だった。
後日、優菜は見事に次のタマロワの参加が認められ、舞台になる屋敷に赴いた。
案内役を務める森口という男が司会進行役のように振舞い、参加者に一人ずつ自己紹介を促した。
東詩織・23歳。
母性溢れる笑顔が特徴の彼女は薄給の保育士で、数年以内には子供が欲しい、趣味や特技と言えるのは料理や掃除だと語る。
北川夕月・27歳。
如何にも大人しそうな彼女はカフェでバイトをしながら、好きな読書に時間を割き自分でも書いている文学女子。
熊崎瑠華・19歳。
大学生の彼女は身体を動かすのが好きで、格闘技を嗜んでいるという。
井田菜月・34歳。
零れ落ちそうな爆乳の彼女は会社経営者で、口調からも気の強さが滲み出ており、趣味も特技も仕事だという。
山田サキ・年齢は拒否。
特にアピールするつもりのなさそうな彼女は、仕事が芸能関係とだけ話し、趣味も特技も特にないときっぱり打ち切った。
そして優菜がトリを務めた。
意味は一緒でも少しでも聞こえが良いようにニートを家事手伝い、ネトゲと掲示板巡りの趣味を映画鑑賞、二十年前に一瞬齧っただけのピアノを特技と言い張った。
男の金に寄生する意欲しかない優菜だが、この面子なら見た目でも負けていないし、中身でも余裕で勝てそうだとほくそ笑んだ。
女性陣の自己紹介が終わったところで、満を持して今回のセレブリティーが登場。
五十嵐雅貴・32歳。
いわゆるIT長者の彼は、大手に育てた通販サイトを売却し、次のビジネス展開を計画中。
総資産35億の大金持ちだった。

著者名:まりお 引用元:タマロワ1巻
女性たちは思い思いに自己アピールをし、五十嵐は十分に吟味して誰と結婚するかを決める玉の輿ロワイヤル。
緊張しているという五十嵐は饒舌に自己紹介をした後、締め括りに「本気」でないなら今すぐこのゲームを下りていただきたいと念を押した。
セレブリティーが最初に課題を出してスタートするタマロワ。
過去の例では料理の腕などが見られるが、椅子に腰を下ろした五十嵐は「服を脱いで裸になってくれ」と要求した。
優菜は前回のタマロワのラストを思い出し、脱ぐバカなどいないだろうと高を括ったが、他の5人は全員躊躇わずにドレスを脱いで裸体をさらけ出した。
テレビ放送もされているのに、全国に乳首どころか下も脱いで、全てをさらけ出した彼女たち。
爆乳、巨乳、普通、微乳。
恥じらい方もそれぞれ違うが、全裸も厭わない本気度は優菜を除いて共通していた。

著者名:まりお 引用元:タマロワ1巻
優菜はもう自分に決まったと思い、なぜ脱がないのか問われると、貞操観念のない女なんて云々と、尤もらしい理由を説明した。
すると五十嵐は優菜が本気でないと見なし、失格を言い渡した。
まさかの結果に優菜は焦り、往生際悪く大金が手に入るこの場にしがみ付こうとしたが、彼女の意思がどうかは関係なかった。

著者名:まりお 引用元:タマロワ1巻
優菜を外に連れ出した森口は、何か勘違いしているらしい彼女に真実を教えた。
セキュリティレベルを下げた端末から違法アップロードされた動画を見て参加エントリーした場合、放送されているタマロワではなく、裏の方に繋がることがあるのだと。
裏タマロワは、いわゆる金持ちだけが視聴できる何でもありバージョンだった。
それを他の5人は知っていたから躊躇わずに脱ぎ、今も訊かれるまま、経験人数と好きな体位を隠さず暴露していた。
しかしここでもサキは、愛想を振りまくでもなく冷たい態度で答えをぼかした。
表程度の覚悟で来たのなら勝ち目はないと言い切られた優菜は、ブーメランになると分かりつつも、他の5人も金目当てバカ女だと怒鳴り、施設から出て行った。
かと思われたが、優菜もシステムが分かったのなら、裸を見られるくらいで逃げ帰る訳にはいかなかった。
自分も同じ金目当てなのを甘んじて認めた優菜は、覚悟を決めてドレスを脱ぎ、部屋の扉を開けて質問に答えた。
まだ未経験の処女だと。

著者名:まりお 引用元:タマロワ1巻