
ドクザクラ11話12話
ネタバレ感想
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一般人がどれだけ不快に思おうと、執拗な捜査で手柄だけは上げてきた山之内。
しかし捜査の合間に、盗撮、覗き等の行為を繰り返していた悪徳警官であり、処分された過去もあった。
それが世間に公表されぬまま、軽い罰でしれっと警官を続ける山之内に目を付けられたのがエミだったが…
11話前編
迷宮入りしかけていた事件の証拠をあげたこともある山之内は、その気持ち悪さを除けば至って優秀な警察官だった。
ただしそれも、盗撮等がバレて懲戒処分を受けるまでの話。
事が発覚する前の山之内は仕事のストレスを趣味で上手く発散しているから、順調に成果を出せている自覚があった。
その趣味とはもちろん、卑劣な盗撮・覗きによる性欲発散だった。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話
性根が腐っている山之内は誰も損する者がおらずにハッピーだと思うほど腐っていたが、現在、エミに盗撮がバレて本性を現した結果、エミに憑りついたサクラから反撃を食らわされていた。
思わぬ反撃に面食らうが、所詮は非力な女だとバカにする山之内は逆に押し返し、ヒャッハーと言わんばかりにマウントを取り返した。
男尊女卑が刷り込まれている山之内はゲスな笑い声を漏らし、また新たな罪状を増やそうとした。
しかし、サクラの前では性別など関係なく無力化される。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話
エミを手籠めにするはずだった山之内は意識を乗っ取られたことさえ気づかないまま、自分の意識が戻った瞬間、笑い声の続きを出して目覚めるが、すぐに状況が変わっていることに気づいた。
ボロボロの照明。
朽ちかけた内装。
薄汚れた室内。
もちろん、どこにいるかなんて分からなかった。
車内から突然見知らぬ場所に移っているし、寝台に括りつけられて動けないことに焦りが募っていく。
するとそこに、追いかけていた白いワンピースの少女が現れれば、やはりアツシやエミと繋がっていたのだと思わずにはいられない。
取りあえずここはどこだと訊かれたサクラは僅かに眉を歪ませ、自分のひみつ基地だと答えた。
子供じみた答えの意味が理解できない山之内は深く追究せず、これ以上罪を重ねるのは止めてまずこれを解けと指示した。
まさにどの口が言うのかという、己の罪を棚に上げたふざけた言葉。
それにも怒ったサクラは容赦なく山之内の手の甲に何かをぶっ刺した。
突然走る激痛に山之内が大きな声を出そうが構わず、サクラは悪いコにはおしおきするんだと言い返し、グッと頭を掴んで睨みつけた。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話
曲がりなりにも警察組織に身を置いている山之内は、権力を持つ人間にこんな仕打ちを食らわすサクラをイカれているとしか思えず、アツシ自身の人格さえ疑った。
そして、照明や内装からここが病院だと気づき、嫌なことを思い出した。
以前、三億円の隠し場所として、感染性廃棄物が大量に放置されている廃病院が候補に挙がっていたのを思い出したのだ。
それがここかも知れないと思った山之内は、一体何で刺したのか恐々訊ねた。
だからサクラは、質問の意図が分からなくても素直に分かるように注射器を見せてあげた。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話
サクラは注射器だけでなく手術道具もたくさん拾い集めていた。
アツシと遊ぶことを固く止められていたサクラはその度母親から、お仕置きは病院で注射してもらうとよく言われていた。
当時の母親の口真似をしながら、何本も注射器を取って寝台に上がったサクラ。
母親のしつこい説教を実際に再現しようと、歪んだ性根が骨格にまで表れた山之内の頭部に狙いをつけた。

著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話
さすがに恐怖で涙が零れた山之内に、逃げる術はなかった。