
終末のハーレム無修正
67話68話ネタバレ感想
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無事にロスアニア公国に着き、アナスタシア姫の高貴な勢いに負けて、半分結婚式を執り行わされた怜人。
初夜だけは免れた後、かつてここで研究していた高名なラギーニ・シン博士の協力を取り付けるため、彼は山奥の博士の小屋を訪ねたのだが…
67話
ワクチン開発には、彼の中にウイルスの結晶を打ち込んで抗体成分を取り出し、精製しなければならない。
だから、もし彼の免疫力がウイルスの勢いに負ければ他の男たちと同じく死ぬ可能性があった。
それを可能な限り防ぐには、童貞では分が悪いという。
できたてのカレーを振舞われた怜人はナンにつけてありがたくいただきながら、どうしてワクチン開発にメイティングしておく必要があるのか訊ねた。
MKウイルスは文字通り男を殺すウイルスなので、それに負けないために男性ホルモンを極限まで高める必要があり、それには特に心の通じ合った愛ある一発をしておくのが最適なんだと、ラギーニ博士は説明してくれた。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+
ヤレと言われてはいヤリますとまだすぐに言えない彼は、メイティングをした場合の悪影響がないのかも訊ねた。
可能性という言い方をすればゼロじゃないと正直に答えた博士は、あったとしても小さなものだろうと個人的な見解を示した。
死ぬかもしれないんだから一回経験しておきな。
そんな軽いノリで勧めつつ、その相手ならいつでもウェルカムだと伝えておいた。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+
結局、死ぬ可能性があるということだけはっきりして、山くんだりまでの訪問は終了した。
オリガが運転する車に乗って山道を帰っていた彼は同行したマリアに、博士はもう研究に協力するつもりがないことを伝えた。
大切な人を亡くしているらしいことを仄めかした博士は、男が死んでいく苦しみや悲しみを、研究中にも味わっていたのだ。
ワクチンの試薬を開発できたのはいいが、人に効くかどうか試さなければならない。
だからコールドスリープ中の一人を解凍して投薬したのだが、MKウイルスには勝てずに目の前で死ぬのを見ているしかできなかったと、博士は彼に明かしていた。
そんな悲しい話を聞かされたら、マリアも我がままを言えなくなった。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+
その流れで、彼は男性ホルモンがワクチン開発においてどれだけ重要なのかマリアに訊いてみた。
マリアは真剣に凄く重要だと答え、言い難そうに彼にまだ話していなかった開発実験の根幹を打ち明けようとした。
彼はみなまでマリアに言わせず、自分の身体にウイルスの結晶を入れるんでしょ?と被せた。
ウイルスに打ち勝てる人体の中で強い免疫反応を起こさせ、その反応と男性ホルモン分泌量の相関性を調べ上げる必要があるという。
詳しく教えてもらった彼が言葉少なに相槌を返すと、マリアは心配を和らげようと声をかけるが、彼は笑顔を見せて逃げるつもりがないことを示した。
博士とマリアの意見が一致したことで、彼は本気でメイティングのことを考え、まず絵理沙が照れている表情を思い出した。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+
直後、シャワールームで美来に求められた時のことを思い出した。
まだ美来への気持ちを自覚していない彼は、日本に残った彼女に想いを馳せたのだった。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+