
パラレルパラダイス
101話102話103話ネタバレ感想
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ガリアを打ち倒して英雄になったヨータだったが、男はすべからくイケメンだと夢想していたガーディアン未満の手練れ少女ペコに、ルックスを罵られるという屈辱で恩を仇で返される。
その矢先、ミサキが手懐けてくれたパイコーンに乗り、サンドリオに出発することになったのだが…
101話
なんだかんだヨータに興味が湧いているペコは、物陰に隠れて覗き見ていたのをしっかりミサキに気づかれていた。
パイコーンを手懐けてくれたミサキに呼ばれて渋々出てくるペコは、彼のルックスが気に入らないだけで憎しみを滾らせているようだった。
そんなことは構わず、ミサキはペコの頭が悪いとディスりつつも腕は立つとムチとアメを使い分け、今のうちに外界を知っておくのがイイだろうと親心を見せる。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年51号
とは言えガーディアンではないので、あくまで荷物持ち。
それならと彼が了承すると、ペコは大きく舌打ちをかましてから発狂したように不満の大声を上げ、まず彼のルックスを改めて罵った。
それからミサキの指示なら仕方なしと受け入れたが、彼の命令には従わないと釘を刺し、ぶつくさ言いながら準備のために街中に戻っていった。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年51号
彼らが準備を終えた頃には、ペコは一人で先にユニコーンに跨って待っていた。
唯一の処女だからペコはユニコーンに一人乗り可能だった。
それはいいが、キアが顔面に蹄鉄の痕をくっきりつけて不機嫌に突っ立っていた。
非処女になっただけで世話し続けた恩を馬蹴りで返されたのだが、顔面が潰れていないだけで不幸中の幸いと思うしかなさそうだった。
その代わり、荒馬のはずのパイコーンが大人しく触らせてくれるようになるのだから、処女を失ってユニコーンに嫌われても、リターンが何倍もあるのは快楽だけで証明されていた。
そこでキアは言霊を信じるかのように、交尾したいからかという彼のデリカシーのない茶化しに乗らず、好きだから戦いが終わったら必ず戻って来て欲しいと頼んだ。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年51号
そんなストレートな愛情表現に弱い彼は、キメ顔で約束を交わしたのだった。
そしてユニコーンにペコ、パイコーンに彼・ルーミ・アマネの3人が騎乗し、ミースに残るミサキとキアに手を振って出発した。
彼は気合十分、嫉妬深い神が自分が巻き込んで連れて来た好きな女子だとしても、この街には凱旋で帰って来るぞと思い描いた。
さて、パイ&ユニは疲れ知らずに快調にどんどん飛ばしてくれた。
小気味いい蹄の音を響かせ、ぐんぐん野を駆け進み、途中で飯休憩を挟む間も大人しいものだった。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年51号
草原、荒野と突き進み、森に入ってかなり陽が落ちて来た辺りでテントを張ることにした。
二頭の頑張りの話に花を咲かせつつ、嫌われていても彼は一緒に焚火を囲もうとペコを誘うが、理想を打ち砕かれたせいで性格のひねくれ具合に磨きをかけた彼女は、自分の立場を卑下しつつも小憎らしく眉を歪めて誘いを拒絶し、見回りでも行ってくるから先にお休み下さいと言い放つ。
それでも彼が歩み寄ろうとすれば、今度は口も歪めて口調を憎しみでいっぱいにしたのだった。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年51号
ルーミの忠告も聞かず、性格の悪さの代わりに手に入れた戦闘技術を過信し、本当に一人で森の中に入って行ってしまった。
呆気に取られた彼も、さすがに許容し辛い小憎らしさ。
以前からルーミもペコの変わり者具合は知っていたが、やはり彼のルックスへの不満が異常さに拍車をかけたとしか思えなかった。
と言うことで3人は遠慮なく、ペコが帰ってこなくても先に裸で仲良く川の字で床に就いた。
その頃ペコは、また顔中を歪めて忌々しく舌打ちをしていた。
自業自得でカルに囲まれるピンチに陥っていたのだが、舌打ちの矛先はここをキャンプ地に選んだ彼へのものだった。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年51号