終末のハーレムファンタジア
15話ネタバレ感想
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瘴気により辛い生活を強いられていた姉妹を助けたアルク一行。
一方セリーヌとジョアンナは、以前酒場でトラブったゴロツキの罠にハマり、いきなり洞窟の最深部にワープさせられ、ボスモンスターのコカトリスと対峙するのだった。
15話
あっさりおっさんたちの罠にハメられ、最深部に飛ばされてしまったセリーヌとジョアンナ。
そこかしこに人間の石像があるので嫌な予感がした直後、回復役を仲間にするまで戦うつもりのなかったコカトリスが現れたのだった。
その姿たるや、まさにボスモンスターに相応しい禍々しさ。
それでも腕に覚えありのセリーヌは臆さず剣を構え、思い切りよく飛び込んで先制攻撃をヒットさせた。
胸元を切り裂いた一閃。
しかし、悲鳴を上げたコカトリスの切り傷は瞬く間に塞がり、反撃を何とか避けたセリーヌは距離を取って構え直した。
どうやらコカトリスは物理攻撃耐性があるらしく、ジョアンナが詠唱する時間を稼ぐため、セリーヌが注意を引き付けることにした。
また勢いよく突っ込んだセリーヌはひらりひらりと華麗に鉤爪を躱し、今度は後ろ脚を切り裂いた。
その傷口も一瞬で塞いだコカトリスが振り返りざまの反撃を繰り出そうとしてくるのを、剣に映るので察知したセリーヌはまた華麗に前に飛んで躱し、距離を取った。
その間にばっちり詠唱を完了したジョアンナは、コカトリスの上空に作った水の槍を落とした。
コカトリスの無防備な背中に直撃した水の槍が身体を貫くと、鳥はまた絶叫。
果たして傷口の行方がどうなるのかジッと見守ったジョアンナ。
水魔法による傷口は穴がぽっかり開いたままで、ジョアンナはホッと胸を撫で下ろした。
しかし、一発成功したことで油断してしまい、注意を怠って眼鏡を拭くのを優先してしまった。
セリーヌの危険を知らせる叫びが聞こえた時にはもう遅く、コカトリスは石化の魔力を込めた視線をジョアンナに向けていた。
綺麗になったレンズ越しにコカトリスの視線に晒されたジョアンナは、為すすべなく全身石化されてしまうのだった。
セリーヌはまっしぐらにジョアンナの元に駆けつけ、コカトリスの止めの一撃からギリギリで守った。
殺されるのを免れても、物理攻撃しかできないセリーヌだけでは勝機がなく、岩陰に身を隠すのが精一杯。
さてどうすればいいのかセリーヌが焦りを募らせたその時、ダメージは食らっていないはずのジョアンナがピシピシと割れ始めた。
ピッコロよりも理不尽な、衝撃を与えられていないのに崩壊しゆくジョアンナ。
まさかの相棒の死に、セリーヌは言葉を失う。
しかし、ジョアンナは石成分を弾き飛ばしただけで元の身体に戻った。
セリーヌに支えられたロリ眼鏡魔法処女は、少しぐったりしながらもいつもの強気な言葉を吐ける余裕はまだ持っているようだった。
寿命が縮む思いがしたセリーヌがホッとしたところで、ジョアンナは石化から守ってくれたあの藁人形を取り出して見せた。
藁人形は代わりに石になり、持ち主の身代わりになる役目を果たして粉々に砕け散った。