
終末のハーレム74話75話
ネタバレ感想
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ビンビンタイムを終えた後で、怜人は絵理沙が籠って研究をしている北欧の雪深い地域を訪れた。
そこで絵理沙が怪しげな注射を打っているのを問い詰めた。
絵理沙は諦め、MKウイルスでパンデミックが起こり始めた辺りからの過去からこれまでを語り出した。
74話
圧倒的感染力、圧倒的致死率のウイルスは瞬く間に世界中に広がり、一部の男がコールドスリープで一時的に脅威から逃れ始めた頃には、もう地球上の100%に近い男が死んでいた。
やがて世界は女性だけで構成されたUWという組織が牛耳るようになった。
医大生だった絵理沙は、MKウイルス撲滅を目指し、様々な哺乳類やウイルスを揃えた研究所に入社し、日々研究に勤しむようになった。
短いポニーテール先輩はさして成果のない研究に肩が凝り、使命感や情熱が希薄になりながらも、絵理沙の不調を気にかけ、休める時に休むよう声をかけていた。
しかし、単なる生理痛だと楽観視している絵理沙は、自分の時間まで研究に費やしていた。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+
自分が特効薬を開発するんだと熱意を持っている絵理沙の原動力は、いつか起きる怜人を助けたいがため。
そして、為すすべなくこの世を去った父の死を少しでも意味のあるものにするため、悲しみを力に変えていたのだ。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+
家族写真の横には、子供の頃に撮った彼との写真もちゃっかり飾っていて、絵理沙の想いはその頃から抱いていたものだった。
場所は慶門市。
人類にとって重要なこの街にいた絵理沙は、谷口のおばあちゃんから愚痴を聞かされていた。
MKウイルス発症者一人目かとも目されている谷口のじいちゃんの亡骸がいつまでも返ってこないばかりか、研究のためにいじくり回されているのが我慢ならず、話しを聞いてくれる絵理沙に怒りをぶちまけていた。
悲しみには共感するが絵理沙は穏やかに落ち着かせ、自分もコネを使って政府に問い合わせているからと伝えた。
そして電話を切った直後、怪しげな連中に声をかけられた。
それはUW日本支部の長官の一人だったが、絵理沙はどこかに連れていかれる心当たりなどなかった。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+
絵理沙が連れていかれたのはあの病院の地下にある、広大な研究施設だった。
そこに日本支部の長官たちが待ち受けており、鬼原を始め、ここの所長でありクロエに撃ち殺される運命の技術長官もいた。
物々しい雰囲気を放つおばさんたちに迎えられた絵理沙は、ただ説明される内容を理解し、流れに任せて何が明かされていくのかを静かに見守った。
その中でも俄かに信じがたいのは、MKウイルスの抵抗力を持った男性が発見されたという一大ニュース。
しかし絵理沙は一室で冬眠している怜人を始めとした5人の男を見せられると、信じないわけにはいかなくなった。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+
そこから怒涛の説明を受けた絵理沙は、衝撃の連続だった。
細胞硬化症罹患と言う共通点を持っている彼ら5人の病気は既に治癒しており、それがMKウイルスの抵抗力を持った鍵だと思われるが全容は掴めていない事。
彼らにはいずれ子作りに励んでもらうが、人口受精、自然治癒も必要であること。
そして、世界本部がウイルスをばら撒いた黒幕の可能性があるため、5人の存在を知られてはいけない事。
それらの説明が終わった後、技術長官はストレートに、浅からぬ関係にある怜人と子作りして欲しいと持ちかけた。

著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+