
秋の鹿は笛に寄る2巻
ネタバレ感想
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同僚の春日凪に誘われ、精子だけを提供する子作りセック〇に協力した鹿島たける。
結婚する意思のない彼女に中出ししまくるうち、やがて自分自身を見て欲しくなっていったたけるは、元カレに喧嘩を売られても契約通りに中出しを続けるうち、彼女のまつりと別れたくなっていく。
しかし、度重なる中出しの結果、凪が妊娠し、契約は満了となった。
秋の鹿は笛に寄る2巻
出世のため、重要なポジションになる前に早期出産を考えた春日凪の誘いにのり、精子だけを提供する中出しセック〇を繰り返した鹿島たける。
徐々に凪に心惹かれ始めていった矢先、無事に妊娠したので契約は終了だと相変わらずビジネスライクに報告されたのだった。
たけるは飲みに付き合わせた友達に、知り合いの話として妊娠したいだけの女とそれに乗った男の話を相談したが、気持ちいい思いだけして深入りしない方がいいだろうと言われた。
ベロベロに酔っ払って帰ったたけるは、まつりに子供が欲しいか訊いてから、同期の女子が妊娠したのだと切り出した。
まつりはどのタイミングでも妊娠で仕事を休むのはどうしようもないことだと理解を示し、たけるにも協力してあげるようにいう。
たけるは罪悪感に駆られながら、その妊娠させたのが自分だと白状しようとした。
しかしまつりは、彼の真剣な様子から察し、今は聞きたくないと拒絶した。

著者名:きづきあきら 引用元:秋の鹿は笛に寄る2巻
たけるは言わずもがなでバレたと思い込み、まつりはプロポーズされると思い込んでいた。
もうまつりと別れるつもりのたけるは、何とか凪との関係を継続するため、妊娠した後に起こる様々な不安要素を挙げ連ね、本当に一人で子育てしながら今まで通りに仕事ができるのか問い質した。
凪が産むことだけを考えた、浅はかな考えだろうと見越した嫌な擦り寄り方だった。
すると凪は平然とした顔で、いつも使っていたホテルに誘い、あくまでヤル雰囲気は出さずに十分に事前準備をした上での妊娠なのを説明し始めた。

著者名:きづきあきら 引用元:秋の鹿は笛に寄る2巻
女性が多い四つの部署、人事、経理、広報、お客様相談室。
この4部署では出世できにくいことを知っていた凪は、女性のキャリアアップができそうな会社の人事課長に近づき、自分の妊娠出産をロールモデルにしたプロジェクトを提案していたのだ。
だから凪の妊娠・出産は会社公認のプロジェクトだった。
たけるにもう説得できるファクターはなく、またただの同僚に戻るしかなかった。
しかし後日、凪はまたセッ〇スだけの契約を結んで欲しいと頼んできたのだった。
たけるに断る理由などなく、すぐにホテルに雪崩れ込んだ。
利用されていることは分かっても、たけるはピッタリ吸いついてくる凪の巨乳に触れたらまともに考えられなくなった。

著者名:きづきあきら 引用元:秋の鹿は笛に寄る2巻
二度と触れないと思っていた凪の身体にまた触れられる喜びに身を委ねようとしたが、どうしても後回しにできず、お腹の子がどうなったのか訊いた。
凪は流産したとしっかり答え、もう処置も終わっているという。
淡々と話されることに納得できないたけるはその態度を咎め、子作りを軽く考えていると責めたが、すぐ平手で頬を打たれた。
流産するという精神的ショックを理解できていなかったたけるは、15%の確率で流産が起こっていると聞かされ、無知だった自分を恥じて謝った。

著者名:きづきあきら 引用元:秋の鹿は笛に寄る2巻
それでもたけるは、セック〇だけの関係から進めたくて仕方なく、自分の気持ち次第で契約はいつでも破綻することを指摘した。
たけるはもちろん、まつりと別れて恋人として子作りしたいと考えていた。
だから凪に、まつりとの関係をちゃんとして欲しいと言われ、別れてから改めて望めば大丈夫だと思い込んだ。

著者名:きづきあきら 引用元:秋の鹿は笛に寄る2巻
ただ凪にそんなつもりはなく、もう契約は終了でまつりとお幸せに、という意味だった。
だからすぐ岩清水に連絡し、適当な他の男を見つけて欲しいと頼んだ。
その夜、たけるはまた真剣な顔でまつりに別れ話を切り出そうとした。
それをまたプロポーズで緊張しているのだと勘違いしたまつりは、焦れて待てなくなり、自分から結婚しようと切り出したのだった。

著者名:きづきあきら 引用元:秋の鹿は笛に寄る2巻